ブックタイトル週刊ダイヤモンド16年12月24日号

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概要

週刊ダイヤモンド16年12月24日号

Special Feature変貌を遂げている。 団塊の世代が結婚した1970?74年、結婚するカップルは年間100万組を超えていた。しかし、それをピークに、今では63万5000組まで減少している。 同時に初婚の年齢も、東京都や神奈川県といった都心部が引っ張る形で上昇。男性は31・1歳、女性も29・4歳にまで上がった。 これに対し、年間22万組超の夫婦が離婚。ここ数年、減っているものの、婚姻件数も減少傾向のため、婚姻件数に対する離婚件数の割合は「3組に1組」だ。 しかし、離婚した後に再婚する人たちも少なくない。男性の9万人超、女性の8万人が再び結婚し、夫婦数の増加に寄与している。 一方、そうした夫婦から生まれる子どもたちの人数は、年々減り続けている。平均世帯人員を見ると、2・49人。核家族世帯に限って見ると、約4割が夫婦のみの〝子なし世帯?だ。 こうして夫婦に関する数字を分析していくと、夫婦の数こそ増えているものの、夫婦や家族の〝規模?は縮小しているといえそうだ。時代に合わせた法律の改正が加速している 規模の縮小と相まって、夫婦の在り方も変わってきた。高齢夫婦の増加に加え、個人の自由を尊重する傾向が強まり、夫婦それぞれが互いに自由なライフスタイルを追求し始めた。 夫婦という最小単位の変貌は、おのずと社会やそれまでの価値観などを変化させ、新たなトラブル 会の最小単位」と呼ばれる夫婦は、今や3000万組を超えている。寿命が延びていることもあって、その総数は右肩上がりだが、その姿は平均世帯人員が3人を切る増える「子なし世帯」全核家族世帯数に占める世帯種類別構成比の推移世帯数と平均世帯人員の推移0 20 40 60 80 100 ・・・・・・(%)3,0004,0005,0006,0002345・・・・・・・・(万世帯) (人)2000年05 10 152000年051015夫婦のみ 夫婦+未婚の子のみ 一人親+未婚の子のみ世帯数(左目盛) 平均世帯人員(右目盛)Prologue変貌する 日本の夫婦週刊ダイヤモンド 2016/12/24 30「社