ブックタイトル週刊ダイヤモンド18年1月27日号

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週刊ダイヤモンド18年1月27日号

No.1岡野工業痛くない注射針東京都墨田区JIJIJIJI84歳の岡野雅行社長が85歳になった段階で廃業する。後継者不在危惧企業リストNo.3タイガー商会科学玩具「地球ゴマ」愛知県名古屋市昭和30年代に大ヒット。職人の高齢化と後継者不在No.2坂本玩具製作所獅子頭の伊勢玩具三重県伊勢市妹が手伝ったり、弟子入りしかけた者がいたりしたが、結局、後継者が見つからずkyodonews/amanaimagesNo.4佐原商店レトロうどん自販機秋田県秋田市店は60年以上、自販機は40 年以上営業。「道の駅」へ売却Special Feature 小企業庁が衝撃的なシナリオを提示した。日本の企業の3社に1社、127万社が2025年に廃業危機を迎えるというものだ。6割以上の経営者が70歳を越え、半数の企業で後継者が不在──。大廃業時代が足音を立てて迫っている。 東京商工リサーチによれば、廃業する企業の約半数が経常黒字なのだという。優良企業が大量に退出してゆく姿は異様にも映る。事業がジリ貧になっているわけではなく、後を受け継ぐ者がいないため、仕方なく廃業を選ぶ経営者が増えているのだ。 実際に、惜しまれて廃業を決めた中小企業の経営者は少なくない。上図は、廃業した企業、あるいは廃業予定の企業の看板商品・施設を並べた「絶滅危惧企業リスト」ともいえるものだ。Saekichi KojimaPrologue中週刊ダイヤモンド 2018/01/27 34団塊世代の大量リタイアが引き金となり、大廃業時代の足音が近づいている。優良企業の廃業ラッシュは日本の産業基盤を劣化させてしまうだろう。廃業で消えるニッポンのお宝企業