• twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

稲盛和夫経営講演選集 第1巻 技術開発に賭ける

  • 紙版
  • 電子版

稲盛和夫経営講演選集 第1巻 技術開発に賭ける

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 稲盛和夫 著/京セラ株式会社 編
  • 定価:4378円(本体3980円+税10%)
  • 発行年月:2015年09月
  • 判型/造本:46上製
  • 頁数:488
  • ISBN:978-4-478-06629-4

内容紹介

「稲盛和夫経営講演選集」シリーズ第1巻のテーマは「技術開発」。技術開発に心血を注ぎ、強い危機感をもって、世界中で戦えるレベルにまで技術を高め、専門家を極めた高度な技術を基軸にして多角化を図る。技術開発と経営の関係性と、そのエピソードをまとめた1970~1980年代珠玉の講演選集。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

稲盛和夫経営講演選集 第1巻 技術開発に賭ける ── 発刊にあたって

私の企業家精神

熊本日日新聞情報文化懇話会講演 ── 1976年12月2日

経営において何よりも大事なもの
判断の基準は、「人間とはどのようにあるべきか」
方法論や術策だけが経営ではない
アメリカと日本の考え方の違いに苦しむ
「人の心」を基軸に置く経営を、アメリカでも実践
福沢諭吉の唱えた、あるべきリーダーの姿
われわれには、すばらしい夢やロマンがある
愚直に成功を信じ、ひたむきに突き進む
潜在意識にまで入っていくような、強烈な願望をもつ
自らの才能は社会のために
会社に全生命と全人格をつぎ込む

技術開発に賭ける

窯業協会第50回総会講演 ── 1976年5月19日

技術開発で求められる「考え方」
まずは動機づけが大事
一番欲しいのは、自ら燃える人
自分自身に対して厳しく追及する
たゆまぬ努力が、偉大なことを成しうる
自身の能力を、未来進行形でとらえる
誰にも負けない、すばらしい技術開発をする

研究開発を成功に導く考え方と手法

マネージメントセンターでの講演 ── 1977年2月17日

研究開発テーマは、自社技術の延長線上で
技術開発は、飛び石を打たない
必要なのは技術の「強さ」
マーケット創造に苦労する
市場が存在しなければ、自分でつくればいい
材料・技術・部品の織り成す可能性
お客様にとって付加価値の高い製品をつくる
開発テーマよりも、プロジェクトリーダー不足
研究開発リーダーに求められる人間性
新製品の営業担当者には兼任させない
自らをハングリーな状況に置く
京都の企業は相互に技術提供を行うべき
研究開発テーマは、少々難易度の高いものを
研究開発に求められる「企業家精神」
革新的なことを成し遂げるのは素人だ

専門化に基軸を置く技術開発経営

第24回軽井沢トップ・マネジメント・セミナー講演 ── 1979年7月18日

産業転換が求められる1980年代
専門分野を極め、高度な技術をベースに展開する
「その専門でしか生きる道がない」という意識
核となる技術から、多角的展開を図る
世界に負けない研究  ──  エレクトロニクスへの展開
古来の人類の夢をかなえる  ──  生体材料への展開
新しい領域をつくり出す  ──  人工宝石への展開
人類の問題解決に挑む  ──  代替エネルギーへの展開
多角化は「横方向」へ広げる
企業内も「地方分権」が必要な時代に
戦力集中投入型の経営が、技術革新を生む
技術イノベーションのために、企業の流動性が高まる

創造する喜び

トヨタ車体での講演 ── 1981年6月3日

京都セラミックのあらまし
創造は夢を描くことから
「できる」と信じて夢を描く
楽観的に目標設定する
夢を描いて開発し、世界ナンバーワンに
実行段階では、ネガティブに構想を見つめなおす
熱意が物事の成否を決める
念や思いが成功に導く
成否は願望の「強弱」で決まる
「思い」が放つ、エネルギーの強さ
潜在意識を有効に使わなければならない
営業にも「創造」が求められる
マーケットを創造した再結晶宝石事業の事例
単結晶サファイアの応用事例
創造的な仕事をするということ
「思う」は最大のエネルギー

研究開発と海外活動に求められるリーダーの人間性

全トヨタ夏期セミナーでの講演 ── 1979年8月23日

独創的な研究開発が求められる時代
「危機感」をベースとした動機づけと目標設定
どのようなタイプのリーダーが、研究に求められるのか
人間性が研究結果を左右する
研究開発で求められる、バランスのとれた人間性
潜在意識が、思わぬヒントを与えてくれる
ラッキーは自らつくり出していくもの
あらゆるリーダーに求められる共通の要素
大赤字から高収益へ。京セラの海外活動
アメリカのマネジメントスタイルの問題点
企業理念をつくり上げ、社員に植えつける
海外展開の決め手となる、リーダーの人間性
「切れるマネージャー」にありがちな問題

戦う中小企業の販売戦略

日本青年会議所(JC)経営開発シンポジウム講演 ── 1979年9月7日

世界共通の販売条件
販売戦略一.まずは社名を世間に浸透させる
販売戦略二.非常にクイックな開発能力をもつ
販売戦略三.他社より優れた製品を継続的に供給する
販売戦略四.市場で勝てる値決めをする
値決めは経営。値決めはトップの役目
経営者の考え方で、商売の成否が決まる
販売戦略五.お客様の希望納期に供給する体制をつくる
営業の基本姿勢は、お客様への徹底した奉仕
どんな時代でも、経営の原理原則を貫く
いかに複数のお客様を満足させるか
商いの極意は、お客様に尊敬されること
売れないものを売るのがプロ
商品普及・市場開発の五つの段階

企業の「パイロット」としての役割をはたすには

盛和塾京都塾長例会講話 ── 1989年6月22日

個々の事業の実態を的確に把握する
経営の実態が、正しく見えなければならない
部門別採算と「一対一対応」の会計原則
質疑応答  ──  経営管理に関するQ&A

中堅企業におけるリーダーの条件

京都経済同友会創立30周年記念シンポジウム講演 ── 1978年10月3日

中堅企業における成長発展の原動力とは
リーダーの条件一.常に謙虚であらねばならない
 ── 相対的立場で物事を認識しうる人は、常に謙虚である
リーダーの条件二.公平でなければならない
 ── いささかでも私心が入れば、判断は曇り、ディシジョンは間違った方向に行く
リーダーの条件三.自己犠牲を払う勇気と精神をもつ
 ── 集団のために何かを為さんとすれば、そのためのエネルギーと代償が必要となる
リーダーの条件四.原理原則にしたがう
 ── 物事の本質をつく考え方、原理原則に戻って判断する習慣をつけなければならない
リーダーの条件五.クリエイティブな心をもつ
 ── 創造は、深く深く考え、考え抜いた苦しみの中から生まれ出るもの
リーダーの条件六.勇気・潔さをもつ
 ── 卑怯な振る舞いは集団内に不正を引き起こし、欺瞞とモラルの低下をもたらす
リーダーの条件七.公明正大に利益を追求する
 ── 公明正大かつ堂々と、仕事と製品を通じて、努力の成果として高利益を得る
リーダーの条件八.なぜ、リーダーであるのかを認識する
 ── 能力は、社会のために使うべきであり、自分のために使ってはならない
今こそ道理を追求するリーダーが求められている

西郷南洲と大久保利通に学ぶ経営者の理想像

盛和塾大阪塾長例会講話 ── 1989年10月16日

『翔ぶが如く』の2人
鹿児島における西郷南洲と大久保利通の評価の違い
『南洲翁遺訓』に見る、政治と経営の共通点
西郷南洲の説くトップの理想像
トップが行うべきは3つに尽きる
大久保利通の冷徹さと合理性にも目を向ける
両極端をあわせもつ
小善は大悪に似たり
自分を律するもう1人の自分を







著者

稲盛和夫(いなもり・かずお)
1932年、鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長。84年に第二電電(現KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。10年に日本航空会長に就任し、代表取締役会長、名誉会長を経て、15年より名誉顧問。1984年に稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。また、若手経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、後進の育成に心血を注ぐ。
主な著書に『生き方』(サンマーク出版)、『アメーバ経営』(日本経済新聞出版社)、『ゼロからの挑戦』(PHP研究所)、『成功の要諦』(致知出版社)、『人生の王道』(日経BP社)、『ど真剣に生きる』(NHK出版)、『君の思いは必ず実現する』(財界研究所)、『働き方』(三笠書房)、『燃える闘魂』(毎日新聞社)などがある。

プリント版書籍は下記のストアでご購入いただけます。
  • Amazon で購入
  • e-hon で購入
  • HMV&BOOKS online で購入
  • 紀伊国屋BookWeb で購入
  • セブンネットショッピング で購入
  • TSUTAYAオンラインショッピング で購入
  • BOOKFAN で購入
  • honto で購入
  • Honya Club で購入
  • ヨドバシカメラ で購入
  • 楽天ブックス で購入

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるためお取り扱いがない場合がございます。)

電子書籍は下記のサイトでご購入いただけます。

(デジタル版では、プリント版と内容が一部異なる場合があります。また、著作権等の問題で一部ページが掲載されない場合があることを、あらかじめご了承ください。)

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加