目次


マネジメント[上]——課題、責任、実践

ドラッカー名著集13


[目次] [著者紹介]


表紙




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まえがき——専制に代わるもの

謝辞


序 論 マネジメント──ブームから成果へ


第1章 マネジメントの登場


被用者社会の到来
マネジメントとはプロフェッショナルの仕事
企業社会から多元社会へ
マネジメントが企業中心になった原因


第2章 マネジメント・ブームの教訓


マネジメント・ブームの終わり
われわれが学んだこと
体系としてのマネジメント
技術官僚では不十分
マネジメントと社会
マネジメントの起源と現実
大規模組織の出現
第一次マネジメント・ブームの発生
一九二〇年代と三〇年代


第3章 マネジメントへの挑戦


新しい知識の必要性
連邦分権組織を超えて
人事からリーダーシップへ
新しいニーズ
企業家的なマネジメント
企業以外の組織のマネジメント
知識労働と知識労働者
グローバル企業のマネジメント
マネジメントと人間社会


第1部 マネジメントの役割

第4章 マネジメントの役割


目的とミッション
生産的な仕事と成果をあげる人
社会に与えるインパクトの処理と社会的な貢献
時間という要素
管理の仕事と企業家精神
マネジメントの役割

企業の成果


第5章 事業のマネジメント——シアーズ物語


第6章 企業とは何か


企業の目的
企業家的な二つの機能
販売からマーケティングへ
経済発展の担い手としてのイノベーション
管理的機能としての生産性
利益の機能


第7章 目的とミッション


われわれの事業は何か
異論の必要性
意見ではない
顧客は誰か
顧客にとっての価値は何か
われわれの事業は何かをいつ問うか
われわれの事業は何になるか
満たされていない欲求
われわれの事業は何であるべきか
体系的廃棄


第8章 目標——マークス&スペンサー物語


社会革命をミッションとする
マークス&スペンサーの教訓
すべての基盤
目標の使い方


第9章 目標の設定とその実行


マーケティングの目標
イノベーションの目標
経営資源の目標
生産性の目標
社会的責任の目標
条件としての利益
制約としての利益
目標間のトレードオフ
優先順位の決定
目標を実行に移す


第10章 企業家的スキルとしての戦略計画


戦略計画ならざるもの
戦略計画とは何か
昨日の廃棄
何をいつ行うか
仕事として具体化する

公的サービス機関の成果


第11章 多元社会の到来


企業内サービス部門
公的サービス機関はマネジメントされているか
公的サービス機関はマネジメントできるか
例外のもつ意味


第12章 的サービス機関の不振の原因


予算制度による間違った方向づけ
効率を上げるなかれ
収入源


第13章 例外的存在とその教訓


AT&Tの場合
アメリカの大学
リリエンソールとTVA
明治維新の教訓
その他の成功例
市場か社会主義的競争か
公共政策の限界


第14章 公的サービス機関の成功の条件


公的サービス機関の種類
自然独占での規制
公的サービス機関における社会主義的競争
行政機関での監査
公的サービス機関のマネジメント課題

仕事を生産的なものにし、人に成果をあげさせる


第15章 新しい現実


肉体労働者の危機
労働組合の危機
知識労働者のマネジメント
労働力の細分化
新たな期待


第16章 仕事と働くことと働く人たち


働くことの五つの側面
機械の設計と人の設計
苦しみか喜びか
絆としての仕事
経済的な側面
生計のための仕事と賃金のための仕事
権力に関わる側面
分配に関わる側面
支配的な側面はない


第17章 仕事を生産的なものにする——仕事の分析とプロセスへの統合


仕事の分析
プロセスとしての生産の原理
個別生産
リジッド大量生産とフレキシブル大量生産
プロセス生産
生産の原理の併用


第18章 仕事を生産的なものにする——管理手段とツール


定型と例外
定型のパターン
仕事のツール
ツールの役割
肉体労働を超えて


第19章 働く人と働くことのマネジメント


マズローの批判
アメとムチ
アメとムチに代わるもの


第20章 成功物語


禅と儒教
労働コストの柔軟性
日本の慣行
ツァイス方式の秘密
IBM物語
得られた教訓


第21章 仕事への責任


創造性への誤解
フィードバック情報
継続学習
働く者の参画
明確な権限
職務責任
職場コミュニティにおける責任
リーダーシップ発揮の機会


第22章 雇用と所得


雇用の保障と所得の安定
レーヌ・プラン
再就職斡旋


第23章 人こそ最大の資産


分権化の教訓
マネジメントへの要求
人を管理するための三つのアプローチ
人こそ最大の資産
適材適所

社会に与えるインパクトの処理と社会への貢献


第24章 マネジメントと社会


原因は何か
政府に対する幻滅
社会のリーダー的地位
三つのケース


第25章 社会に与えるインパクトの処理と社会への貢献


自らのインパクトへの責任
インパクトを予期する
テクノロジー・モニタリングの必要性
インパクトをいかに処理するか
規制すべき時
トレードオフの必要
機会としての社会の問題
社会の病い


第26章 社会的責任の限界


能力の限界
権限の限界
ノーというべき時


第27章 企業と政府の関係


いくつかのモデル
新しい現実
ガイドライン
グローバル企業と対政府関係


第28章 プロフェッショナルの倫理——知りながら害をなすな


リーダー的地位にあるグループの一員としての責任
知りながら害をなすな


上巻への訳者あとがき

索引



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著者

P.F.ドラッカー(Peter F. Drucker、1909-2005)
20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。東西冷戦の終結や知識社会の到来をいち早く知らせるとともに、「分権化」「自己目標管理」「民営化」「ベンチマーキング」「コアコンピタンス」など、マネジメントの主な概念と手法を生み発展させたマネジメントの父。
著書に、『「経済人」の終わり』『企業とは何か』『現代の経営』『創造する経営者』『経営者の条件』『断絶の時代』『非営利組織の経営』『ポスト資本主義社会』『明日を支配するもの』『ネクスト・ソサエティ』ほか多数ある。

訳者

上田惇生(うえだ・あつお)
ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連会長秘書、国際経済部次長、広報部長、(財)経済広報センター常務理事、ものつくり大学教授を経て、現職。
ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳。『〔はじめて読むドラッカー・自己実現編〕プロフェッショナルの条件』ほかを編集。著書に『ドラッカー入門』がある。ドラッカー自身から最も親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会(http://drucker-ws.org)代表。


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