ブックタイトル週刊ダイヤモンド17年3月18日号

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週刊ダイヤモンド17年3月18日号

特集株投資 天国と地獄行儀よく原稿を読み上げただけで「大統領らしかった」と称賛され、米国株高を呼んだ。かと思えば、その数日後には元通りで市場の不安を煽る。日本株も米国市場の一喜一憂に左右される。 詳細は51㌻に譲るが、このトランプ大統領の政策をめぐって市場の予想は真っ二つに割れている。減税や公共投資、規制緩和といった経済成長を後押しする「いいトランプ」と、保護貿易や移民抑制などの経済停滞不安を招く「悪いトランプ」のどちらが勝つか、議論が割れているのだ。 もし「悪いトランプ」が勝てば、“エンジン”に不調を来した世界経済は混乱に陥り、日本株も冷や水を浴びせられる可能性が高い。 また、欧州でも“地獄相場”のところが、3月1、2日とFRB理事が連日3月の利上げに言及。翌3日にはジャネット・イエレンFRB議長も続き、市場は3月の利上げを急速に織り込んだ。 この流れは、市場関係者に日米の金利差拡大を意識させる。すると、低金利の円から高金利のドルへ資金が流れて円安ドル高を招き、「円安日本株高」相場となる展開を連想させるというわけだ。 また、詳細は後述するが、日米両国で財政拡大による景気刺激策への期待が高まっており、実現すれば短期的には日本株への追い風となることが予想される。 さらに、これから迎える4月という時期は、実は日本株の値動きに大きな影響を与える海外投資家が、10年以上連続で日本株を買い越している月でもあるのだ。世界を翻弄する米国本家と蘭・仏の「第2のトランプ」 ところが、こうした“天国相場”到来の未来が、突如として地獄絵図に変わるリスクも潜んでいる。米国と欧州の政治リスクだ。 今や世界が一挙手一投足を注視するのが、ご存じトランプ大統領。議会演説でいつもの暴言を控え、14,00015,00016,00017,00018,00019,00020,00021,00022,000(円) (ドル)14,00015,00016,00017,00018,00019,00020,00021,00022,0002月 3月2017年2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月2016年1月天国と地獄は紙一重Prologueトランプ相場再点火日本と米国の株価推移ダウ工業株30種平均(右目盛)日経平均株価(左目盛)31 週刊ダイヤモンド 2017/03/18Bloomberg/gettyimages3月2日、メッセージアプリ「スナップチャット」の運営会社がニューヨーク証券取引所に上場