ブックタイトル週刊ダイヤモンド17年8月5日号

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週刊ダイヤモンド17年8月5日号

特集 ロジカルシンキング&問題解決法た」と成果を振り返る。 つまり、高収益の会社や独自の社風のある会社、高年収の人たちは皆、こうした手法を身に付けているのである。 こう書くと、大企業で経営の課題を解決すべき幹部だけが身に付ければよいと思うかもしれないが、そんなことはない。前述したようにロジカルシンキングは考えを整理して論理性を高める技術なのだから、全ての働く人が身に付けておくべきスキルなのだ。 そればかりか、大人だけでなく子供にも有効で、中学生のバンド活動などを題材にした著作『世界一やさしい問題解決の授業』は44万部を超えるベストセラーとなっている。 また、勝間和代氏はロジカルシンキングを応用して効率的に家事を進めることを説いているから、家庭内でも生きてくるはずだ。 つまり、大企業だけでなく中小企業、さらには社会人だけでなく小学生から就職活動をする大学生まで、誰もがバージョンアップ可能な技術なのだ。たちの多くはしっかり実践している。代表例が年収1000万円超え社員も珍しくないコンサルティング会社だ。そもそも特集で紹介する仕事の技術は、マッキンゼー・アンド・カンパニーやボストンコンサルティンググループといったコンサルティング会社が考えたものが多い。 というのも、コンサルティング会社は顧客企業の抱える問題解決を依頼されてから短期間で効果を求められるため、高い効率と論理性が必要になる。その中で一連の手法は生まれたのだ。 また、冒頭のソフトバンクと同じく純利益1兆円のトヨタ自動車の現場では、「〝なぜ〟を5回繰り返せば真の原因をつかめる」とたたき込まれる。これもロジカルシンキングに通じる思想だ。 さらに、リクルートグループもロジカルシンキングの研修に幹部候補を参加させている。リクルート住まいカンパニーが主催する研修を受けた馬場綾乃氏は、「これまで直感的に考えることが多かったが、構造化して考える癖がつい29 週刊ダイヤモンド 2017/08/05同様に仕事にも正しい“手法”がある!ロジカルシンキングなら…ロジカルシンキング問題解決コミュニケーション 会計 英語 体力 気力UPスキルの土台ができ高年収・高効率に!