目次

はじめに

第１章　モメないために押さえたい相続の基本

税制改正で何が変わるのか
嬉しい税制改正と厳しい税制改正
相続の対象となる人を確認する
相続する財産の分け方は？
いつまでに相続の手続きをすればいいのか？

第２章　親・兄弟でチェックしておくべき６のこと

なぜ、なるべく早い相続対策が大切なのか？
　①生前贈与 vs 親ががっちり財産を持っておく
　②生前に親がリフォーム vs 相続後に子どもがリフォーム
　③親にまかせっきり vs 一緒に話し合う

チェックしておくべき６つのこと
　①将来プラン
　②どこに、どれくらいの財産があるか
　③財産をどうしてほしいか？
　④誰が何を相続するのか？
　⑤相続税の生前対策に対する理解
　⑥お墓はどうするか

第３章　プロの税理士が教える！　本当にできる相続税対策

「相続税対策」にだまされるな！
やるとソンする相続税対策、やっておきたい相続税対策
一次相続を適当に流すと大変なことになる
これで大丈夫！　難易度別節税のコツ
効果は絶大？　絶対無視できない自宅節税の王道、「小規模宅地等の特例」
小規模宅地特例の例外?! 「家なき子」は救われる
広い家は売って建て替えて節税する！
「うちには自宅くらいしかないから大丈夫」のワナに気をつけろ！

第４章　贈与を使いこなせばだれも不幸にならない

贈与するなら子どもより「孫」が節税になる
年間110万円までの非課税枠を賢く最大限に使う
うっかりすると大変なことに？ 贈与額の判断方法
贈与を「口約束」で済ませていると痛い目に！
孫や子どもの配偶者に贈与すると、「３年ルール」適用外
基礎控除内でいけそうな人に！　2500万円までは無税で贈与できる
値上がりしそうな資産は、先に贈与しておく
収益不動産は子どもに贈与してしまう
長年連れ添った配偶者には自宅を贈与しておく
平成26年までは、マイホーム資金を親に援助してもらうとトク
節税、相続税に対する考えをすりあわせる

第５章　遺言書は幸せ家族計画の一歩

遺言書の有無がその後を決める
遺言書で指示できることは？
特に遺言書を書いた方がいい家はこんな家
遺言書の種類①　いちばん手軽な自筆証書遺言
遺言書の種類②　安心・安全でおすすめな公正証書遺言
遺言書の種類③　知られたくないことがあるなら秘密証書遺言
「良い遺言書」のための３つのアドバイス
財産の割振りが偏った遺言はどうなる？

第６章　プロ直伝！　相続話の切り出し方、話し合い方

切り出し方でまとまるものもまとまらなくなる
「分けられない」ときにモメる
配偶者は「よその家のことだと思え
いつ、どうやって相続話をするか
相続話の切り出し方＆言い方実例集
　全員に当てはまるパターン
　家（不動産・マンション）を持っているパターン
　親が投資をしているパターン
何を言っても興味を持ってくれないとき

第７章　「相続後」の税務署と、税理士の選び方

税務署はあなたのすべてを知っている？
払い過ぎた税金は５年以内なら返ってくる
知っておきたい税理士の選び方

著者紹介

川合宏一／武石竜／関岡俊介（かわい・こういち／たけいし・りゅう／せきおか・しゅんすけ）
マックス総合税理士法人／地価の高い場所に土地を持つ家庭、昔ながらの土地を持つ家庭を中心に、年間700件を超える不動産や相続に関する相談を受ける。不動産関係の資格も所有し、日本人ならではの土地への思いや、親と子の思いの相違などがもたらす難しい相続の現場にじっくり付き合い、個々の相続をよりよい道へと導いている。所属する税理士が相互に案件をチェックしデータを共有することで、他の事務所にはない幅広い知見を得ている、相続のプロフェッショナル軍団である。