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完全図解 海から見た世界経済

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完全図解 海から見た世界経済

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 山田吉彦 著
  • 定価:1760円(本体1600円+税10%)
  • 発行年月:2016年03月
  • 判型/造本:A5並製
  • 頁数:176
  • ISBN:978-4-478-06682-9

内容紹介

「海を知れば、経済(世の中の仕組み)がもっとわかる」。「経済×海」という今までなかった新しいコンセプトを実現。7つの視点から「海と経済のつながり・かかわり」を解き明かす。「海があるからこそ、世界経済は成り立ち、今後も海を拠点に世界は動く」。これこそが、ビジネスマンが知るべき真の「知的教養」である。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに 「海」がわかれば、世界がわかる

第1章 海で成り立つ世界経済

海なくして、人は生きられない
POINT 海の活用こそが、今後の人類の発展には欠かせない

海と経済のつながりをデータで見る
POINT 世界をつなぐ「海」の概要を把握する

船から読み解く世界経済の拡大
POINT 「造船」を知ることで、世界の動きがよくわかる

「海運」がわかれば、マーケットもわかる
POINT 今後さらに重要性を増す「海運(海上輸送)」を知る

海洋富国 ── 海を活かす国々
POINT 世界各地で行われている「海の活用法」とは?

「海と経済」のルール① 領海と排他的経済水域
POINT 領海、排他的経済水域、領土の概念をおさえる

「海と経済」のルール② 国連海洋法条約の制定
POINT 人類共通の財産、「海」を巡る開発ルールはどう決められたのか?

第2章 海を制する者が、世界を制す

世界をつなぐ三大海峡と二大運河
POINT 海の要衝(チョークポイント)をおさえておく

南シナ海は、20兆円の貿易圏である
POINT 熾烈な攻防戦が繰り広げられる南シナ海。その内情は?

海から広がるチャイニーズマネー史
POINT 海と中国の歴史的背景を知れば、今がもっとわかる

海を巡る長き戦い ── ロシアvsヨーロッパ
POINT ロシアにとって「海」の問題はいつも深刻。その歴史とは?

航路開拓の歴史に迫る ── コロンブスから北極海航路まで
POINT 航路開拓の歴史を知ることで、今と未来が見えてくる

世界経済を脅かす海洋紛争
POINT 懸念されている海洋紛争を4分類から見る

世界の海軍とその経済活動とは?
POINT 各国の海軍力を比較することから読み解く、海上自衛隊の今

第3章 「海」の奪い合い ── 海洋資源開発

世界を動かす「石油・天然ガス」のリアル
POINT 二大資源の生産量と埋蔵量から見えてくるものとは?

石油価格はどのようにして決まるのか?
POINT 世界情勢、およびパワーバランスにまで影響を与える

石油の代替になるか?メタンハイドレート
POINT 将来性があり、日本にとって有望なエネルギー

争奪戦が始まる海底の金山、銀山
POINT 日本に多く存在する海底熱水鉱床とは?

深海6000メートルに存在する希少金属
POINT 深海開発の現状とマンガン団塊をおさえる

日本に眠る時価100兆円の海底資源とは?
POINT 経済的ポテンシャルの高いコバルトリッチクラスト

第4章 岐路に立つ日本の水産業

世界中の目が「魚」に向かっている
POINT 人口増加、温暖化、砂漠化。人々は海に向かう

日本は、世界で最も魚を輸入する国
POINT 水産物の輸出入から見えてくる、世界の動向

競争力が落ちた日本漁業。その課題と未来とは?
POINT 日本漁業の歴史と現状。その未来を探る

漁業の国際化は日本に何をもたらしたのか?
POINT 200海里漁業制度が日本に与えた影響

北海道で水産業が儲かる理由
POINT 逆境に立つ日本漁業の中で、なぜ高収益を上げ続けられるのか?

第5章 7つの海で繰り広げられる水産資源争奪戦

世界の漁船が目指す「三大漁場」
POINT 世界に多数存在する漁場の中でも、特に漁獲量の多い海域とは?

世界一の漁業国家、中国の暗躍
POINT 中国が世界一になれた理由とその裏側

世界第2位の漁業国家、インドネシア
POINT 豊かな自然に恵まれ、生産量を伸ばしてきたインドネシア

インドとペルー。漁業国家の悩み
POINT 性質の異なる2つの漁業国家が抱える問題とは?

第6章 海から生まれた文化と富

世界は「海」を越えて、作られた
POINT 国際社会の原点は、「海を越える」ことから始まった

シンガポールに学ぶ資本主義
POINT アダム・スミスの理想を体現した貿易国家

捕鯨がもたらした「富」と「つながり」
POINT 捕鯨は単なる経済活動ではなく、日本と世界をつなぐ役割も担っていた

海賊による航路開拓と交易拡大
POINT 海賊の歴史は開拓者の歴史でもある。いったい何をしてきたのか?

「保険」という概念は海から生まれた
POINT 保険は、「投資」 「リスク」 「利子」という概念とともに、海から生まれた

クルーズ船が生む意外な経済効果
POINT 日本人にはやや馴染みが薄いクルーズ船。その経済効果とは?

今こそ日本人は「島国根性」を持て!
POINT 島国根性とは、世界の海を制したイギリスに由来する言葉

おわりに 母なる海の魅力





著者

山田吉彦(やまだ・よしひこ)
1962年、千葉県に生まれる。東海大学海洋学部教授、博士(経済学)。
学習院大学経済学部を卒業後、金融機関を経て、財団法人日本船舶振興会(日本財団)に勤務。海洋安全、造船技術振興、海洋環境保全などの事業を担当。海賊対策における国際的な枠組み作り、北朝鮮工作船の展示、沖ノ鳥島の有効利用案の提示など、それまでにない斬新的な海洋関係事業に奔走。その中で、「海洋」に「経済」という視点を取り入れ研究したいという思いを持つようになり、勤務の傍ら、埼玉大学大学院経済科学研究科博士課程を修了する。
その後、日本財団を退職し、東海大学海洋学部教授に就任。実地における経験を活かし、海洋を経済、政策、外交、環境、安全保障など横断的に研究している。「海と経済」の第一人者であり、テレビ出演も多数。
著書には、『海の政治経済学』(成山堂書店)、『日本の国境』(新潮新書)、『国境の人びと:再考・島国日本の肖像』(新潮選書)、『日本は世界4位の海洋大国』(講談社+α新書)、『海洋資源大国 日本は「海」から再生できる』(海竜社)などがある。

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