目次


ドラッカー 時代を超える言葉

洞察力を鍛える160の英知


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに——なぜドラッカーは注目を集め続けるのか

ドラッカーの問題意識——経済至上主義の終わり
二人のドラッカー——組織社会の到来を受けて
ドラッカーの方法論——社会生態学者として


1 成果をあげる

〈1〉 成長のための機会を逃さない──自己実現のために

1 何によって憶えられたいか
2 自らの成長に責任を持つ
3 自らに高い要求を
4 予期せぬ成功こそ成長の糧
5 機会は無数にある
6 自らの実存にかかわる問題

〈2〉 知識で現実を動かす

7 現実を動かすための知識とは
8 知識はあらゆる境界を超える
9 知識を基盤に行動する
10 広く伝えてこその専門知識
11 知識の意味が変化した
12 知識に伴う新たな「責任」
13 「情報力」は何を意味するか

〈3〉 組織との付き合い方が成果を左右する

14 組織を通じて成果をあげる
15 上司に成果をあげさせよ
16 組織とはいかなる人間集団か
17 なぜ現代の組織はフラットなのか
18 「組織から何を得るか」を問う
19 組織と個人の欲求を合致させる方法は
20 個の強みを全体の強みとせよ
21 会社だけが人生ではない


2 強みを引き出す

〈1〉 所を得る──自らの強みを知っているか

22 成果をあげる人の共通点とは
23 自らの所を知り、機会をつかむ
24 自らの強みを本当に知っているか
25 ベストを尽くせる環境を知る
26 仕事に飽きたときには
27 なぜ知識労働者の活躍期間は長いのか
28 自らの強みを知るための便利な法
29 得意な仕事の仕方を向上させる

〈2〉 「貢献」が能力を伸ばす

30 「成果をあげる能力」は習得できる
31 新しいポストで成功するには
32 成果をあげる人とあげない人の差は
33 優先順位を決めるための四つの原則
34 貢献を考えることが基本

〈3〉 自らを動機づけ、生産性を高める

35 無難なだけでは役に立たない
36 行うべき仕事に集中する
37 生産性向上のための四つの秘訣
38 何が目的か、なぜ行うかを自問せよ
39 自己啓発こそが人格形成につながる
40 最高水準の仕事に焦点を

〈4〉 限られているからこその時間術

41 自らの時間を知る
42 時間の使い方は改善できる
43 何が時間を無駄にするのか
44 こま切れの時間では意味がない


3 組織を動かす

〈1〉 何のためにマネジメントはあるのか

45 マネジメントが担うものとは
46 果たすべき「三つの役割」を知る
47 人への敬意なくしては
48 マネジメントは数式では果たせない
49 唯一絶対の答えはない

〈2〉 ミッションと顧客がすべて

50 組織の存在理由を明らかにする
51 完璧な組織は存在するか
52 ミッションはなぜ必要か
53 「最も重要な五つの質問」とは
54 事業を決めるのはあなたではない
55 理想のマーケティングとは
56 正しい答えのありかを知っているか
57 顧客が誰かを知るために
58 重要な情報を握っているのは

〈3〉 マネジメントの勘所をはずさない

59 マネジメントに必要な資質は一つ
60 多様な価値観をいかに活かすか
61 不況期こそ好機
62 コスト削減は全体を見ながら
63 報告と手続きは道具にすぎない

〈4〉 イノベーションの心得

64 イノベーションの三つの心得
65 三つのタブーを注意深く避ける
66 イノベーションはシンプルに
67 トップ自らが推進役となれ
68 新しいことにかかる手間は
69 四つのリスクを明らかにする
70 リスクを冒せなくなることこそ最大のリスク

〈5〉 イノベーションの機会をいかに捉えるか

71 左脳と右脳の双方を使え
72 計画的に捨てることこそ第一歩
73 自らを陳腐化させる
74 未来を知る二つの方法
75 予期せぬ成功を見逃さない
76 予期せぬ顧客が現れたとき
77 距離を消滅させたeコマース
78 人口構造の変化を利用せよ
79 人々の認識の変化を捉える
80 イノベーションの機会はそよ風

〈6〉 公益をもって自らの利益となす

81 企業倫理の原点を知る
82 公益をもって自らの利益とせよ
83 組織の消滅を社会が許すのはなぜか
84 社会的責任、二つの領域
85 利益は目的ではなく条件
86 株主の利益のみを最大化すべきか
87 プロフィットセンターは存在するか


4 人を動かす

〈1〉 企業家精神を発揮せよ

88 なぜ企業家精神が必要とされるのか
89 変化を当然のこととせよ
90 経営者のための「八つの習慣」
91 自ら変化をつくり出すための五つの方法
92 エントロピーの法則を破る
93 問題から糧食を絶て
94 不況期にこそ生産性を上げる

〈2〉 真のリーダーシップとは

95 リーダーシップとは仕事である
96 ボトルネックはトップに
97 リーダーが持つべき唯一の資質とは
98 トップマネジメントはチームで
99 トップの隔離孤絶を改善せよ
100 なぜ後継者の育成が重要なのか
101 リーダーにカリスマ性は不要
102 受け手の期待を知る
103 コミュニケーションは手段ではない

〈3〉 なぜ意思決定で誤るのか

104 根本を理解せずには解決できない
105 正しい答えではなく、正しい問いを
106 意見の不一致をつくりあげる利点
107 複数の解決案を作成せよ
108 絶対に妥協からスタートしない
109 最後に必要なのは勇気
110 行動によるフォローなくしては

〈4〉 戦略はいかにして立てるべきか

111 事業の定義は必ず陳腐化する
112 本当に重要な数字とは何か
113 事業上の「五つの大罪」
114 企業買収の「五つの原則」
115 成長は目標にあらず
116 成長を災厄にしないために
117 マネジメントにとっての最大の責任は
118 組織は戦略に従う
119 最適な規模を知る
120 強みでないことはいっそ他社に

〈5〉 人を育てるための人事を実現する

121 あるべき組織の文化とは
122 「人が宝」をお題目ですませない
123 人を育てることこそ
124 不要な階層を減らす
125 外部からの血はなぜ必要なのか
126 将来を左右する人材の配置
127 最高の人材は最高の機会に
128 今求められているのは強みを生かす人事
129 人事はトップの価値観を映す


5 変化を捉える

〈1〉 いかに変化を知覚するか──ポストモダンの作法

130 部分ではなく全体を見る時代へ
131 あらゆる体系の中核は因果から形態へ
132 なぜ知覚的な認識が必要なのか
133 技術のダイナミクスを理解せよ
134 二一世紀のための社会生態学
135 すでに起こった未来とは

〈2〉 時代の変化を捉えるために

136 自ら未来をつくる
137 この大転換期はいつまで続くのか
138 高齢化からはもはや逃れられない
139 なぜセーフティネットの整備が重要なのか

〈3〉 誰が明日を担うのか

140 誰が明日をつくるのか
141 旅を始める日ではない
142 組織とマネジメントの時代を生きる
143 ビジョンが新たな歴史をつくる
144 公私の利益のバランス

〈4〉 経済と教育のあるべき姿を探る

145 景気はコントロールできない
146 経済はあくまでも手段
147 社会における位置と役割の重要性
148 知識社会における「教育ある者」とは
149 学校へ戻るという選択肢を
150 経験を積んでからの学び
151 テクノロジストのための教育を

〈5〉 公的機関の役割の変化

152 政府の病は重い
153 政府こそ成果をあげるべき
154 ばらまきはもはやこれまで
155 公的機関の三つの障害
156 予算型組織からの脱却を

〈6〉 日本の進む道とは

157 日本独自の新たな解を
158 モデルたりうるか、日本
159 日本発展の根底には知覚の能力
160 機会不平等にも通じる経済至上主義


あとがき

ドラッカー 名著解題

索引



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著者

上田 惇生(うえだ・あつお)
ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。
1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶応義塾大学経済学部卒。経団連会長秘書、国際経済部次長、広報部長、(財)経済広報センター常務理事、ものつくり大学教授を経て、現職。
現代社会についての最高の哲人、マネジメントの発明者とされるピーター・F・ドラッカー教授の主要著作のすべてを翻訳。「はじめて読むドラッカー・シリーズ」四部作、「ドラッカー名言集」四部作を編集。
著書に『ドラッカー入門——万人のための帝王学を求めて』がある。ドラッカー自身からもっとも親しい友人、日本での分身とされてきた。
2003年4月より経済誌『週刊ダイヤモンド』にて「経営学の巨人の名言・至言——3分間ドラッカー」を長期連載中。ドラッカー学会(http://drucker-ws.org)代表。


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