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オタクの行動経済学者、スポーツの裏側を読み解く

今日も地元チームが勝つホントの理由

  • 紙版

オタクの行動経済学者、スポーツの裏側を読み解く

今日も地元チームが勝つホントの理由

書籍情報

  • 紙版
  • トビアス・J・モスコウィッツ/L・ジョン・ワーサイム:著 望月 衛:訳
  • 定価:2200円(本体2000円+税10%)
  • 発行年月:2012年06月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:426
  • ISBN:978-4-478-01544-5

内容紹介

よく言われる「ディフェンスを制する者が勝負を制す」「ホームアドバンテージ」に根拠はあるのか? 動くストライクゾーン、勝つチャンスを自ら手放す判断、ホイッスルを飲み込む審判、過大評価されるドラフト1位、真っ赤なウソをつく統計データ、忠実なファンは敵か?味方か?……スポーツは、行動経済学のネタの宝庫だ。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

訳者によるイントロダクション

序章

第1章 ホイッスルを飲み込む

ファンもリーグも、審判のミスジャッジを願っているのはなぜか?

あのスーパーキャッチはサックだった
ホイッスルを吹くなら、正しい判定をしたほうが身のため
動くストライクゾーン
キューバンでいっぱいのNBA
埋め合わせの判定
クリス・ウェバーのあのプレー
トム・ブレイディのあのプレー
そしてセリーナのあのプレー

第2章 ここは勝負だ!

ヘッドコーチたちが、自分のチームの勝つ可能性を下げるような判断を下すのはなぜか?

マッド・サイエンティスト・フットボール
他のヘッドコーチはどうしたか
なんであの株と手を切れない?
選手をファールアウトさせるのは誰?
他のスポーツではどうか
ギャンブルできるのはどんな人?
運がいいだけのバカ
マッド・サイエンティストのいろいろ
ケリー再び

第3章 スーパーボウルの予測は、やるだけ無駄

ピッツバーグ・スティーラーズがあんなに成功しているのはなぜか?
ピッツバーグ・パイレーツがああもダメなのはなぜか?

ガット・リング?
それじゃNFLは?

第4章 タイガー・ウッズも(みんなが思っているのとは違うところで)人の子

タイガー・ウッズもぼくらとまったく同じであり、ゴルフのプレーに関してさえたいして違わない

神の子降臨
ボールカウントとピッチャーの心理
NFLの場合……
……そしてNBAの場合
買うなら170ドル、売るなら2400ドル
昭和43年のフットボール

第5章 オフェンスを制する者も勝負を制す

オフェンスよりもディフェンスのほうが大事って本当なんだろうか?

MJのマントラ
なのにどうして?

第6章 数じゃない、価値で評価しろ

ドワイト・ハワードの232回のブロックショットは、ティム・ダンカンの149回のブロックショットよりも価値が低いのはなぜか?

学部長の密かな楽しみ
趣味のお仕事

第7章 抜け目のないGMは2割9分9厘のバッターを選ぶ

2割9分9厘のバッターが3割バッターよりもずっと希少なのは(それに、ひょっとすると価値が高いのは)なぜか?

9.9カラットのダイヤなんていらない
フリーエージェントの予期せぬ効果
Mr.3割
アナリスト対企業の真っ向勝負

第8章 ミスター・ルーニーありがとう

NFLの黒人ヘッドコーチの成績がいまだかつてない悪さなのはなぜか?そしてそれがいいことなのはなぜか?

ダンジーになれたら
黒人コーチのさんざんな戦績の意義

第9章 楽しい我が家

「地元が有利なのはなぜか」の昔からある説明はどこまでつじつまがあっているんだろう

ロードはつらいよ
まずは事実から
通念その1:ホームチームは観衆の後押しで勝つ
通念その2:ホームチームが勝つのは、相手が遠征の旅で疲れているからだ
通念その3:ホームチームが勝つのは、やさしく穏やかな日程のおかげだ
愛校心のいろいろ
通念その4:ホームチームが勝つことが多いのは、「本拠地」独自の特徴を利用できるからだ
中間報告:なにがわかったか

第10章 それじゃ、我が家が楽しいのは本当はどうしてなんだろう?

ヒント。ファンが騒ぐというのが重要な点だが、みんなが思っているのとは違う形で重要なのだ

嘘つけ! 嘘つけ!
声援のいろいろ
偏りを測る
機械の眼
機械の眼、NFLの場合
それじゃ、NBAなら?
NHLなら
審判が地元びいきなのはどうして?
満員のスタンドは誰のため?
決定版:ファンがチームを後押ししたいなら
カブス対ブルワーズ再び

第11章 「チーム(team)」の文字に「オレ(I)」はない

でも、mとeは入ってる

オレがオレがの「我」を捨てて……
……おかげおかげの「下」でプレー

第12章 過大評価されるドラフト1位

マイク・マッコイはいかにしてNFLのドラフトを席巻したか

テキサスの山師たち
ダラスの秘密兵器、誕生
一番は誰だ
誰もがみんな人並み以上
それじゃ実績はどうなってる?
そしてダラスはどうしたか

第13章 コイントスこそすべてを制す

NFLの延長戦に比べれば、アメリカン・アイドルなんてぜんぜん公平なのはなぜか?

今日いちばんのビッグプレー
解決策いろいろ

第14章 なぜ、ステロイドに手を出してしまうのか?

ドミニカ人の野球選手が他に比べてステロイドを使ってる可能性が高いのはなぜか?
アメリカ人の選手がハッパを吸ってる可能性が高いのはなぜか?

懺悔の極意をバッティングに見た
ウェリントンを紹介します。ただいま謹慎中です。
出身国でこんなに違うのはなぜ?
筋肉増強剤は何をしてくれるか

第15章 プレーの前にタイムをかける作戦は本当にうまくいくんだろうか?

選手は凍らされると溶ける?

ライブ・フロム・ニューヨーク!
ファールゲームの心理戦

第16章 「絶好調」という神話

選手やチームは勢いの波に乗ったりできるのだろうか?あるいは、ぼくら(や彼ら)はそんな気になっているだけなのだろうか?

悪ガキ電子レンジ
調子の波は続くか?
宝クジ買うならゾロ目で決まり
あのシャックがコービーに勝つ? フリースローで?
ありそうもない実績
1000連勝の勇士の嘆き

第17章 真っ赤なウソをつく統計データ

「ここ5回のうち4回」というのは、ほぼ間違いなくここ6回のうち4回であるのはなぜか?

クリプトネイト曰く……
アナウンサー曰く……
電光掲示板曰く……

第18章 シカゴ・カブスは呪われている?

違うというなら、なんでああも勝てない?

みんなあいつのせいだ
それも運のせい
で、ほんとは何のせい?
忠実なファンは敵か? 味方か?
カブスとヤンキース、越えられない壁
カブスの野球:黙ってビール飲め

エピローグ

お礼の部

それぞれのお礼

訳者のあとがき




著者

トビアス・J・モスコウィッツ
シカゴ大学ビジネススクールの教授。専門はファイナンス、とくにデータを使った実証系の行動ファイナンス。2007年に40歳以下の最も優れたファイナンスの研究者に贈られる「フィッシャー・ブラック賞」を受賞。

L・ジョン・ワーサイム
スポーツ・イラストレイテッド誌ライター

訳者

望月 衛(もちづき・まもる)
大和投資信託(株)審査部。京都大学経済学部卒業、コロンビア大学ビジネススクール修了。CFA、CIIA。投資信託等のリスク管理や金融商品の評価・分析に従事。訳書に『ブラック・スワン』、『ブラック・スワンの箴言』、『まぐれ』(ダイヤモンド社)、『超ヤバい経済学』、『ヤバい経済学』(東洋経済新報社)、『富・戦争・叡智』、『ヘッジホッグ』(日本経済新聞出版社)などがある。

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