ブックタイトル週刊ダイヤモンド18年7月7日号

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週刊ダイヤモンド18年7月7日号

特集 ニッポンの中国人 全解明まいますね。ただ、上司の方は、忖度ばかりで気疲れする日本人上司よりも、やりやすかった。本人は中国人であることでパワハラに遭い、つらそうでしたが……」 笹倉さんのように予期せぬ形で中国人が〝隣人〟になる人が増える一方、力を増す中国人社会に自ら飛び込む日本人も現れている。 都内の会社員、長谷川さん(仮名)は今年、一人娘を中華系インターナショナルスクールの小学校に入学させた。同校に入学する日本人は年を追うごとに増えているという。長谷川さんは言う。「20年先を見据えたとき、中国語ができると子どもの進路の選択肢が増えると思う。英語も学べ、世界中に広がる華僑に人脈もできる」 また、年100万?200万円の学費が掛かる欧米系インターナショナルスクールに対し、中華系は30万円ほど。一般のサラリーマンでも支払えることも魅力だったという。「日本の学校のように、PTAや行事の雑用をさせられることもなく、親同士の関係も国籍を問わずじめじめしていない」。 拡大する中国人社会は、確実に日本人に変化をもたらしている。見て見ぬふりをするのは簡単だが、彼らの実像を知らなければ時代に取り残されかねない。31 週刊ダイヤモンド 2018/07/07Hiroaki Miyahara