目次


続 いい家は無垢の木と漆喰で建てる


[目次] [著者紹介]


表紙




 ↑ページトップへ


はじめに


第1章 無垢の木と集成材の強さを調べる


実験で無垢のヒノキは集成材より強いことがわかった
信じがたい公の強度試験データ
いろいろな木の強度を調べる
死に節は中で生きている
ヒノキの節のありなしでの強度の違い
白太と赤身、耳付きとピン角の柱の強度試験
芯持ちのヒノキの強さ
さらにホワイトウッドの集成材の強度を調べる
ホワイトウッドとレッドウッドの強度比較
無垢の松と集成材の曲げ強度比較
集成材は構造計算に向いているのか
驚くほど曲がりに強い無垢の杉
無垢の杉は1年後さらに強くなっていた
ホワイトウッドの集成材より杉の集成材を
杉の集成材の曲げ強度を調べる
杉の集成材より無垢の杉を
ヒノキの集成材に意味があるのか
結局、集成材より無垢の木
防腐剤・防蟻剤を使わない大きな意味
洋風の大壁住宅こそヒノキの柱
木造で金物プレートとボルトの継手は強いか
木の引っ張り力と引き裂かれる強度の違いを調べる
木の強さとヤング係数


第2章 断熱材と断熱工法

1 断熱材

断熱材に対する思い込みと事実
なんと繊維状の断熱材は結露やカビの発生はなかった
壁の中の断熱材の黒カビは何が原因か
発泡スチロールと一酸化炭素中毒
発泡ポリスチレンフォームの燃焼と猛毒一酸化炭素の発生量
断熱材は何が一番よいのかという質問
結露に似せた霧吹きかけ実験
空気の移動を止める繊維状の断熱材
電子顕微鏡で呼吸する断熱材としない断熱材を調べる
燃えやすいもの、燃えにくいもの、燃えない断熱材
発泡ポリスチレンフォームと木を燃やして比較する
羊毛はバランスのとれた優れた断熱材
調湿性のあるセルロースファイバー
炭化コルク
新発想、杉の樹皮断熱材
漆喰は優れた不燃断熱材
断熱材の調湿・可不燃性分類法

2 断熱工法

外断熱・内断熱・壁中充填断熱工法
家の気密性と通気性
壁の中の通気のない建築工法は結露しやすい
外断熱工法を考える
セルロースファイバー工法
断熱材の防湿シートは意味がないのでは
燃えやすい発泡ポリスチレンフォームを使うとすれば
究極の4層断熱の家
構造体と住み心地のよさとの関係


第3章 24時間換気扇の矛盾点

1 シックハウスと24時間換気扇取りつけの大きな問題点

ある医師一家に起こった悲劇
廃材で造るエコ住宅の本質
気密性が高くなる家だからこそ自然素材を
不可解なシックハウス法
24時間換気扇取りつけの大きな問題点

2 安心な材料

本物の畳と偽物の畳
本物の畳の作られ方
燃えても有毒ガスを出さない家


第4章 漆喰の不思議な力


空気がきれいで深呼吸したくなる家
まったく燃えない不燃材、その意味するもの
漆喰の調湿作用と空気浄化能力を考える
漆喰は驚くほど汚れない
漆喰はまったく汚れないわけではない
漆喰壁の簡単な補修
漆喰と珪藻土との違い


第5章 地質調査、耐震・免震、木の乾燥

1 地質調査と杭、地盤改良

地盤調査・SS式とボーリング調査
地盤の強さ・地質と地耐力
柱状地盤改良と表層地盤改良
鋼管杭
割ぐり石を使う地業と粉砕石地業

2 耐震・制震・免震について

耐震・制震・免震の違い
免震住宅を検証する
摩擦と滑りを使った免震工法

3 木の乾燥について

乾燥しすぎは問題
九州の杉・ヒノキの産地を訪ねて
木は伸縮が命
乾燥のいろいろ
柱や梁はヒビが入って強くなる
組んで乾かす
自然乾燥材と化学物質過敏症


おわりに



 ↑ページトップへ



著者

神崎隆洋(かんざき たかひろ)
一級建築士・神崎(かんざき)建設(株) 代表取締役
1943年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。1980年、神崎(かんざき)建設(株)(一級建築士事務所)を設立。2002年、著書『いい家は無垢の木と漆喰で建てる』刊(ダイヤモンド社)。現在もヒノキ、青森ヒバ、杉、サクラ、タモなどの無垢の木と漆喰にこだわった家づくりは建主からも喜ばれている。

■神崎(かんざき)建設(株)
東京都杉並区今川3-20-5 電話03-3397-1150(代)
http://www.hinox.net


お問い合わせは、webmaster までお願いいたします。
1996 - 2003 DIAMOND, INC. All Rights Reserved.