目次


体系 ダイレクトマーケティング

基本理論と実践技術


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに——ダイレクトマーケティングの今日的意味
  ◎市場変化の認識
  ◎在来型ビジネスモデルの可能性と限界
  ◎新潮流の本質を見抜く

第 1 部 ダイレクトマーケティングの知識と理論

第1章 ダイレクトマーケティングとは何か
 1 その概念と特性

  ◎時代と共に変化・拡大してきた概念
  ◎在来型マーケティングに対するポジショニング
  ◎今日的な意味でのダイレクトマーケティング
  ◎ダイレクトマーケティングの重要構成要素
 2 基本原理と機能

  ◎顧客中心と情報化
  ◎レスポンス、リピート、インタラクション
  ◎個別直接コミュニケーション
  ◎流通の合理化
 3 経営的目標

  ◎顧客創造
  ◎ブランド形成
  ◎収益効率の最適化
 4 適用形態

  ◎直接無店舗販売、顧客情報獲得(アクィジション)
  ◎在来型マーケティング戦略の支援・補完(プロモーション)
  ◎顧客の形成と維持(リテンション)
 5 販売モデル

  ◎単品販売(ワンショット)
  ◎多品目販売(カタログ)
  ◎継続販売(コンティニュイティ)
 6 ダイレクトマーケティングの適用を検討すべき企業

  ◎現業種・業態による必要性
  ◎現行・新規事業の問題・課題に基づく必要性
  ◎企業特性からの必要性

第2章 ダイレクトマーケティングのベーシックス
 1 ターゲット市場とコミュニケーションメディア

  ◎ダイレクトマーケティングの市場とメディア
  ◎フロントエンドとバックエンド
  ◎オンラインとオフライン
  ◎B-to-C(対消費者)とB-to-B(対企業)
 2 データベース

  ◎データベースとは何か
  ◎顧客データベースと商用データベース
  ◎基幹業務系と情報系
 3 基盤システム、周辺業務サービス

  ◎データベースサービス
  ◎物流と決済
  ◎コールセンター、コンタクトセンター
 4 効果測定

  ◎何に注目し何を測定するか
  ◎どう記録し集計するか
  ◎効果を評価する指標は何か
 5 テスト

  ◎テストとは何か
  ◎何をテストするのか
  ◎テストの企画手順
 6 損益分岐点

  ◎ダイレクトマーケティングにおける損益とは
  ◎損益分岐点の算出式
  ◎損益の分岐を左右する数値概念

第 2 部 ダイレクトマーケティングの実践

第1章 プランニング
 1 プランニングの基本思考プロセス

  ◎事業目的の明確化
  ◎市場環境分析
  ◎プランニングのフィロソフィー
 2 戦略プランニング

  ◎実績レビュー
  ◎遂行目的と達成目標
  ◎商品戦略
  ◎オファー戦略
  ◎市場・メディア戦略
  ◎クリエーティブ戦略
  ◎流通戦略
  ◎法規制への対応
 3 年度事業計画

  ◎市場とタイミングの優先順位
  ◎発信量とレスポンス
  ◎テストとロールアウト
  ◎緊急・予備計画
  ◎事業計画のチャート化
  ◎キャンペーンコンセプト
  ◎収益計画
 4 個別キャンペーン計画

  ◎個別キャンペーン計画のポイント
  ◎キャンペーン計画書
  ◎予測レスポンスの算出法

第2章 商品開発
 1 商品開発の概念

  ◎製品と商品
  ◎“新商品”の実態
  ◎商品開発のステップ
 2 商品開発の予備的プロセス

  ◎情報収集
  ◎アイデア発想
  ◎アイデア審査
 3 事前調査(プリテストリサーチ)

  ◎商品コンセプト企画
  ◎商品コンセプト選別
  ◎商品受容度確認
 4 ダイレクトマーケティングテスト

  ◎コンセプトテスト
  ◎プロダクトテスト

第3章 市場開拓
 1 付随的データ獲得

  ◎ポータル商品通販(シフター)
  ◎継続プログラム(オープンエンドコンティニュイティ)
  ◎セールスプロモーションキャンペーン
 2 戦略的データ獲得

  ◎サンプラー
  ◎リードジェネレーション
  ◎オプトインプログラム
  ◎テレリサーチ
  ◎コアップ
  ◎リフェラル(メンバー・ゲット・メンバー)

第4章 キャンペーンマネジメント
 1 キャンペーンアレンジメント

  ◎メディアブッキング
  ◎ブリーフィング
  ◎スケジューリング
 2 キャンペーンコントロール

  ◎発信内容
  ◎計画条件
  ◎進行スケジュール
 3 フルフィルメント

  ◎レスポンス受付
  ◎クレジットチェックとセキュリティ
  ◎ロジスティクス
  ◎顧客サービス
  ◎フルフィルメントの新方向

第5章 テストと損益管理の方法論
 1 テストの方法論

  ◎ワントゥワンメディアでのテスト
  ◎印刷マスメディアでのテスト
  ◎印刷マスメディア/ウェブサイトでのテスト
  ◎放送マスメディア/ウェブサイトでのテスト
 2 テストからロールアウトへ

  ◎テスト結果の評価
  ◎テスト結果の適用
 3 損益管理の方法論

  ◎損益を左右する要素
  ◎損益計算
 4 顧客生涯価値算出の方法論

  ◎“生涯”とは“一生涯”ではない
  ◎LTVの計算
  ◎既存顧客維持が最重要

第 3 部 ダイレクトマーケティングのスキル

第1章 メディアの手法
 1 プロスペクティング(見込客・購入客の開拓)

  ◎放送メディア
  ◎出版メディア
  ◎インターネット(ウェブサイト)
  ◎オルタネーティブメディア
 2 ターゲティング(見込客・購入客の顧客化)

  ◎ダイレクトメール
  ◎カタログ
  ◎テレマーケティング
  ◎Eメール

第2章 クリエーティブの作法
 1 取組みのスタンス

  ◎クリエーティブのプランニング
  ◎クリエーティブは顧客関係の始まり
  ◎満足の期待とレスポンスの動機づくり
 2 訴求のかたちと技術

  ◎ダイレクトレスポンス広告
  ◎ワントゥワンコミュニケーション

第3章 オファーと販売戦術
 1 販売促進オファー

  ◎商品の提供条件
  ◎アクションの刺激・促進誘因
  ◎オファー適用上の留意点
 2 販売拡大戦術

  ◎自社客購入情報に基づく展開
  ◎自社客発信・販売機会への便乗
  ◎他社客コミュニケーション機会の利用

第4章 データベースマーケティングの技法
 1 ロイヤルティプログラム

  ◎ロイヤルティプログラムとは何か
  ◎データベースの組織化
  ◎顧客ロイヤルティに対する報奨システム
 2 RFM分析

  ◎RFM分析とは何か
  ◎RFM分析の手順
  ◎RFMの含まれていないデータベースの分析
 3 モデリング

  ◎モデリングの前段階
  ◎分析からモデル形成へ
  ◎収益性のチェック

第5章 CRM——顧客関係最適化のシステム
 1 CRMとは何か

  ◎公認の定義はない
  ◎ダイレクトマーケティングとCRM
  ◎問題点と提言
 2 CRMの収益化

  ◎CRM収益化の一般論と現実論
  ◎CRM収益化のプロセス
 3 CRM目的達成の前提

  ◎情報獲得の機会
  ◎情報獲得の手法

第 4 部 ダイレクトマーケティングの事例

 事例1●ベネッセコーポレーション──基本と革新

  ◎顧客との関係重視の事業展開
  ◎リサーチとテストに基づくプログラム開発
  ◎ワントゥワンがロイヤルティを形成する
  ◎ターゲット訴求の原点
  ◎顧客獲得と維持の決め手
  ◎効果をレスポンスに集中するメディア戦略
 事例2●ネスレ ジャパン──リレーションシップマーケティングの真髄

  ◎顧客との絆づくりは創業以来の企業理念
  ◎会員組織化のプロセス
  ◎顧客満足度とブランドロイヤルティを高めるサービスプログラム
  ◎十分なコミュニケーション投資効果
  ◎成熟市場での新たな地平開拓に向かって
 事例3●ファンケル──永遠のベンチャースピリット

  ◎“不”の解消という発想からの出発
  ◎伝統から非伝統のダイレクトマーケティングへ
  ◎売らない勇気をもって売る
  ◎新しい市場・顧客接点
  ◎顧客を支え、顧客に支えられる
 事例4●ジュピターショップチャンネル──Tコマースの最先端を行く

  ◎放送通信事業革命期の申し子として
  ◎最も強力なダイレクトマーケティングのかたち
  ◎急成長の基本構造
  ◎拡大と進化への模索
  ◎ブロードバンド時代のダイレクトマーケティングを目指して
 事例5●ケンコーコム──インターネットの無限の可能性を生かす

  ◎サイト開設後わずか4年で株式上場
  ◎成功の必要条件を満たしたサイトづくり
  ◎インターネットの可能性拡大と掘り下げ
  ◎ECの本質はハイタッチ化
  ◎無限の可能性、そして課題
 事例6●アスクル──パートナーシップから生まれたWin-Winモデル

  ◎製造・販売業から、顧客のための購入情報サービス業へ
  ◎二重構造のダイレクトマーケティング
  ◎本質は正統的カタログ通販
  ◎価値を創造するCRM
  ◎結果としての本格的Eコマース企業化
  ◎顧客のために、パートナーと共に進化する

おわりに——日本のダイレクトマーケティングへの提言

  ◎ダイレクトマーケティングの原点に返る
  ◎通信コストの壁を越えて
  ◎過剰IT依存からの脱却



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著者

中澤 功(なかざわ いさお)
1961年早稲田大学第一法学部卒業、日本リーダーズダイジェスト入社。マーケティング部門、事業部門の部長を歴任。80年からは広告代理店に転じ、マッキャンエリクソン博報堂ダイレクトマーケティングディレクター、第一企画ラップ&コリンズ副社長、サーチ&サーチ副社長を経て、92年以降はマーケティング・コンサルタントとして活躍、96〜2003年はベネッセグループのテレマーケティングジャパン国際ダイレクトマーケティング研究所所長、現在は同顧問。現在、ダイレクトマーケティング戦略ラボ代表、法政大学経営学部非常勤講師。広告電通賞選考委員、ダイレクトマーケティング学会会員でもある。
わが国のダイレクトマーケティングの草創期から、一貫して最先端を歩み続け、1980〜91年までは、(社)日本ダイレクトメール協会で教育・国際担当常務理事を務めるなど、業界の発展にも大きく貢献した。講演や執筆活動も数多い。
著書に『進化するデータベースマーケティング─eDRMのすすめ』(2001年/日経BP社)、『DRM─戦略的マーケティング経営』(1996年/日経BP社)、『エレクトロニック・ダイレクトマーケティング』(翻訳、1985年/日経マグロウヒル社)、『ダイレクトマーケティング・ハンドブック』(共著、1984年/日本能率協会)などがある。


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