目次


世界を変えるビジネス

戦略的な社会貢献活動を実践する20人の偉大な経営者たち


[目次] [著者紹介]


表紙




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日本語版に寄せて マーク・ベニオフ
少しの使命感、情熱、創造性があれば、世界をよりよい場所に変えられる

序言

CECP(企業の社会貢献活動推進委員会)エグゼクティブディレクター
チャールズ・H・ムーア
社会への還元は、企業と社会の両方の利益になる
それはもはや会社ロゴの話ではない
社会貢献活動が利益を減少させるのなら、なぜ企業はそれを行うのだろう
企業の社会貢献活動におけるCEOの役割とは
新たな段階に移る企業の社会貢献活動
世界を変えるビジネス、今、行動のとき

はじめに マーク・ベニオフ

社会奉仕の重要性を企業文化に染み込ませる
企業の社会貢献活動にかかわる財団は毎年、その活動に米国だけで三〇〇億ドルを注ぎ込んでいる

謝辞


第1章 家族の伝統


[ハズブロ(米国最大手玩具メーカー)]
玩具の倫理的な製造の世界標準を策定

なぜ慈善事業を行うのか?
ハズブロ会長●アラン・G・ハッセンフェルド
おかしくなった世の中の変えるのは女性
企業の社会貢献活動について、私が嫌悪していること


第2章 創業者の遺志の継承


[UPS(国際貨物航空会社)]
四半期ではなく四半世紀で経営を考える

ジム・ケーシーの思い出
UPS会長兼CEO●マイク・エスキュー
私たちは神を信じ、それ以外のあらゆることを測定する
小切手のインクよりも、指の爪の下に残ったわずかな土の方が力がある
多様性は会社を豊かにする


第3章 どうやってブーツを作りつつ世界を救うのか


[ティンバーランド(カジュアルウェアブランド)]
非営利団体「シティーイヤー」の創設を支援

強みを分かち合う
ティンバーランド社長兼CEO●ジェフリー・シュワルツ
奉仕は事業の一部


第4章 ダイレクトアプローチ


[デル(コンピュータメーカー)]
デルの魂

責任ある行動からの見返り
デル創業者兼会長●マイケル・S・デル
デル社長兼CEO●ケビン・B・ローリンズ
米国社員の五〇%以上、管理職の三分の一以上が女性とマイノリティ


第5章 最も重要な資産の管理


[シチズンズ・ファイナンシャルグループ(銀行)]
与えれば与えるほど、得るものは大きい

「クレド(信条)」に沿って生きる
シチズンズ・ファイナンシャルグループ
会長兼CEO兼社長●ラリー・フィッシュ
シチズンズ銀行のクレド(信条)


第6章 業績に左右されない社会貢献


[リーバイ・ストラウス&カンパニー(ジーンズ・メーカー)]

理念を通した利益
リーバイ・ストラウス&カンパニーCEO●フィル・マリノー
当社には四つの中核的な価値がある。それはおもいやり、独創性、誠実さ、勇気である
従業員による従業員のための財団、レッドダブ財団


第7章 技能の伝承


[マイケル・ミルケン(投資家)]
医療を変えた男

人的資本への投資
投資家、慈善家、ミルケン・インスティチュート理事長●マイケル・ミルケン
真剣に取り組むべき教育と医療への投資
効果的な慈善団体を構築するための五つの鍵


第8章 成功の要素


[セーフウェイ(スーパーマーケットチェーン)]

違いをもたらす—暮らしの成分
セーフウェイ社長兼CEO●スティーブ・バード
地域への貢献が、アイデンティティを確立する


第9章 健全な選択


[グラクソ・スミスクライン(製薬会社)]

商取引の枠を越えて
グラクソ・スミスクラインCEO●ジャン・ピエール・ガーニエ
責任ある行動を取るということ


第10章 未来を予測し変化を起こす


[インテル(半導体メーカー)]
優先順位は、一に教育、二に教育、三に教育

未来に向けた教育
インテル会長●クレイグ・バレット
若者はみな、数学・科学・工学の素養を身につけなければならない


第11章 ひとへの奉仕を最優先に


[スターバックス(コーヒーストア・チェーン)]
素晴らしい「経験」を提供できる場

指針に導かれて
スターバックス社長兼CEO●ジム・ドナルド
スターバックスの六つの行動指針


第12章 会社と社会をつなぐ


[シスコシステムズ(ネットワーク機器メーカー)]

社会にネットワークをつくる
シスコシステムズ名誉会長●ジョン・モーグリッジ
ジョン・モーグリッジの社会貢献活動を成功させるための七つの戦略


第13章 地域社会に構築するホスピタリティ


[カールソン・カンパニーズ(旅行関連サービス)]

創設の父たち
カールソン・カンパニーズ会長兼CEO●マリリン・カールソン・ネルソン
会社の評判は業績にとって、お金と同じように重要だと信じている


第14章 日本で企業の社会的責任をリードする


[日本電気(NEC)]

地域社会に力づけられて
NEC副会長 故・金杉明信
社会の課題解決に積極的に貢献することで、自分自身の職業人生がより実りの多いものになった


第15章 変革のためのフォーラムの創造


[世界経済フォーラム]

持続可能な資本主義
世界経済フォーラムおよび社会起業のためのシュワブ財団創設者●クラウス・シュワブ
持続可能な資本主義の鍵となるのは、利益を最大化するのではなく、妥当な利益を得ることである
「トップダウンはうまくいかないが、ボトムアップでは不十分だ」という言葉がある


第16章 日々の慈善活動


[ワーキングアセッツ(クレジットカード、通信事業)]

良心ある消費者運動
ワーキングアセッツ共同創業者・会長兼CEO●ローラ・シャー
請求書自体が社会活動のためのニュースレターになっている


第17章 社会貢献活動の革命


[レボリューション(ベンチャー持ち株会社)]

事業と慈善活動のハイブリッド型アプローチ
AOL共同創業者、レボリューション会長兼CEO、ケース財団理事長●スティーブ・ケース
活動を統合する三つの柱


第18章 世界の証人


[ピーター・ガブリエル(ミュージシャン)]
世界中の人権侵害の犠牲者と会う中で、ピーターはウィットネス設立のヒントを得た

世界の声
ミュージシャン、起業家、人権活動家●ピーター・ガブリエル
映像の助けが必要な状況は無数に存在する


注記



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著者

マーク・ベニオフ(Marc Benioff)
セールスフォース・ドットコム社会長兼CEO。1986年、南カリフォルニア大学経営学部卒業。オラクルのセールス部門、マーケティング部門、製品開発部門において役員として活躍した後、従来の企業向けソフトウェア技術に取って代わる、インターネットを通して活用するCRMソリューションを構築するというビジョンを持ち、1999年3月にセールスフォース・ドットコム社を設立。同社はシスコシステムズ、メリルリンチ、ノキア、スプリント、アップルなどの顧客を抱える、オンライン型ビジネスサービス業界の世界的なリーダーである。日本では、日本郵政グループ、 みずほフィナンシャルグループ、株式会社損害保険ジャパン、日立グループ、小田急電鉄株式会社、株式会社リロケーション・ジャパンを含む、あらゆる規模・業種の企業に利用されている。
『コンピュータ・ビジネスレビュー』誌の「最も影響力のある人物10人」、『ビジネス2.0』誌の「重要人物50人」、『セリングパワー』誌の「今年の国際的CEO」、『フォーチュン』誌の「注目すべき起業家トップ10人」、『ビジネスウィーク』誌の「Eビジネスを立て直した人物25人」に選出されている。また、世界経済フォーラムのメンバーからは、社会問題の解決に取り組む企業、政府、芸術分野の「Young Global Leaders」の1人に選ばれている。2000年7月には、数百万ドルの資金を有する国際的な非営利団体、セールスフォース・ドットコムファンデーションを設立し、さらには製品の1%、株式の1%、就業時間の1%を地域社会に還元する、「1%モデル」を考案した。著書には、統合型モデルの成功事例を綴った、企業の社会貢献活動に関する初めてのガイドブック、『Compassionate Capitalism(思いやりのある資本主義)』がある。


カーリー・アドラー(Carine Adler)
『フォーチュン』、『FSB』、『タイム』アジア版、『ビジネスウィーク』などの雑誌に多く寄稿するフリーのジャーナリストで、数々の賞に輝いている。


訳者

齊藤英孝(さいとう・ひでたか)
会議通訳者、翻訳家。エリクソン、フォードファイナンシャル、シエーリングなどのグローバル企業で専属通訳を務めた後、独立。現在は政治、経済、医療、情報通信など、さまざまな分野で会議通訳者として活躍する。また、ビジネス書の翻訳にも携わり、主な訳書に『CRM実践顧客戦略』『勝てる意思決定の技術』(以上、ダイヤモンド社)がある。


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