目次

はじめに

第１章　こうして地域一番店ができた

　商人道のスタート
　ラッキーピエロ１号店開店
　富士山の次に高い山の名を知っているか
　爆発的に増えたメニュー
　地産地食へ向けて
　個性あふれる各店舗
　口コミで広まるラッキーピエロの名
　独創的メニューで話題づくり
　高い原価率を乗り越えて

第２章　成功するための経営の技術と心

　企業経営は“環境適応業”
　経営者に不可欠な「心」の学び
　80対20、パレートの法則
　２割を大切にするために
　心で食べる時代の到来
　マス・マーケティングからワン・ツー・ワン・マーケティングへ
　ワン・ツー・ワン・マーケティング成否の要
　個客への取り組み
　生涯価値に着目した販売戦略
　生涯顧客のもたらすメリット
　ロイヤルカスタマーのつくり方
　心の学びは一日にして成らず
　人はなぜ働くのか
　四国お遍路を歩いて知った心配りの真意
　お客様は正しい、たとえ間違っていても
　非凡は徹底した平凡の積み重ねから
　いますぐやろう、時は金なり
　「賢者は愚者からも学ぶが、愚者は賢者から何も学ばない」
　運をよくするために
　微差は大差
　人生の“出会い”と“結び”

第３章　繁盛する店とはどんな店か

　お店にとっていちばん大事なものとは？
　飲食業は「お客様喜ばせ業」
　お客様に儲けさせること。それが繁盛店への一里塚
　繁盛店づくりの原則
　変わる繁盛店の条件
　感動・感激をもたらす美味しさ
　雰囲気づくりのための第一歩
　人に好かれる６原則
　雰囲気づくりに欠かせない「５Ｓ」
　トイレを見れば繁盛しているかどうか、一目でわかる
　苦情という名の贈り物 ── 良いループをつくれ
　苦情の相互作用
　客離れを５％減らすと利益は倍増
　ターゲットを絞り込んだら繁盛店にはなれない

第４章　スタッフこそが価値の源泉

スタッフを活かすということ
　逆ピラミッドの組織図
　スタッフの明るい人間性が繁盛店をつくる
　職場を明るくする法

スタッフへの手紙
　わたし（スタッフ）とあなた（お客様）
　お客様中心経営
　要望・期待を上回るサービスを
　親切なサービス
　決定的瞬間を大切に
　アンケートを考える
　初めに適切な仕事をする
　トイレを快適な安らぎの場所に
　後始末が大切
　ありがとう、感謝します、ツイている
　社会貢献とは
　有珠山大噴火時の炊き出し
　宇宙銀行に徳の貯金を！

手紙を書き続けること
　スタッフとの共有時間をできるだけ増やす
　与えよ、さらば与えられん

第５章　地方再生は函館から

　トイレの開放から始まったラッキーピエロのボランティア活動
　街角清掃ボランティアの開始
　甦った湯の川海岸
　ＭＹＭＹ運動で、道南の山を創生
　ゴミ排出抑制対策の数々
　整理・整頓・清掃なくしてふるさとの再生なし
　甦る「100万ドルの夜景」
　第二の開港、北海道新幹線の開通
　函館と共に未来を切り拓く
　はじめに地元ありき

あとがき

著者

王 一郎（おう・いちろう）
ラッキーピエログループ代表
1942年、神戸市生まれ。1987年、ハンバーガーレストラン「ラッキーピエロ」を創業し、現在17店舗を展開中。「異体験で驚かす！　1つとして同じものがない！　お客様と密着する！」といった超個性的な店づくりで、北海道道南地域に異彩を放つファストフードチェーンをつくり上げた。経営理念である「お店はお客様が喜び満足するためにありスタッフと共に栄える」をモットーに、地域密着で地産地食、環境にやさしい経営を実践している。
一方で、小・中学校、高等学校、大学などで多くの講演活動を行うかたわら、B級グルメの食べ歩きという趣味を持つ（すでに3000店を突破）。
『カンブリア宮殿』『がっちりマンデー!!』などテレビ出演多数。
著書に『B級グルメ地域No.1 パワーブランド戦略』（商業界）がある。