ブックタイトル週刊ダイヤモンド18年9月22日号

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週刊ダイヤモンド18年9月22日号

特集 新・価格の支配者 メルカリその力の源泉はデータにある。 これまで商品の価格決定権をめぐってはメーカーと小売業が火花を散らし、消費者は一方的に提示された値段で買うしかなかった。 しかし、メルカリの普及で「価格の支配者」は変わった。利用者1075万人のリアルな価値判断が反映された、「メルカリ相場」が形成されるようになったのだ。新品同様の商品も多数出品されており、消費者が店で買うより消費者間での売買を支持するにつれて、それが商品の〝本当の値段〟になっていく。 これまで個人の資産として計算できたのは、中古相場のある家やクルマなどに限られていた。 メルカリというマーケットの下では、服や家電、雑貨など、あらゆる所持品に資産価値が付く。 最高技術責任者の名村卓が描くメルカリの未来像は、「価値交換のプラットホーム」である。所持品を担保に融資を受ける。将来売却することを前提に、商品を割引購入する。モノを代金として、サービスの提供を受ける。 メルカリ相場のデータを握り、あらゆるモノの価格を知るからこそ、こんな未来が描ける。そして実現し得る。これがメルカリの秘めた力である。 (敬称略)3時間30分2時間39分6時間56分1時間26分アマゾンラクマヤフオク!メルカリフェイスブックメルカリ経済圏1075万人の利用者メーカー小売りツイッター1時間33分1時間48分7兆6254億円この値段で売れ!価格はこっちが決める!これだけ資産があるからお金を貸して買うならこの金額だよね~1カ月後に売るから価格を下げて代金はモノで払うから荷物運んで過去1年で不用になった製品の推定価値4835億円2916億円フリマアプリの市場規模メルカリ流通総額売上高当期純利益*数字は2017年。出所:メルカリ、経済産業省*2015年6月期までは単体、16年6月期以降は連結。出所:メルカリ価格はメーカーや小売業が決定個人がメルカリ相場を決める「価値交換」のプラットホームに価格決定権が個人に移るフリマアプリの国内市場規模不用品の潜在市場は7.6兆円ユーザー1人当たりの月間利用時間SNS並みの熱中力メルカリの業績の推移最終赤字は6期連続*2018年6月、PCを含むがスマホとの重複を除く。出所:ニールセン デジタルコンテンツ視聴率-100-50050100150200250300350400・・・・・・・・・・・(億円)2013年6月期146月期156月期166月期176月期186月期357億円▲70億円¥○○○¥○○○ ¥○○○ ¥○○○ ¥○○○¥△△△交通小売り銀行シェア6割!31 週刊ダイヤモンド 2018/09/22「買い物」の常識を変える