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グロービスMBAビジネス・ライティング

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グロービスMBAビジネス・ライティング

書籍情報

  • 紙版
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  • 嶋田 毅 監修/グロービス経営大学院 著
  • 定価:3080円(本体2800円+税10%)
  • 発行年月:2012年03月
  • 判型/造本:A5上製
  • 頁数:228
  • ISBN:978-4-478-02056-2

内容紹介

文章の力で人を動かす——デジタル化の進展によって、むしろ文章力の必要性は高まっている。しかし、あなたの文章はそもそも読まれているのだろうか。書くという行為自体が目的化して、読まれる前にゴミ箱行きとなっていないだろうか。誰でもできる考え方、書き方、整理法を、レポートやメルマガなどの豊富な例で解説する。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

まえがき

序章 ビジネスにおける良い文章の条件

1 目的を押さえている
2 読み手のことを理解している
3 読んでもらえる
4 内容がしっかりしている
  主張が明確で説得力がある
  印象に残る
  目的に合った構成、トーンになっている
  文章が読みやすく、読んでいてストレスがない
5 メール文修正例

第 1 章 読んでもらえる文章を書く

1 読んでもらえるように工夫する
  冒頭にアイキャッチな何かを置く
  ❶タイトル ❷目次/見出し ❸リード/第1段落  
  読み進めたくなるだけの体裁を整える
  文章の硬軟に配慮する
2 読み手を知る
  読み手の人数と属性は?
  すでに知っていることは? 関心は何?
  感情やメンタリティは?
  どのくらいの時間がある?
  いつどこで読む? どのような媒体で読む?
  読み手にどのような状態になってほしい?(どのような行動をとってほしい?)
  Column:広告コピーに学ぶ
3 自分は何をしたいのかを確認する

第 2 章 説得力をもって主張する

1 結局何を伝えたいのかを明確にする
2 主張を支えるロジックがしっかりしている
  過度の飛躍を避ける
  伝えたいことの根拠をバランス良く網羅する
  Column:確証バイアス
3 ファクトに基づいた主張をする
  ファクトとは何か
  Column:「言い切る勇気」を持つ
  ファクトだけを根拠にしていては「エッジ」が生まれない
  Column:主観も大事にする
4 具体的イメージが湧く
  ビッグワードを避ける
  述語が不明な体言止めを避ける

第 3 章 印象を残す

1 読み手の問題意識や好奇心に沿っている
2 読み手にとっての目新しさがある
3 多くを語りすぎず、ポイントにフォーカスする
4 レトリック(修辞法)の力を知る
  印象に残るフレーズ
5 熱い思いや信念を伝える
  文章の構想段階から求められる思いの強さ
  Column:思いに社会性を込める
6 書き手の人となりが伝わる
  Column:読後感を意識する
  自分を大きく見せようとすると失敗する
  個性の打ち出し方を間違える

第 4 章 目的に合った構成、トーンにする

1 構成、ストーリーラインに配慮する
  ストーリーラインの役割
2 実務的なストーリーライン
  ❶トップダウン型 ❷問題解決型 ❸起承転結(序破急)型 ❹物語型  
  ストーリーラインの例
3 個別の塊の構成、順序
  ❶構造に沿って ❷重要度の順で ❸時間の経過に沿って ❹慣例に沿って  
4 読みやすい外形に整える
  適切な見出し、読みやすいレイアウトを用いる
  インデントを適切に設ける
5 目的に合う文章トーンを選ぶ
  文章のトーンに関する注意事項

第 5 章 センテンスをわかりやすく書く

1 ストレスを感じさせない文章を書く
  ❶一文一義にする ❷読点をうまく使う ❸適切な接続詞を使う ❹文章を「完成」させる ❺なるべく平易な言葉を使う❻「 」や( )、─を使って意味を明確にする ❼平仮名・カタカナ・漢字のバランスに配慮する ❽センテンスは短くする ❾文章をスリム化し、冗長さをなくす リズムよく書く 日本語らしく書く  
  Column:ソーシャルメディアでは文章の完成度より、人となりや即時性が大事
  Column:検索に引っかかる用語を使う
  Column:皮肉や態度保留を示す「 」
2 もう一工夫する
  ❶差別用語やポリティカル・コレクトネスに配慮する ❷紋切表現や常套句は控えめに ❸最大公約数的な表記ルールは遵守する  
  Column:固有名詞は正確に

第 6 章 文章を書くプロセスと心構え

1 文章を書くプロセス
2 ステップ❶:書き始める前に準備する
  ❶考える ❷情報を集める ❸再び考える  
3 ステップ❷:書けるところから書き始める
  書きながら考える
4 ステップ❸:エネルギーを止めないで書く
  語りかけるように書く
  検索を活用する
5 ステップ❹:推敲し、修正する
  推敲、修正は企業の「品質管理」と同じ
  推敲、修正する際には「最初に書いた時とは別の目」で
  もう一度、読み手が誰で目的が何であったかを確認する
6 時間管理をする
7 文章力を上げる心構え
  良い文章に学ぶ
  Column:自分のスタイルを確立する
  常日頃から引用できそうな語句や事例、切り口にアンテナを張る

第 7 章 実践する

1 添削をして文章を修正する
  文例①
  文例②
  文例③
  文例④
  Column:本来の意味とは異なる用法が一般化した言葉
  文例⑤
2 あるシチュエーションで効果的な文章を書く
  文例①
  文例②
  文例③
  文例④
  文例⑤

あとがき

参考文献

索引





執筆者

【執筆・企画・構成】
嶋田毅(しまだ・つよし)
東京大学大学院理学系研究科修士課程修了後、戦略系コンサルティングファームに入社、業界・企業分析や戦略の立案、実行支援を行う。その後、外資系理化学機器メーカーを経てグロービスに入社、現在はグロービス出版局長兼編集長、GLOBIS.JP編集顧問。グロービス経営大学院にて教鞭もとる。著書に『[実況]ロジカルシンキング教室』(PHP研究所)、『利益思考』(東洋経済新報社)、『ビジネス仮説力の磨き方』(ダイヤモンド社)など。

【執筆】
大島一樹(おおしま・かずき)
東京大学法学部卒業。日本長期信用銀行(現新生銀行)、アリコジャパンを経てグロービス入社。グロービスでは思考系科目の教材開発、講師などを行い、現在は出版局にて書籍の企画、執筆、編集を担当。共著書に『MBA定量分析と意思決定』『グロービスMBAクリティカル・シンキング コミュニケーション編』(以上ダイヤモンド社)などがある。


著者

グロービス経営大学院
 社会に創造と変革をもたらすビジネスリーダーを育成するとともに、グロービスの各活動を通じて蓄積した知見に基づいた、実践的な経営ノウハウの研究・開発・発信を行なっている。
グロービスは、以下の活動を通して、社会の創造に挑み、変革を導く。(http://www.globis.co.jp/)
 ◦グロービス経営大学院(経営大学院/東京・大阪・名古屋・仙台)
 ◦グロービス企業研修(人材育成・組織開発事業/日本・上海)
 ●グロービス・キャピタル・パートナーズ(ベンチャーキャピタル事業)
 ●グロービス出版(出版事業)
 ●オンライン経営情報誌「GLOBIS.JP」(経営情報サイト運営事業)
 ●コンファレンス運営(G1Summit/G1Global/G1Executive)

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