ブックタイトル週刊ダイヤモンド17年12月9日号

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概要

週刊ダイヤモンド17年12月9日号

 京の奥座敷」と称される温泉地が三つある。箱根、熱海、鬼怒川だ。どのエリアも東京から近く、鉄道が利用できて便利だ。ただし、3地域は横並びではない。〝奥座敷3兄弟〟はどれもキャラが異なり、それぞれ強い個性を持っている。 特に、3者の中で箱根は別格。王者のような存在なのだ。 今、全国の人気温泉地を盛り上げているのが、経営に行き詰まったり後継者がいなかったりする旅館・ホテルを買い取り、再生する事業者だ。ところが、そうした事業者でも箱根に入り込む余地は少なく、他の温泉地に比べて目立った事業ができていない。 ある再生事業関係者は、「東京から近い上に、独特の雰囲気が漂う。しかも狭いエリアにたくさんの観光施設がある。箱根は恵まれ過ぎていて、他の温泉地と同じサービスと料理でも5000円は高く取れる。むしろ、人気の上にあぐらをかいているんじゃないか」と漏らす。それほど別格なのだ。 しかも、44㌻で紹介するように、箱根ではさらなる高価格化の波が起こっている。 一方、好条件に恵まれ高貴な雰囲気すら漂う箱根に対して、新旧さまざまな要素が入り交じるごっ「東週刊ダイヤモンド 2017/12/09 30濃いキャラ同士が大激突!関東温泉地&鉄道対決入湯税収入額 全国5位?42㌻へSLが人気上昇中も"面"での復活道半ば!足利銀行の破綻も影響し、2000年代に窮地に陥る。東武鉄道が駅前整備しSLが人気も街全体の活気は回復途上東武鉄道スペーシア