ブックタイトル週刊ダイヤモンド18年3月31日号

ページ
5/6

このページは 週刊ダイヤモンド18年3月31日号 の電子ブックに掲載されている5ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

週刊ダイヤモンド18年3月31日号

特集中高一貫校た社会を生き抜くためには思考力や判断力、表現力といった、これまでの入試では測り切れない能力を高めねばならない。そのための大学入試改革というわけだ。 そのように大学入試が変われば、中学・高校の授業内容も変わり、中学入試も変わる──。 今年の開成の国語の問題は、そうした流れを強烈に印象づけた。これまでにも中学入試において、大学入試改革を先取りしたような問題は少しずつ出始めていた。だが、それはあくまで中堅校・下位校での話にすぎなかった。 少子化の流れの中、少しでも先進的な取り組みをすることで生徒を集めることが、学校側の最大の狙いだからだ。 それが、私立最難関の開成で出題されたことのインパクトたるや凄まじかった。中学受験に携わる塾関係者や他校は今年の2月1日の中学入試について、〝開成ショック!〟と呼んではばからない。 この流れが一気に加速するかどうかは、来年にならなければ分からない。だが、これから中学受験を考えている層にとって、大学受験がどのように変わろうとしているのか、中高一貫校の取り組みがどうなっているのか、これまで以上に知っておくべきだろう。43 週刊ダイヤモンド 2018/03/3104812162019(推定)1987年度 91 98 99 2000 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18(人) (%)035,00040,00045,00050,00055,000過去30年間の中学受験者数の推移開成中学校の国語二の解答例最難関校への強気のチャレンジ10年ぶりに5万人超えも間近!!中学受験に大学新入試の影響大!*2019年度受験者数・データは四谷大塚の推定値。首都圏中学模試センターのデータを基に本誌編集部作成出所:○○○○○○大学入試改革に合わせて私立大学でも入試を変える動き東京に公立中高一貫校が誕生リーマンショック東日本大震災見事に しまい(たしかに)大西社員の方が多く売り、完売している。(しかし)新宿支店は18時で品切れになり、閉店までの間に販売の機会を逃した。(一方)池袋支店は18時から閉店までの間に28個売った。(したがって)販売の機会を逃さなかった小池社員の方が優れている。有名大学付属校の人気が加速「思考力」「表現力」を問う問題が増加私立中学の「適性検査型入試」が136校に増加私立中学の「英語入試」が112校に増加問一問二偏差値が命!!よりブランド校へ…専業主婦世代中学受験を経験した親世代偏差値プラスアルファで学校選択!!コスパ重視!!公立のレベル低下に伴う私立中学受験の増加トップ公立高校の独壇場トップ私立中高一貫校の独壇場徐々に人気が高まる公立中高一貫校私立中高一貫校vs公立中高一貫校大学入試改革の不安で中学受験者増加出所:平山入試研究所*首都圏中学模試センターの資料を基に本誌編集部作成開成や女子学院、栄光学園、慶應義塾普通部、早稲田など最難関私立中学への志願者数が増加慶應義塾大学や早稲田大学をはじめ、MARCH、日本大学、東海大学など有名大学の付属中高一貫校への人気がさらに向上2020年度以降に大学入試で求められる「思考力・判断力・表現力」を問う問題が増加公立中高一貫校の適性検査の出題に共通する「その場で考え、表現する」力を問うタイプの入試が私立中で136校に増えた今年の入試では「英語入試」を実施する学校が、前年の95校から112校に増加受験者数(左目盛)受験率(右目盛)12345