目次


世界一コンパクトな民法入門


[目次] [著者紹介]


表紙




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第1章 ビジネスと民法

Section1 民法の目的と構造
 民法は「権利者保護」と「取引の安全」の連立方程式

Section2 ビジネスと民法
 ビジネスと民法との関わり

Section3 民法と商法の関係
 ビジネスにおける民法と商法の使い分け

Section4 ビジネスにおける法律用語
 よく使われる用語の解説


第2章 民法取引に共通のルール


Section1 胎児との取引の可否
 胎児名義でマンション購入できる?

Section2 認知症の老人との取引の可否
 認知症の老人との土地売買契約は無効?

Section3 未成年者との取引
 未成年者に携帯電話を販売できるか?

Section4 権利能力なき社団との取引
 解散した大学のテニスサークルの元代表者に納品用具の代金請求はできるか?

Section5 期間の計算方法
 10日以内の納品約束で、11日目の納品は納品期間内か?

Section6 一般消滅時効
 1回も請求したことがない融資の回収はできるか?

Section7 短期消滅時効
 2年前のパーティー代金を回収できるか?

Section8 法定利率
 利息を取り決めずに借りた事業資金の利息6%を請求されたが


第3章 不動産・動産に関するルール


Section1 不動産登記の意義
 不動産の2度売りの場合の所有者は?

Section2 賃料の滞納と信頼関係の破壊
 賃料滞納による契約解除は?

Section3 原状回復の範囲
 賃貸オフィスの引っ越しに伴う内装費用の負担は?

Section4 境界線付近の建築(1)
 建物を建築する場合の隣地との距離は?

Section5 境界線付近の建築(2)
 境界線から50cm離れていれば建物を建築できる?

Section6 手付
 不動産購入の際の手付と契約解除について

Section7 即時取得
 仕入れた物が他人の物だった場合は返還しなくてはならない?


第4章 営業上のトラブルとその処理


Section1 錯誤
 仕入れた品が偽物だった場合契約は無効?

Section2 詐欺
 性能の虚偽表示品を購入した場合の契約は無効か?

Section3 特定物債権
 欠陥のある中古品を購入した場合の代物請求は有効?

Section4 債務不履行(1)(債務不履行の基礎)
 発注システムが納期までに完成せず損害が発生した場合は?

Section5 債務不履行(2)(相当因果関係)
 納期が遅れた場合の責任の範囲は?

Section6 金銭債務の特則
 代金遅払いで損害があった場合は?

Section7 履行補助者の故意・過失
 下請けの手抜き仕事で損害賠償を請求された場合は?

Section8 受領遅滞
 お客の都合で注文品の受取りを拒否されたら?

Section9 同時履行の抗弁権
 商品を引き渡さない契約相手に代金支払いを拒否できる?

Section10 危険負担
 商品引渡し前に地震で商品が破壊された場合は?

Section11 担保責任
 耐震偽装ビルをその事実を知らなかった売主から購入した場合は?

Section12 一般不法行為(1)(不法行為の基礎)
 盗難の4年後に犯人が逮捕、犯人に損害賠償請求できるか?

Section13 一般不法行為(2)(名誉回復措置)
 商品へのメディアのデタラメ報道に対する措置は?

Section14 特殊の不法行為(使用者責任)
 営業中の社員の交通事故で被害者から会社に損害賠償請求されたら?


第5章 債権の強化


Section1 担保
 金の貸し倒れにならないためには?

Section2 物的担保
 金を貸す場合の担保は?

Section3 人的担保
 金を貸す場合の人的保証とは?


第6章 債権の回収


Section1 債権回収の概要
 融資先から返済期間を過ぎても返済がない場合は?

Section2 債務者の協力を得て行う債権の回収
 融資先が返済期間が過ぎても返済しないが、債権回収には協力的な場合は?

Section3 強制的な債権回収(1)(担保の実行)
 担保をとった融資が返済されず、債権回収に非協力的な場合は?

Section4 強制的な債権回収(2)(法定担保物権(1) 先取特権)
 売却した商品の代金が支払われない場合は?

Section5 強制的な債権回収(3)(法定担保物権(2) 留置権)
 機械の修理代金が支払われない場合は?

Section6 強制的な債権回収(4)(相殺)
 売掛金債務がある会社に融資したが、返済がない場合は?

Section7 強制的な債権回収(5)(債務名義に基づく強制執行)
 担保なしで融資したが返済がなく、債権回収に非協力的な場合は?

Section8 責任財産の保全(1)(詐害行為取消権)
 融資したが返済がなく、融資先が土地を他の債権者に弁済してしまった場合は?

Section9 責任財産の保全(2)(債権者代位権)
 融資したが返済がなく、融資先の土地(未登記)の登記を移転できるか?


第7章 ビジネスと家族法


Section1 夫婦の財産関係
 夫に貸したギャンブルの資金を妻に返済請求できるか?

Section2 相続の原則
 融資した人が死亡したので、その息子から貸金回収ができるか?


第8章 B2Cビジネスと消費者契約法


Section1 契約締結過程の規律(1)(誤認型(1)不実告知)
 知らずに販売した虚偽の築年数の中古住宅の販売契約の取消を求められたが

Section2 契約締結過程の規律(2)(誤認型(2)断定的判断の提供)
 客にすすめた株が下がり、株売買の契約の取消を求められたが

Section3 契約締結過程の規律(3)(誤認型(3)不利益事実の不告知)
 眺望が遮られる建物があることを知って、眺望を売りにしてマンションを売却、契約の取消を求められたが

Section4 契約締結過程の規律(4)(困惑型(1)不退去)
 訪問販売で居座ってとった契約の取消を求められたが

Section5 契約締結過程の規律(5)(困惑型(2)監禁)
 営業店を訪れた客を引き留めてとった契約の取消を求められたが

Section6 取消権の時効消滅
 不実告知の契約の1年後に契約の取消を求められたが

Section7 不当条項規制(1)(損害賠償責任全部免除条項)
 スイミングスクール内の事故の損害賠償責任は負わないという入会契約書は有効か?

Section8 不当条項規制(2)(故意・重過失による損害賠償責任一部免除条項)
 乗馬クラブ内の事故の損害賠償責任は10万円を限度にするという入会契約書は有効か?

Section9 不当条項規制(3)(瑕疵担保責任制限条項)
 中古車に瑕疵があっても損害賠償・交換・修理などを行わないという売買契約書は有効か?

Section10 不当条項規制(4)(解除に伴う賠償額予定・違約金条項)
 ホテルのキャンセル料を高額にした宿泊契約書は有効か?

Section11 不当条項規制(5)(金銭債務の不履行に伴う賠償額予定・違約金条項)
 リース料遅延損害金を高めに設定した契約書は有効か?



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著者紹介

尾崎哲夫(おざき・てつお)
1953年大阪生まれ。76年早稲田大学法学部卒業。2000年早稲田大学大学院アジア太平洋研究科国際関係専攻修了。松下電送機器(株)勤務、関西外国語大学短期大学部教授他を経て、現在 近畿大学教授。
主な著書に、『ビジネスマンの基礎英語』(日経文庫)、『海外個人旅行のススメ』『海外個人旅行のヒケツ』(朝日新聞社)、『大人のための英語勉強法』『TOEICテストを攻略する本』(PHP文庫)、『私の英単語帳を公開します!』『私の英熟語帳を公開します!』(幻冬舎)、『法律用語がわかる辞典』『法律英語用語辞典』『法律英語入門』『アメリカの法律と歴史』『アメリカ市民の法律入門(翻訳)』『はじめての民法総則』『はじめての会社法』『はじめての知的財産法』(自由国民社)、『世界一コンパクトでわかりやすい入門アメリカビジネス法』『連立方程式で読む民事訴訟法・刑事訴訟法』『世界一わかりやすい国際法入門』『ビジネスマンの知的財産入門』(ダイヤモンド社)他多数。

尾崎哲夫ウェブサイト http://www.ozaki.to/index.htm


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