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1枚のシートで経営を動かす

財務分析で成長エンジンを見つける経営指導の新手法

  • 紙版
  • 電子版

1枚のシートで経営を動かす

財務分析で成長エンジンを見つける経営指導の新手法

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 宮田矢八郎 著
  • 定価:1980円(本体1800円+税10%)
  • 発行年月:2014年12月
  • 判型/造本:46上製
  • 頁数:256
  • ISBN:978-4-478-02648-9

内容紹介

会社の数字と現場の仕事を結びつけるものは何か? 黒字を出し続け、成長する会社は、共通するメカニズムを持っていた! 22万社のデータから、伸びる会社の経営のポイントがいま明らかに。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

金融の本道は「お金を活かして使うこと」
金融業界の戦略対応を困難にしている三つの要因
一枚のシートを手がかりに、経営改善計画を導く
税理士業界に経営改善支援の社会的期待が向けられている
「経営学」と「人間学」

序章 企業の成長を促すコンサルティングこそ戦略領域

  金融は、機能不全に陥っていないか
  経営戦略への意識は変わったか
  経営改善計画──「コンサルティング機能の発揮」こそブランド構築の礎石
【補論1】日本を救うのはイノベーションである
  イノベーションとは経営戦略である
  「知のイノベーション」の先行性

第1章 企業の成長を支援するコンサルティングの要件

  「キズ塩分析」を避けよ
  「コンサルティング機能」が金融の本流に入ってきた経緯
  「黒字化コンサルティング」のプロセスと手法
  財務と経営の合流点
  財務分析のフロンティア

第2章  黒字化支援のための経営理解

1.「経営がわかる」とは、どういうことか
  経営理解のための四つのポイント
  企業概要の把握
  「永続する経営の三要素」

2.経営戦略の要点
  イノベーションはどこから生まれるか
  独自領域を構築する
  業界の理解

3.経営管理の要点
  業績管理の二つのポイント
  日常業務と戦略業務
  プロジェクトチームの位置づけ
  組織管理の要点

4.経営理念の要点
  理念はいつ生まれるのか
  経営者の人間力と教育

5.「成功する経営」と「失敗する経営」の分かれ目
  三要素の欠落が失敗につながる
  迷走する大企業にない戦略判断
  「平凡企業」と「超」成功企業
【補論2】『経営学100年の思想』──経営理論の史的Sカーブ
  経営学の歴史
  『経営学100年の思想』
  「経営理論の史的Sカーブ」
  研究の「進化」と「深化」

第3章 経営と人間学

1.なぜ人間学なのか
  人間学と利益を結ぶ経営理念

2.イノベーションを生む経営者の要件
  イノベーションの心理学
  ビジネスの芽を見極める「探求者」

3.失敗しない経営者の要件
  稲盛和夫「経営の原点12ヶ条」
  「自己」と「社会」と「永遠」──経営理念の三要素
  経営者と宗教的信念

4.失敗を招く経営者の驕り
  人間はろくでなしである
  煩悩と原罪
  秀吉の失敗
  自己超越に達した経営者を見極める

第4章 原因と結果を結ぶ究極の経営分析

1.財務分析の超えられない壁
  定性要因で将来を知る

2.財務と定性要因を結びつける試み
  実務における定性要因の評価ウエイト

3.『収益結晶化理論』の研究成果
  定性要因の業績への効き目が把握された
  売上の壁を突破するための成長モデル
  成長へのヒントをつかむ──ケーススタディ
【補論3】「知的資産経営」研究というアプローチ
  「知的資産経営」研究に共通の欠落部分

第5章 「コンサルティングシート」で企業の成長を支援する

1.「コンサルティングシート」で企業を理解する
  「コンサルティングシート」の構成
  PL分析(高収益・不採算要因分析)
  BS分析(財務比率分析とCF分析)
  定性要因分析
  企業評価のケーススタディ

2.経営改善のヒントをつかむ
  「財務・経営マトリックス」の活用
  経営改善計画策定の七ステップ
  経営改善計画づくりのポイント

3.全方位的な金融機能革新を目指して
  教育/コミュニケーションツール/取引方針/コンサルティング
【補論4】高収益・不採算要因判別プログラムソフトの特許内容
  研究の背景
  従来型財務分析の限界
  管理会計に基づくPL分析では収益要因は五つしかない
  「優良企業」1万1476社の高収益要因は何か
  高収益・不採算要因の五分類──特許の説明
  利益貢献度の計算について

終章 金融の本道とは何か──経営と金融と財政の視点から

1.まともな金融を求めて──経済社会における投資の基準は何か
  従来の投資判断の基準は公定歩合と定期預金金利
  成長支援型金融と裁定型金融の本質的違い
  金融のカジノ化が「基準金利の相対化」現象を引き起こした
  経営の責任領域とは何か
  金融の責任領域とは何か──J・A・シュンペーターの金融論
  イノベーション再考
  ベンチャーファイナンスの要点──リスクを誰が、どうとるか
  金融哲学の再構築──金融とは「お金を活かして使うこと」

2.「国債問題」から見た経営と金融と公会計
  経済の核心は雇用である
  官の雇用と民間の雇用の本質的な違いは何か
  雇用を生み出すのは企業家のみ──企業家が尊敬されるべき三つの理由
  付加価値創造を停滞させない政治の機能──海外企業の国内回帰の政策を
  日本経済の最大の課題
  日本銀行のバランスシートに現れている金融と財政の結合
【補論5】公会計の改革と財政再建
  公会計の問題に気づいた経緯
  公会計の何がどのように問題か
  公会計制度改革の動き
  「財務四表」の活用と限界
  地方自治体におけるささやかな動き──「新公会計制度研究会」の試み
  「完全モデル」の提案

【補遺】超越世界への五ステップ

1.自己実現から自己超越への展開
  本当の自分を知る
  自己超越の世界──ありのままの心
  マズローと自己超越

2.超越世界への五ステップ
  聖書を案内として
  第一ステップ:苦しみは超越世界への入り口
  第二ステップ:超越世界に目が開かれる
  第三ステップ:自分が客観的に見える
  第四ステップ:「永遠」との関係性が回復される──「信」
  第五ステップ:「ありのままの世界」を生きる──「信」と「耐」、そして「善」

あとがき

参考文献

索引





著者

宮田矢八郎(みやた・やはちろう)
産業能率大学経営学部教授
1948年長崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、中小企業金融公庫(現・株式会社日本政策金融公庫)入庫。1999年産業能率大学教授。主な著書に『経営学100年の思想』『収益結晶化理論』『理念が独自性を生む』(以上、ダイヤモンド社)、『禅資本主義のかたち』(東洋経済新報社)、『コンサルティング会計』(PHP研究所)、『情報創出型金融』(金融財政事情研究会)などがある。

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