日本語版への序文

まえがき

謝辞

第１部　ブランド・ポートフォリオ戦略とは何か

　第１章　ブランド・ポートフォリオ戦略
　事例：インテル
　ブランド・ポートフォリオ戦略とは何か
　ブランド・ポートフォリオ戦略の次元
　ブランド・ポートフォリオの目的

　第２章　ブランド関係チャート
　事例：ディズニー・ブランド・ファミリー
　マスター・ブランド、エンドーサー、サブブランド、ドライバーの役割
　ブランド関係チャートの正しいポジショニング

　第３章　ブランド・ポートフォリオ決定のための考察
　事例：マイクロソフト
　事例：シティグループ
　市場要因とダイナミクス
　事業戦略
　ブランド・エクイティとブランド・アイデンティティ
　ブランド・ポートフォリオ監査
　ブランド・ポートフォリオのマネジメント
　残り7章の概要

第２部　関連性、差別化、活力の創造

　第４章　ブランド関連性
　事例：パワーバー
　関連性とは何か
　関連性の創造と維持のための戦略
　関連性と「得意分野への専心」

　第５章　ブランドの差別化と活性化
　事例：ソニー
　ブランドの差別化と活性化
　ブランド差別化要素
　ブランド活性化要素
　ブランド差別化要素とブランド活性化要素のマネジメント

　第６章　戦略的資産の利用：ブランド提携
　事例：フォード・エクスプローラ・エディー・バウアー仕様
　共同マスター・ブランドの製品やサービス
　社外ブランド差別化要素
　社外ブランド活性化要素
　戦術的ブランド提携
　効果的なブランド提携の構築

第３部　ブランド資産の活用

　第７章　ブランドの新たな製品市場への活用
　事例：ダヴ
　ブランドの新製品への活用
　そのブランドは拡張を強化するか
　その拡張はブランドを強化するか
　新しいブランドがどうしても必要か
　拡張のリスクを考慮する
　範囲ブランド・プラットフォームを構築する

　第８章　高級品市場と低価格品市場への参入
　事例：GEアプライアンス
　事例：マリオット
　ブランドの垂直的拡張
　低価格品分野へのブランド移行
　高級品分野へのブランド移行

第４部　ブランド・ポートフォリオの焦点と明確さ

　第９章　コーポレーション・ブランドの活用
　事例：デル
　事例：UPS
　コーポレート・ブランド
　なぜコーポレーション・ブランドを活用するのか
　コーポレート・ブランド・マネジメントの課題
　エンドーサーの役割
　コーポレート・ブランドの名称変更

　第10章　ブランド統廃合の意思決定
　事例：ユニリーバ
　フォード対BMW
　ブランドの数が多すぎないか
　多すぎる製品種類：決断力の低下
　戦略的ブランド統合

エピローグ　ブランド・ポートフォリオ戦略——20の要点

訳者あとがき

原注

索引

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著者

デービッド・Ａ．アーカー（David A. Aaker）
カリフォルニア大学バークレー校ハース経営大学院名誉教授（マーケティング戦略論）。プロフェット・ブランド・ストラテジー社副会長。(株)電通顧問。ブランド・論の第一人者。マーケティング・サイエンスの発展に著しく寄与したことに対して「ポール・D. コンバース（Paul D. Converse）」賞を、またマーケティング戦略への業績に対して「ヴィジェイ・マハジャン（Vijay Mahajan）」賞を受賞。発表した論文の数は80本以上、また著書は11冊を数える。主な著書にDeveloping Business Strategies（第７版）（第６版の邦訳『戦略立案ハンドブック』今枝昌宏訳、東洋経済新報社、2002年）、Managing Brand Equity（邦訳『ブランド・エクイティ戦略』陶山計介、中田善啓、尾崎久仁博、小林哲訳、ダイヤモンド社、1994年）、Building Strong Brands（邦訳『ブランド優位の戦略』陶山計介、小林哲、梅本春夫、石垣智徳訳、ダイヤモンド社、1997年）、Brand Leadership（エーリッヒ・ヨアヒムスターラーとの共著）（邦訳『ブランド・リーダーシップ』阿久津聡訳、ダイヤモンド社、2000年）などがある。これらの著書は12カ国語に翻訳されている。マーケティング理論においてその著作が最も引用される著者の１人であり、『カリフォルニア・マネジメント・レヴュー』誌および『ジャーナル・オブ・マーケティング』誌で、それぞれ最優秀論文に対して贈られる賞を受賞している（後者は２度）。世界中でコンサルティング活動と講演活動に精力的に従事する傍ら、カリフォルニア・カジュアルティ・インシュアランス・カンパニーの取締役も務める。

訳者

阿久津聡（あくつ　さとし）
一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授。一橋大学商学部卒業。同大学大学院商学研究科修了。カリフォルニア大学バークレー校ハース経営大学院MS（経営学修士）およびPh.D.（経営学博士）。カリフォルニア大学バークレー校研究員、一橋大学商学部専任講師などを経て、2001年より現職。専門は、マーケティング、消費者行動論、ブランド論、知識経営論、行動意思決定論、交渉論。主な著書に『ブランド戦略シナリオ』（ダイヤモンド社、2002年、共著）、『知識経営実践論』（白桃書房、2001年、共編著書）、訳書にデービット・A．アーカー、エーリッヒ・ヨアヒムスターラー著『ブランド・リーダーシップ』（ダイヤモンド社、2000年）、ジェラルド・ザルトマン著『心脳マーケティング』（ダイヤモンド社、2005年、共訳）などがある。

編集協力

電通ブランド・コンサルティング室
近年ますます高度化、複雑化する企業のブランド課題に対応するため、2001年、株式会社電通が発足させたブランド戦略の専門プランニング部門。ブランド価値の具現化を通じてその価値を高め、事業成果に結びつけるための一貫したソリューションを提供する「ワン・ストップ・ブランディング・サービス」を標榜し、企業・事業・商品など、さまざまなレベルのブランド課題に、事業戦略やビジョンの立案から、内部化、ブランド経験創造、コミュニケーション、価値測定まで、コンサルティングとプランニングのサービスを提供している。

許可

下記の転載については出典先より原著（Brand Portfolio Strategy）の著者に許可されたものである（カッコ内は本書の掲載頁）。

・Intel, Intel Inside, the Intel Inside Logo, Itanium, Pentium, Xeon, Celeron, Centrino, and Centrino Design are trademarks or registered trademarks of Intel Corporation or its subsidiaries in the United States and other countries. Logos on page 9 reprinted with permission of Intel Corporation（５頁）.
・Material on page 41 ｩDisney. Reprinted with permission from Disney Enterprises, Inc（51頁）.
・Pantene, Pert, Physique, Vidal Sassoon, Head & Shoulders, Herbal Essences, and P&G logos on page 49 ｩThe Procter & Gamble Company. Used by permission（62頁）.
・Harvard logos on page 49 reprinted with permission of Harvard University Office for Technology and Trademark Licensing（62頁）.
・Material on page 71 reprinted with permission of Citigroup（91頁）.
・Material on page 100 reprinted with permission of Powerbar Inc（126頁）.
・Logos on page 119 reprinted with permission of Charles Schwab & Co., Inc. ｩ1995. All rights reserved（152頁）.
・Sony logos on page 130 reprinted with permission of Sony Corporation（166頁）.
・Ford Explorer Eddie Bauer Edition material on page 159 reprinted with permission of Ford Motor Company（203頁）.
・Material on page 191 reprinted with permission of Unilever United States, Inc（243頁）.
・Logos for GE Monogram, GE Profile, Hotpoint, and GE Appliances on page 227 reprinted with permission of General Electric Company（289頁）.
・Marriott, Ritz-Carlton, Courtyard, and Fairfield Inn logos on page 229 reprinted with permission of Marriott International, Inc（292頁）.
・The images and text on page 261 are reprinted with permission of United Parcel Service of America, Inc. ｩ2003 United Parcel Service of America, Inc. All Rights Reserved（333頁）.
・Material on page 273 reprinted with permission of Schlumberger Limited（347頁）.
・Logos on page 307 reprinted with permission of Nestle（389頁）.
・Logos on page 309 reprinted with permission of Dell Inc（391頁）.