目次


メジャーリーグとだだちゃ豆で読み解く金融市場


[目次] [著者紹介]


表紙




 ↑ページトップへ


はじめに

第1章 マーケットの生態学

  1日10兆円! 世界一巨額の小切手を切る男
  だだちゃ豆の生産農家とマネーブローカー
  3匹の熊と“世界最優秀中央銀行家”福井日銀総裁
  インフレターゲットに反対する江戸時代の「水戸黄門」
  投資銀行員の年収浮沈と日本流リストラの限界
  野球話に花が咲くウォール街の厄介な人付き合い
  米金融機関はゴルフ上手 本邦金融機関はパット下手?
  作曲の経済学! 財産王ロッシーニと債務超過のモーツァルト

第2章 国際金融センターの興亡

  ロシア語がウォール街で飛び交う金融市場のグローバリゼーション
  驚愕のペンタゴン「テロ先物市場」はテロ防止に有効か
  「ミクロキッズ」と化した東京短期金融市場の窮状
  金融市場で棲み分けが進む人間とコンピュータ
  フランクフルトの二の舞を防げるか? アジア金融センター間の競争
  決済システム改革で激突するドルとユーロ

第3章 日出ル国の経済事情

  国民の不信感が蘇らせた現実味なき預金封鎖の亡霊
  デフレ継続を望む日本国民? 日米インフレ率比較で見えてくる歪み
  基軸通貨ドル札に肉薄する日銀券膨張の不気味
  「野口英世」新日銀券はポリマー製にすべきだった?
  トイチと量的緩和策の奇妙で異常なアンバランス
  日本を“聖地”とみなす海外デジカメマニアたち

第4章 日銀・金融政策の裏を読む

  日銀政策委員と日本政府との微妙な緊張関係
  量的緩和策の“美しき誤解”を利用する福井日銀総裁
  マイナス金利! お金を借りる人が利息をもらえる倒錯した世界
  インフレターゲットとインフレ参照値はどう違う?
  世界的住宅バブルの行方 インフレターゲット採用国の葛藤
  歴史が示唆する日銀“株式市場介入”の代償
  ショックをいかに回避するか? 量的緩和からの出口政策を読む

第5章 財務省・為替政策の先を読む

  スターバックス指数で考える中国人民元の適正レート
  「ゴルゴ13」と為替市場介入のアカウンタビリティ
  戦略的な運用が求められる日本8300億ドルの外貨準備
  わずか1200億円で効いたルービンの為替市場介入策

第6章 街角から見たアメリカ経済

  高まるアメリカ人のブランド志向 ニュー・ラグジュアリー現象
  米国住宅バブルの雲行き 偏在著しい高級住宅販売
  上海・ニューヨークのホームレス 意外に弱者に“優しい”ニューヨーカー
  ブローカー連中が語りたがらないテロ事件の爪痕
  身長7メートル! 巨大ドブネズミが牙を剥くアメリカ労組運動
  みずほシステム障害に首を傾げるアメリカ国民“小切手”の合理性

第7章 グリーンスパン率いるFRBの舞台裏

  ニューヨーク連銀地下金庫に眠る巨大金塊が象徴する“国力”
  国債累増問題とアコード FRBとホワイトハウスの“仁義無き戦い”
  株、外債、金? 国籍が無くなったらFRBは何を購入する?
  2006年1月に控えたポスト・グリーンスパン人事の行方



 ↑ページトップへ



著者紹介

加藤 出(かとう・いずる)
東短リサーチ(株)取締役チーフエコノミスト。1965年生まれ。1988年横浜国立大学経済学部卒業。同年、東京短資(株)入社。以後、コール、金融先物、CD、CPなど短期金融市場のブローカーを務めるかたわら、東短リサーチ研究員として市場向けにニューズレターを配信。2002年2月より現職。市場の現場の視点から日銀、FRBの金融政策や短期金融市場の分析を行っている。2002年に米国ニューヨークの大和総研アメリカおよびライトソンICAP(Fedウォッチングのシンクタンク)にて客員研究員。著書に『日銀は死んだのか?』(日本経済新聞社)、『新東京マネーマーケット』(有斐閣、共著)など。週刊ダイヤモンド「マーケット異論百出」(毎号)、月刊マネージャパン「最新マーケット予報」(毎号)、週刊金融財政事情「新BOJウォッチング」(不定期)など雑誌への寄稿多数。


お問い合わせは、webmaster までお願いいたします。
1996 - 2003 DIAMOND, INC. All Rights Reserved.