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1500万人の働き手が消える2040年問題

労働力減少と財政破綻で日本は崩壊する

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1500万人の働き手が消える2040年問題

労働力減少と財政破綻で日本は崩壊する

書籍情報

  • 紙版
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  • 野口 悠紀雄 著
  • 定価:1650円(本体1500円+税10%)
  • 発行年月:2015年03月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:296
  • ISBN:978-4-478-06519-8

内容紹介

労働力不足と社会保障費の膨張——日本が抱える大問題だ。しかし短期的な政策ばかりで、構造的な問題を見誤っている。この問題を放置していたら、団塊ジュニアが高齢期を迎える2040年に、日本経済・社会が維持できなくなる。圧倒的なデータとシミュレーションで明らかにする日本が抱える不都合な真実を明にする。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに 2040年問題とは何か

第Ⅰ部 デフレ脱却で経済落ち込む

第1章 円安で得した人と損した人

1 円安で大企業は利益を得た
2 円安で家計実質所得が減少
3 株価値上がり益は雇用者報酬の2割もある
4 円安で貿易赤字拡大
5 円安で日本人は貧しくなる

第2章 日米逆の金融政策の帰結

1 追加金融緩和が広げる国債市場の歪み
2 米金融緩和終了の影響
3 インフレ目標を撤廃すべきだ
4 出口のない日本の金融緩和

第3章 実体経済はなぜ落ち込む?

1 駆け込み需要の剥落と反動
2 2013年の高成長は一時的
3 消費税増税延期は正しい判断か?

第Ⅱ部 労働力不足と社会保障の膨張

第4章 労働力不足経済に突入する

1 雇用情勢の好転でなく労働力不足の顕在化
2 非正規が増えて正規は増えず
3 今後激減する労働力
4 医療・介護分野だけが膨張する
5 移民なしではやっていけない

第5章 医療と介護の問題はどうすれば解決できるか

1 医療・介護費はどれだけ増加するか
2 高齢者医療費の激増は、低すぎる自己負担率が原因?
3 自己負担率の引き上げが必要
4 介護保険制度とその問題点
5 広義の介護費用をどう負担するか?
6 リバースモーゲッジを介護に活用する

第6章 公的年金の問題はどうすれば解決できるか

1 財政検証の非現実的な前提
2 現実的な前提では2031年度に破綻
3 マクロ経済スライドで問題が解決できるか?
4 財政収支のシミュレーション分析(その1:マクロ変数の影響)
5 財政収支のシミュレーション分析(その2:政策効果)

第7章 財政の将来はきわめて深刻

1 消費税率を30%近くにする必要がある
2 金利高騰で国債残高が膨張する危険
3 通貨増発によって国家は衰退する
4 法人税を減税しても経済は活性化しない

第8章 どうすれば成長を実現できるか?

1 人と資本の開国に背を向ける再興戦略
2 英米と日欧の差は産業構造
3 先進国をリードする産業は何か?

補論 GDPの動向は、デフレ脱却目標の誤りを明確に示す

図表目次

索引







著者

野口悠紀雄(のぐち・ゆきお)
1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2011年4月より早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。
〈主要著書〉
『情報の経済理論』(東洋経済新報社、1974年、日経経済図書文化賞)、『財政危機の構造』(東洋経済新報社、1980年、サントリー学芸賞)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、1992年、吉野作造賞)、『日本式モノづくりの敗戦』(東洋経済新報社、2012年)、『虚構のアベノミクス』(ダイヤモンド社、2013年)、『変わった世界変わらない日本』(講談社現代新書、2014年)、『期待バブル崩壊』、『仮想通貨革命』(ダイヤモンド社、2014年)、『金融危機の死』(日本経済新聞出版社、2014年)他多数。

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