ブックタイトル週刊ダイヤモンド17年10月7日号

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週刊ダイヤモンド17年10月7日号

特集 これなら続けられる!「独学力」に付けたり、何らかの資格を取得したりするなど、前もってセカンドキャリアに向けた準備をしておく必要がある。社会人の独学には高校の参考書が効率的で効果大 いまさら勉強といわれても、大学卒業以来、まともに勉強したことがないという人も多いだろう。そんな人におすすめなのが「独学」である。 侍留氏は、自身の経験から「大学受験のやり直し学習が効率的で効果が高い」と語る。大学受験用の参考書や問題集は、網羅的で分かりやすく、値段も安いため、独学の教材としておすすめだ。 誰もが勉強しなければならない時代になったと述べたが、ポジティブな環境変化もある。ネット環境が充実し、オンラインで学習できる教材が多様化していることだ。 ユーチューブには英語を勉強できるさまざまな素材がアップされているし、58?59㌻で紹介する「スタディサプリ」のように、スマートフォン上で人気講師の動画講義を受けられるものもある。 独学の最大のメリットは、いつでも、どこでも、自分のペースでっている人は多い。天下りや子会社へ出向できる運のいい人はごくわずかで、ほとんどの人は新たに職探しをしなければならない。 そのためには、新たな知識を身勉強できること。オンライン教材は、まさに独学にはうってつけだ。 社会環境の変化に加えて、健康面からも独学の重要性が高まりつつある。 右ページ図は、健康寿命と平均寿命のギャップを示したものだ。健康寿命とは、日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自立した生活ができる生存期間であり、健康寿命と平均寿命のギャップは、介護なしに自立した生活を送れない期間を意味している。男性は約9年、女性は13年近く、何らかの介護を必要とする生活が続くということだ。 健康寿命が尽きる主な原因の一つに認知症が挙げられる。東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授は、「健康寿命を延ばすためには、脳が健康である必要がある」と指摘する。そして認知症予防に役立つのが、勉強することなのだ。 キャリアアップのためにも、健康のためにも、いま「独学力」が必要とされている。 いまさら勉強なんて、しかも独学なんて無理と思っている人も、諦めるのはまだ早い。次ページ以降、誰でも続けられる独学のコツや学ぶべきテーマをまとめてある。三日坊主でも構わない。まず本特集を読むところから始めてほしい。 長寿化と社会保障の先細り懸念から、高齢になっても働く人が増えているのも大きな変化の一つだ。 60歳で定年となった後の「セカンドキャリア」について不安を持独学こそ最強の武器激変する社会環境いつでもどこでも勉強できる新しい技術を習得する必要性セカンドキャリアのための準備独学10/7号 P31 イラストレーターCS5 オーバープリント済み 画像埋込済み 岩崎c123RFネット環境の充実と教材の多様化長寿化で高齢まで働く時代に技術革新による社会の変化c123RF31 週刊ダイヤモンド 2017/10/07