ブックタイトル週刊ダイヤモンド17年9月2日号

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週刊ダイヤモンド17年9月2日号

特集定年後の歩き方生涯現役が最強の歩き方 野村不動産アーバンネットの調査(右ページ左図参照)からは、50代、60代男性の定年前後の心理状況が垣間見える。 定年後のイメージでネガティブな項目として上位に挙がったのが、年金や経済面の負担などの「金」、病気や体力の衰えなどの「健康」、社会とのつながりが減るという「孤独」だ。 定年前後の不安「3K」とも呼ばれており、65 歳以降仕事を完全に引退すると、その不安はさらに強くなる。 その不安を消す最強の手段が、「生涯現役」だ。仕事を続けることで収入、孤独の不安は和らぎ、生活リズムが保たれるという健康面の利点もある。 還暦を過ぎてまで「痛勤電車」に乗り、何ら権限を与えられずに、仕事でしんどい思いをしたくないと思うかもしれない。ただ、引退してみたところで「数カ月もすればやることがなくなり、社会との接点を失ったことで孤独感を抱える人は少なくない」と、ベストセラー『定年後』の著者、楠木新氏は話す。 生涯現役とはいっても、70歳以降は働きたくても働けない人が多いのが実情だ。 ニッセイ基礎研究所の村松容子氏の試算によると、2016年時点での男性の健康寿命は、72・14歳。健康寿命とは病気や介護などの制限なく日常生活を送れる期間のことだ。 つまり、その期間を超えると平均寿命の80・98歳までの約8年間は、多くの人が健康面で問題を抱えながら生活をすることになり、仕事をしたくても難しくなってしまう。 国の「高年齢者雇用安定法」によって、会社にいれば65歳までは働き口を確保してもらえる中で、残り10年もない実質的な「稼働期間」を不安の中で過ごすのは、得策とはいえないだろう。 仕事に忙殺され、定年後の生活について「思考停止」してしまっている人は多いが、生涯現役を見据えたとき、今のうちから仕事や家庭で備えるべきことは山ほどあるはずだ。 輝く定年後に向けて、自分はどう歩みを進めるべきか。自らの立ち位置と雇用における実態を理解しながら、今特集を通じてその道筋を探っていこう。09/02号 P030-031 図版サイズ W:390×H:132.5イラストレーターCS5 オーバープリント 未処理 岡本役職定年定年年金受給開始企業年金の期限配偶者の死亡病気介護80歳55歳 60歳 65歳 70歳 以降2~3割減が最多再雇用の場合ほぼ半減期間10年が一般的配偶者分の年金がなくなる見えざる崖c123RF31 週刊ダイヤモンド 2017/09/02