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日本経済はなぜ最高の時代を迎えるのか?

大新聞・テレビが明かさない マネーの真実19

  • 紙版
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日本経済はなぜ最高の時代を迎えるのか?

大新聞・テレビが明かさない マネーの真実19

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 村上 尚己 著
  • 定価:1100円(本体1000円+税10%)
  • 発行年月:2017年02月
  • 判型/造本:B6変並製
  • 頁数:208
  • ISBN:978-4-478-10190-2

内容紹介

【その「経済ニュース」にダマされてはいけない!】混乱が迫るいま、なぜ円安・株高なのか? なぜトランプノミクスが日本経済の「追い風」となるのか? 「トランプ相場」の到来を言い当てた外資系金融マンが、国内メディアに歪められた「通説のウソ」を斬り、プロフェッショナルならではの「真実」を突きつける!!

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに ── わずか1日の「トランプショック」

経済メディアは「デマに等しい情報」を流していた/トランプ相場は「教科書どおり」の現象である/「過剰な悲観論」にダマされず、「起きている事実」を把握しよう

第1章 トランプなのになぜ株高・円安なのか?

01
[通説] 「トランプ大統領なら100円割れの円高になる」
【真相】 否。日本だけの異常な予測。「真逆」が正しい。
全滅したアナリストらの「円高予想」/「トランプショック」を煽っていた日本のテレビ・大新聞/「史上最悪の米大統領」で、世界の株価が上がる不思議/「トランプ相場」を見抜くために、思い出すべきだったこと/「円高リスク」の珍説がチャンスを生み出している

02
通説] 「リスクオフで米ドル離れ。安全通貨・円に買いが殺到」
【真相】 否。マネーの価値は「量」で決まる。基本踏まえぬ珍説。
「トランプ円高論」はマネーの基本をわかっていない/円の価値は「円の量」が決めている/「通貨量」をコントロールする中央銀行の金融政策/為替は「思惑」で動く、思惑は「政策」で動く/為替の議論に「政治動向」を持ち出す愚

03
[通説] 「トランプ円安は短命。投機マネーの一時的な動き」
【真相】 否。「市場の後追い」しかできない人の典型的な言い訳。
「投機マネー」という便利過ぎる口実/「投機ポジション」のデータは将来予測に役立たない

第2章 「悲観シナリオ」が日本から消えない理由

04
[通説] 「貿易赤字を問題視するトランプは円安を許さない」
【真相】 否。過去の円高は日米の「共犯」。トラウマを捨てよ。
根強く残る「円高トラウマ」/トランプの保護主義が「患者たち」を刺激/「強いられた円高」というフィクション/日米は「円安・ドル高」を歓迎/「強権発動」でも、日本への影響はわずか

05
[通説] 「どれだけ円安が続こうと、やはり株価は先行き不透明」
【真相】 否。為替・株価は2020年まで「連動」が続く。
「ドル円・株価の連動」はじつは正常な姿ではない/日本経済は「快癒の時期」を迎える/「分散効果」が働かない、奇妙な日本のマーケット/「異常」だからこそ儲けやすい

06
[通説] 「著名人の経済解説なら、わかりやすくて信頼できる」
【真相】 否。メディアが流す「経済予測」は外れて当然。
メディアと専門家の「共犯関係」/アナリストが重視するのは、予測レポートの「質」より「量」/「アナリストの評価」はメディア露出に依存している/メディア側も「使いやすい専門家」に殺到/ランキング上位に入る人気アナリストの「正体」とは?

第3章 経済ニュースが日本人を貧乏にしている

07
[通説] 「マイナス金利の大失敗。日銀・政府はもう手詰まり」
【真相】 否。2つの大きな「政策転換」が再起動のカギ。
中銀の仕事は「コミュニケーション」/「対話ミス」としてのマイナス金利/「強い市場介入」を可能にするYCC導入/「長期金利」もコントロール可能に/「2%インフレ」を確約するオーバーシュート型コミットメント

08
[通説] 「消費増税はやむを得ず。経済不調は天候不順のせい」
【真相】 否。痛恨の失策。「身近なニュース」にダマされるな。
メディアが伝えない、「消費増税」のマイナス影響/「野菜高騰で景気停滞」というトンデモ議論/「野菜不足」のGDPへの影響は1%未満/「日本経済の通信簿」をめぐる怪しい議論

09
[通説] 「実体経済への好影響なし。庶民の生活は改善見られず」
【真相】 否。自殺者が激減。過去のデフレは「人災」である。
アベノミクス前後で自殺者が大きく減少している!/「脱成長」を唱える日本のガラパゴス経済メディア/世界的には「リフレ=庶民救済策」

10
[通説] 「ヘリコプターマネーは怖い。超インフレによる預金封鎖」
【真相】 否。不安煽るデマ。世界で検討されるまっとうな政策。
「ヘリコプターマネー」をめぐる誤解/「ヘリマネなら預金封鎖」はハッタリ/いまはまだ「擬似ヘリマネ」に過ぎない/世界的な「財政政策シフト」の予兆

第4章 日本経済を復活させるトランポノミクス

11
[通説] 「トランプ当選は理解不能。さまざまな偶然が重なった」
【真相】 否。原因はシンプル。「オバマ経済」への不満が原動力。
大統領選の「前」にプロの投資家が考えていたこと /「経済オンチの大統領」に不満が蓄積/オバマの緊縮財政に国民はウンザリ…/「理想」に走って、国民の首を締めていた/「拡張的財政政策」がトランプの勝因

12
[通説] 「本質は減税+規制緩和。レーガノミクスの焼き直し」
【真相】 否。財政方針はむしろ真逆。「金持ち優遇」もせず。
トランプは富裕層を優遇しない/財政拡大志向の「共和党の異端児」

13
[通説] 「自国利益を優先する奇策。暴言・暴走は止まらない」
【真相】 否。アベノミクスと本質は同じ。損得重視の人物。
トランプが目指すのはアベノミクス!?/「経済失政」から生まれた
2人のリーダー/「保護貿易」は米国を貧乏にする/珍策の「白紙撤回」があり得る合理主義者

14
[通説] 「欧州債務危機での教訓。放漫財政は経済崩壊への道」
【真相】 否。さらば「緊縮病」。日米主導の財政政策シフト。
「財政政策シフト」がはじまった!/欧州債務危機ではじまった「緊縮病」の猛威/「緊縮財政の弊害」が明らかになってきた/「金融政策+財政政策」が世界的なトレンドに

15
[通説] 「日本は成熟経済に入った。右肩上がりの成長は不要だ」
【真相】 否。日本経済はまともに成長する「最高の時代」へ。
トランプ政権は日本経済の追い風に!/平和外交には「堅固な経済」が不可欠

第5章 自分の頭で考え、自分の資産を守る時代へ

16
お金のルールが変わり、「預金だけ」の時代は終わる
これまでは「何もしない」のが賢明だった/マイルド&失敗のない「投資の王道」とは?

17
3ドル円・株価は利上げ次第。1ドル130円台の到来は?
3回目の「大幅円安」は期待できるか?/「FRBテーパリング」と「日銀QQE」との相乗効果/米国利上げの「回数」が決め手に/株価はどこまで上昇するか?

18
世界経済リスクの真相。米国・中国・欧州はどうなる?
【米国】依然「利上げ」には慎重/【中国】過剰な悲観論に注意/【欧州】焦点は通貨ユーロの存続

19
国債暴落・ハイパーインフレ…「暴論」にダマされないために
住宅ローン金利は急上昇しない/特定層に「大人気」の国債暴落論だが…/金融緩和したほうが、財政赤字は減る/不動産のアベノミクス相場、再来は? /「上昇要因あり」の不動産、注意点は?

おわりに ── 日本人はいつ「貧乏」をやめるのか?







著者

村上尚己(むらかみ・なおき)
アライアンス・バーンスタイン株式会社 マーケット・ストラテジスト
1971年生まれ、仙台市で育つ。1994年、東京大学経済学部を卒業後、第一生命保険に入社。その後、日本経済研究センターに出向し、エコノミストとしてのキャリアを歩みはじめる。
第一生命経済研究所、BNPパリバ証券を経て、2003年よりゴールドマン・サックス証券シニア・エコノミスト。2008年よりマネックス証券チーフ・エコノミストとして活躍したのち、2014年より現職。独自の計量モデルを駆使した経済予測分析に基づき、投資家の視点で財政金融政策・金融市場の分析を行っている。
著書に『日本人はなぜ貧乏になったか?』(KADOKAWA)、『「円安大転換」後の日本経済』(光文社新書)などがあるほか、共著に『アベノミクスは進化する—金融岩石理論を問う』(原田泰・片岡剛士・吉松崇[編著]、中央経済社)がある。また、東洋経済オンラインにて「インフレが日本を救う」を連載中。

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