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新装版 だから片づかない。なのに時間がない。

「だらしない自分」を変える7つのステップ

  • 紙版
  • 電子版

新装版 だから片づかない。なのに時間がない。

「だらしない自分」を変える7つのステップ

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • マリリン・ポール 著/堀千恵子 訳
  • 定価:1650円(本体1500円+税10%)
  • 発行年月:2015年05月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:288
  • ISBN:978-4-478-06580-8

内容紹介

ダラダラ残業、遅刻、物忘れ、乱雑な机、決断できない…。自分のだらしなさに本気で向き合った著者が考え抜いた、絶対リバウンドしない心と行動の整理術。「なぜ、片づかないのか?」「どうすれば自分を変えられるのか?」「どんな順番で取りかかるべきか?」。あなただけの方法が見つかる、12万部のベストセラー復刊。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

第Ⅰ部 土台をつくろう

第1章 自分を変える「7つのステップ」。

机の上の惨状に、私の人生が凝縮されていた。
「今度の週末に大掃除」なんて、決心するだけムダ。
「目的」から出発して「目的」に帰る。だらしなさをあらためる「7つのステップ」。
自分の中にある「4つのレベル」を使い分ける。

第2章 自分を説得しなければ、整理整頓は始まらない。

「だらしない人」は、整理整頓のメリットを知らないだけ。
「創造力は、だらしない生活から生まれる」という勘違い。
だらしない人は、「言い訳の天才」だ。
お金、時間、健康……。だらしなさの犠牲になるものは、想像以上に多い。
「だらしなさ」は、あなたの大切な人にも悪影響を与えている。

第3章 「どんな自分になりたいか」。具体的に描くほど実現は近づく。

「きちんとした自分」の生活をできるだけ具体的に想像する。
単なる「想像」がもたらす具体的な4つのメリット。
自分を勇気づける言葉を壁に貼ろう。リアルに描写するほど効果がある。
やる気がなえたときにこそ、理想を反芻して踏みとどまる。

第4章 だらしなさには、理由がある。

自分がだらしない理由を、「ズボラだから」のひと言で片づけてはいけない。
たったひとつの自分の「良い面」が生活を変える突破口になる。
毎朝のドタバタ騒ぎの原因は、実はささいなことだった。
「整理できない」「いつも遅刻」という習慣に刻まれた「暗号」を解読する。
気の緩みの積み重ねが、だらしなさを育てている。
思い込みは信念になり、不合理な行動に結びつく。

第5章 隠そうとするから解決しない。助けを呼ぶ勇気を持て。

声を出してサポートを頼むか、黙って「恥の上塗り」を続けるか。
「どう解決するか」より、「誰を選ぶか」が重要。
同じ悩みを相互に共有して問題解決するための、電話を使った「ピア・コーチング」。
「だらしなさ」に不満がある家族だからこそ、真剣に助けてくれる。
身近な「秘書」を活用すれば、雑事はすべて人任せにできる。
整理のプロが楽しそうに片づける姿を見ると、自分も始めたくなる。

第Ⅱ部 知恵を使おう

第6章 「整理、やる気、行動」のリズムを楽しむ。

整理整頓の最終目的は、効果的に行動して望みどおりの人生を送ること。
ドタバタするのは準備ができていないから。時間と空間の余裕が、「なんでも来い」を生む。
物がなかなか捨てられないのは、「自分との一体感」があるから。
物を捨てられない人は、「予定」も捨てられない。その「やるべきこと」は、本当に重要か。
決断の先送りは、未来にゴミ(未決事項)を捨てるようなもの。
だらしなさから抜け出すための10分で終わる10のステップ。
実行が習慣を生み、習慣が生活の一部になっていく。
「人生のムダ」から解放されたいなら、整理整頓をシステム化しよう。
エグゼクティブの勤務時間は75パーセントが「メンテナンス」。

第7章 ガラクタがあふれているのは、物に所有されている証拠。

「買う」「動かす」「片づける」「捨てる」。人生の大半は、物とのつき合いに費やされている。
「買いたいリストから何週間も消えない」「置く場所が決まっている」これ以外の理由で買ってはいけない。
その物にふさわしい置き場所は決まっている。使ったら戻す、使わなかったら捨てる。
物へのこだわりは、過去の自分とつながっている。豊かな環境をつくる愛着の一品にこだわろう。
捨てる物を選ぶのではなく、とっておく物を厳選する。
物を捨てる行為は、人生における決断。「物」を捨てても「思い出」が消えるわけではない。
書類の山を整理するときのコツは、「今決断する」「ガラクタの戦士になる」。

第8章 「あわててやる」より「すばやくやる」。

「あわててやる」と「すばやくやる」は全然違う。重要なのはタイムリーに行動すること。
「準備、実行、完了」。一気に終わらせるほうが、あとで「やり残し」を片づけるより簡単。
新しい仕事を始めることで、前の仕事にケリがつけられる。
時間のリズムを知ろう。計ってみると、想像以上に早く終わる。
行動と行動の間には、必ず「移行時間」がある。
逆算して移行時間をつくる、バックキャスティング手法。
「ギリギリ」に生きがいを感じて、遅刻を興奮剤にする人たち。
先延ばしとグズグズのクセは、自分の弱点を見直す「宝の山」。

第9章 約束を守ることが、信頼関係の整理術。

言い訳を並べている自分は、「乱雑な机の上」そのものだ。
「最初から守る気のない約束」が、日常生活にあふれていないか。
他人のだらしなさにイライラする人ほど、自分には極めて寛大だ。
「できません」と言う代わりに、だらしない行動でうやむやにする人。
無理な仕事まで引き受けてしまうのは、頼まれごとに即答しているから。
社交辞令を平気でバラまく人は、「自分は情熱的で気前がいい」と勘違いしている。
スケジュール表に、「予定なし」の時間を書き込もう。

第10章 集中力が加われば、「だらしなさ」は才能になる。

一度に多くのことはできない。優先順位を決めて「ひとつ」に集中する。
「やらなければいけないこと」は、思いついたらすぐリストに記入する。
「やる気が出る」ことがリストの絶対条件。1回で実行できる小作業に分けるのがコツ。
今日の最優先事項を3つ選ぶと、朝一番にスタートダッシュができる。
制限時間を決めてタイマーをセットしよう。「2時間」ではなく、「20分×6回」。
パニックは一時的な化学反応。「今すること」に戻って心を落ちつけよう。

第11章 快適は、日常生活の中にある。

物に振りまわされたくなかったら、暮らしをもっとシンプルにしよう。
ガラクタを捨てて身軽になろう。「満腹感」より「満足感」。
空間をきれいに片づけると、心の中にも余裕ができる。
時間がないのではない。大切なことを最優先する勇気がないだけ。
気がつかない人には「面倒な雑用」。気がついた人には「快適な生活のきっかけ」。

第Ⅲ部 成果を楽しもう

第12章 目標が決まれば、すぐに行動したくなる。

実現しなかった「大きな一歩」より、実際に踏み出した「小さな一歩」に効果がある。
「すべてを変えよう」なんて考えない。最初に手をつけるところをひとつ決めるだけでいい。
やめたい習慣を分析してみよう。「なぜそうなっているのか」「どうなるのが理想か」。
「すでに達成したこと」を思い出せば、失いかけた自信を取りもどせる。
小さな達成感をたくさん味わおう。自分へのご褒美も忘れずに。
大仕事に取り組むときのコツは、①できる範囲に分割、②簡単なものを先に。
「だらしなさ」にも実は利点がある。利点と犠牲を明らかにする「6つの質問」。

第13章 変化とは、見慣れた世界と決別すること。

片づける習慣は、慣れてきたころに一番の危機を迎える。
「逆戻りしてしまった」と落胆しても、それは前進している証拠。
じっくりじっくり、「自分が本当に望んでいること」を掘り起こす。
「こうなる」と思ったことが現実になる。「自分はダメ人間」と思うか、良い面にフォーカスするか。
マイナス思考を取りのぞき、不運を前進に転化する「ABCDEFモデル」。
「あの人のここがきらい」に注目すると、片づけられない原因が見えてくる。
親に対する「反発」が、だらしない自分を正当化する根拠になっていないか。
だらしなさの原因に「名前」をつけて、対処法を考える。
「真の変化」とはいつも、見慣れた世界との決別から始まる。

第14章 一人ひとりの整理感覚は違っても、「わが家」はひとつ。

あなたにとって良い環境が、家族にとって良い環境とはかぎらない。
家族で同じ争いをくりかえすのは、「問題はひとつ」だと考えているから。
「靴下を洗濯カゴに入れるのは誰の役目か」には、もっと重要な問題が隠されている。
夫婦は「散らかしぶり」で争っているように見えて、「家庭の意義」で争っている。
「考え方の違い」で済まさない。互いに信頼しているかどうかも問題。
家族に対する思いを再確認し、お互いの労をねぎらう「学びの会話」。
家庭生活をガラリと変える、共有スペースや共有物の管理法。
共有スペースを快適にする自己責任ルール。「出したら戻す」「脱いだらかける」。
子どもの目の前で整理の手本を示そう。「自分のほうが早いから」はダメ。

第15章 一生懸命だけでは、仕事は片づかない。

「職場の混乱」は、個人のせいではない。集団がつくり出したものだ。
ストレスのない職場をつくる5つの効果的な方法。
共通の最終目的とビジョンを持ち、目標を一元化する。
ひとつのプロジェクトに関わる人は、「5つの役割」に分けられる。
非難から説明責任へ。「犯人捜し」の悪循環を断ちきろう。
職場の混乱を少なくするために、個人ができること。
電話の着信を拒否して、丸一日、整理と能率アップに専念する効果。
「一生懸命働けば、それだけ仕事が片づく」という勘違いが、混乱を生み出している。

エピローグ

訳者あとがき

新装版に寄せて






著者

マリリン・ポール(Marilyn Paul)
経営コンサルタント。エール大学で博士号、コーネル大学で経営管理学修士号(MBA)を取得。社長をつとめるコンサルティング会社ブリッジウェイ・パートナーズの顧客には、ハーバード大学、米国運輸省、ダナ・ファーバー癌研究所、ファイザーなどが名を連ねる。ボストン在住。


訳者

堀千恵子(ほり・ちえこ)
熊本女子大学(現・熊本県立大学)卒業。翻訳家。主な訳書に、O・S・マーデン『オリソン・マーデン 成功の原理原則』、R・テンプラー『なぜか出世する人の「仕事のルール」』(以上、ダイヤモンド社)、J・P・テロッテ『ディズニーを支えた技術』、J・サッターほか『747 ジャンボをつくった男』、L・M・クラウス『SF宇宙科学講座』(以上、日経BP社)、M・リース『今世紀で人類は終わる?』(草思社)、J・J・レイティ『脳のはたらきのすべてがわかる本』(角川書店)、T・コルボーンほか『奪われし未来[増補改訂版]』(翔泳社、増補改訂部分訳)、J・ロバートソン『踊る帝国主義』(現代書館)、M・デッケルス『愛しのペット』(工作舎)など。

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