目次


ハンニバルに学ぶ戦略思考

「戦略の父」が教える11の原則


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに

戦略の本質とビジネス
軍事戦略に学ぶ意味
なぜ今、戦略力が必要なのか
戦略の父ハンニバル
戦略とリーダー


第1章 ハンニバルに学ぶ戦略力の原則


1 戦略を発明したハンニバル
 ハンニバルの姿
 ハンニバルに学ぶ意味
2 戦略力の11原則
 すべては想定できる
 戦略力の2つの主原則
 戦略力の5つの軸原則
 戦略力の4つの補完原則
3 決断の技術
 リーダーと決断
 状況判断は自分に有利なように考えがちである
 状況判断とは、我と敵との選択肢をシミュレーションすること
 「我の行動方針」と「敵の可能行動」の4つのパターン
 瞬間的に決断する
4 マップ・マニューバーの効用とは何か
 戦略と決断のイメージトレーニング
 欧米では常識のトレーニング


第2章 ハンニバル戦略力の実践


1 第2次ポエニ戦争(ハンニバル戦争)までの歴史
 史上初の世界大戦
 最強軍事国家ローマの時代
 将軍ハンニバルの誕生
2 ハンニバルの戦略目的
 父との誓い
 打倒ローマの願い
 目的の確立
 ローマ軍とカルタゴ軍の基本情報
 ハンニバルが決断した全般戦略構想


第3章 第1段作戦 アルプス越え


1 イタリアへの機動作戦の決断
 ハンニバルの目的
 戦場の特質
 ハンニバル軍(我)の行動方針
 ローマ軍(敵)の可能行動
 ハンニバル軍の各行動方針の分析・比較
 最良の行動方針の選定
2 イタリアへの機動作戦の結果
 サグントの攻囲戦とハンニバル戦争の開始
 進軍開始からピレネー山脈越え
 ローヌ川の渡河とローマの対応
 吹雪のアルプス越え
 北イタリアでの戦闘態勢の準備
3 戦略力の原則-目的、奇襲、機動の視点からの分析
 目的の原則の視点からの分析
 奇襲の原則の視点からの分析
 機動の原則の視点からの分析


第4章 第2段作戦 北イタリア・トレビア川の戦い


1 トレビア川の戦いまでの経緯
2 トレビア川でのローマ軍撃破のための決断
 ハンニバルの目的
 戦場の特質
 ハンニバル軍(我)の行動方針
 ローマ軍(敵)の可能行動
 ハンニバルの各行動方針の分析・比較
 最良の行動方針の選定
3 トレビア川の戦いの結果
 準備展開
 戦闘経過
4 戦略力の原則-主動、奇襲の視点からの分析
 主動の原則の視点からの分析
 奇襲の原則の視点からの分析


第5章 第3段作戦 中イタリア・トラジメーノ湖の戦い


1 トラジメーノ湖の戦いまでの経緯
2 トラジメーノ湖でのローマ軍撃破の決断
 ハンニバルの目的
 戦場の特質
 ハンニバル軍(我)の行動方針
 ローマ軍(敵)の可能行動
 ハンニバルの各行動方針の分析・比較
 最良の行動方針の選定
3 トラジメーノ湖の戦いの結果
 準備展開
 戦闘経過
4 戦略力の原則-柔軟、奇襲の視点からの分析
 柔軟の原則の意義
 奇襲の原則の意義


第6章 第4段作戦 南イタリア・カンネーの戦い


1 カンネーの戦いまでの経緯
 ローマ軍の「持久戦略」から「積極戦略」への転換
 我に有利な戦場の選定
2 カンネーでのローマ軍撃破の決断
 ハンニバルの目的
 戦場の特質
 ハンニバル軍(我)の行動方針
 ローマ軍(敵)の可能行動
 ハンニバルの各行動方針の分析・比較
 最良の行動方針の選定
3 カンネーの戦いの結果
 前哨戦
 包囲殲滅の決断
 攻撃開始
 包囲態勢の展開
 包囲態勢の完成後
4 戦略力の原則-11の視点からの分析


第7章 カンネーの戦い以降 カルタゴの終焉


1 ローマ軍の模倣戦略
2 挙国不一致のカルタゴ
3 挙国総力戦へ進化したローマ
4 カルタゴの終焉


第8章 ハンニバルと現代のリーダー


1 リーダーと演説
 アルプス越え-使命感の確立
 北イタリア決戦-死地への覚悟
 カンネーの戦い?ウイットあるユーモア
2 ハンニバルのエピソード
 ハンニバルと部下
 ハンニバルと敵
 ハンニバルと大スキピオ
 ハンニバルとアルキメデス
3 ハンニバルとチュニジア
4 ハンニバルと21世紀戦略リーダー
 ソフト・パワー
 ハード・パワー
 スマート・パワー


おわりに


主要参考文献



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著者紹介

奥出阜義(おくで・あつよし)
1944年生まれ。日本の陸上自衛官、防衛大学校教授などを歴任した、日本の戦略教育の第一人者。特に古代カルタゴの将軍ハンニバルの戦略研究のスペシャリスト。1964年防衛大学校に入学。卒業後、陸上自衛隊に入隊し、航空操縦士となる。飛行隊長として、雪山遭難者など数々の人命救助を成功させる。陸上自衛隊航空学校教官、陸上自衛隊幹部学校教官を歴任。1998年から2000年まで防衛大学校教授を務め、防衛大学校生や防衛庁(現・防衛省)幹部に対して戦略・戦術の理論や実践の教育訓練にあたる。マップ・マヌーバー(図上戦略演習)を用いた戦略演習法を国内では先駆的に開発し、その普及に努める。現在は弁護士法人フェニックス伊藤博戦略研究室主席研究員。エー・アイ・エス危機管理研究室主席研究員。NPO法人国際戦略シナジー学会専務理事。首都大学東京オープンユニバーシティ講師。早稲田大学大学院ゲストスピーカー。


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