ブックタイトル週刊ダイヤモンド17年9月30日号

ページ
4/6

このページは 週刊ダイヤモンド17年9月30日号 の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

週刊ダイヤモンド17年9月30日号

Special Feature 部制で催された社員大会は、分裂する二つのソフトバンクを象徴するかのようだった──。 6月27日、東京駅近くの東京国際フォーラムで開催されたソフトバンクグループの社員大会。第1部では、持ち株会社ソフトバンクグループ社長の孫正義と外国人取締役3人が登壇。急拡大する海外事業についてのプレゼンを済ませると、4人はそのまま会場を後にしたという。 続く第2部では、持ち株会社傘下の通信事業会社ソフトバンクの日本人取締役から技術部門1・4万人の半減が打ち出された(詳細は42㌻参照)。 孫は今、来るべきIoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)、そしてロボティクスの時代に備えて海外事業に心血を注ぎ、国内事業への関心が極端に薄れているといわれる。 海外シフトを主導するのは、取締役の過半数が外国人に刷新された持ち株会社だ。 昨年には日本企業による海外M&Aとして史上最高額の3・3兆円で英半導体設計大手のアームを買収。さらに今年、サウジアラビアと共同で10兆円ファンドを立ち上げて海外投資をさらに加速させ週刊ダイヤモンド 2017/09/30 32 二つのソフトバンク 日本薄まる国内への関心Illustration by Saekichi KojimaPrologue2海外事業に傾注し、国内事業への関心が薄れている孫さんと現場社員との距離が開きつつある。孫会長に付いていけない社員が増加現場と広がる距離宮内謙に国内通信事業のソフトバンク社長を禅譲後、持ち株会社トップの孫は国内通信会社の経営会議を全欠席経営会議欠席国内ソフトバンクでは、従業員1.7万人中できれば8000人程度を新規事業に充てる構造改革が始まるところ構造改革スタート