目次


スキマ時間行政書士「法令科目」の読み方・学び方

初学者・知識を整理したい人に最適!


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに


第1章 試験の傾向をズバリ分析する!

分析・対策01
まじめな人は試験に合格できない!?

3000条もの条文から出題される行政書士試験
「条文に当たれ!」のウソ

分析・対策02
新試験で出題傾向はこう変わった!

まずは試験傾向の分析から始めよう
試験科目・試験形式はどう変わったか
行政法のウエイトが上昇!
記述式問題の配点が高い!

分析・対策03
合格基準はこうなっている!

合格基準を分析すると
合格基準から考える一般知識対策

分析・対策04
試験情報にも「メリハリ」をつけよう!

Webサイトは要チェック
情報にふりまわされてはいけない
情報にアバウトに接することも重要

分析・対策05
法令科目の守りと攻めを見つけよう!

「おいしい科目」「おいしくない科目」の見分け方
行政法と憲法をまずパーフェクトに

分析・対策06
タイプ別合格プラン(1)

——法律初学者の場合
法律初学者が多い試験です
憲法は判例を読みこなせるように
行政法の一般理論は「二度学習」で
地方自治法は過去問中心の「省エネ学習」を
民法は「身分法」と「総則」を中心に押さえる
「物権」「債権」は頻出事項だけでOK
会社法は頻出事項の学習で半分の得点を目指せ

分析・対策07
タイプ別合格プラン(2)

——法律系有資格者の場合
受験に有利なほかの法律系有資格者

分析・対策08
合格までの学習カレンダー(1)

——択一式問題対策
合格には500〜800時間の学習が必要
なるべく早期に過去問と基本書を読み合わせる

分析・対策09
合格までの学習カレンダー(2)

——記述式問題・一般知識等対策
記述式に有効な「自作自演式学習法」
一般知識等対策は新聞記事をチェック

分析・対策10
すぐれものの基礎書、過去問集の探し方

独学者のための教材の選び方
法令の基本書を選ぶポイント
六法を選ぶポイント
一般知識等の対策本を選ぶポイント
過去問集を選ぶポイント
模擬試験の受け方
法改正の情報・直前対策のやり方

分析・対策11
学習の攻めと守りを意識しよう!

忙しい人ほど合格できる
“学習時間”の守りと攻め
“気持ち”の守りと攻め


第2章 これで合格! 憲法「判例の読み方を学ぶ」

憲法01
憲法っていったい何?

憲法は「横綱」ではなく「土俵」
憲法を守る義務があるのは誰?

憲法02
憲法の学習スタンスと「判例」の存在

憲法は「自由の基礎法」である
「人権を守る必要性」を意識しながら学習しよう
「判例」の学習が重要ポイント

憲法03
憲法の人権規定を知ろう

まず人権の種類と性格を知ろう
人権を制限する「公共の福祉」とは?
「自由権」と「社会権」
国のあり方に関わってくる社会権
「受益権」と「参政権」

憲法04
判例の学習方法——なぜ判例で学習するのか?

判例はオフィシャルな「いたこ」です
特に重要なのは最高裁の判例です
「最大判」「最判」って何?
原文を知らないと試験で解答できない
憲法判例では結論を導く考え方を学ぶ
事件のイメージを持つと記憶しやすい


第3章 これで合格! 民法「民法は用語から学ぶ」

民法01
用語を通じて民法に触れよう!

民法の学習は三味線の稽古に似ている
まずは用語で民法の価値観を学ぼう
「条文に出てこない用語」の攻略がカギ
「回遊式用語学習法」のススメ

民法02
民法って何?(1)——民法と憲法

民法と憲法の違いは?
人と人との関係をスムーズにする「民法」
民法はさまざまな「フェアー」の集合体
なぜ行政書士に民法が必要なの?
民法を知らなければ実務ができない!

民法03
民法って何?(2)——公法と私法

「私的自治の原則」が民法の重要な考え方
人の意思を大事にする「契約自由の原則」
契約は自由なのに民法が必要な理由
強制的に結ばれた契約は有効?
ぜひ押さえておきたい民法の基本原理
基本原理には例外もある

民法04
民法って何?(3)——任意規定と強行規定

「任意規定」「強行規定」とは?
お互いの意思を補完する「任意規定」
契約を定めても効力を認めない「強行規定」
時給300円の労使契約は有効か?

民法05
民法はどんな構成になっているの?

民法には財産法と身分法がある
身分法部分には総則は及びにくい
身分法→総則→物権・債権という順で学習を!
物権はモノ、債権はヒトに対する権利
物権の特徴とは?
物権と債権のズレが問題になることも

民法06
民法の用語を学ぼう

用語にふりがなをふってみよう
民法の理解は、用語のマスターが近道

民法07
民法の用語を使ってみよう

「善意」と「悪意」を使いこなそう!
「取消し」の用語に慣れよう
「対抗」とあれば、「主張を通すこと」と言い換えよう
不動産の所有権は登記のあるなしで決着する
用語はイメージと意味をセットで覚える

民法08
用語をセットで理解しよう

セットで覚えるのが理解の近道
「意思能力」と「行為能力」
「善管注意義務」と「自己の財産におけると同一の注意義務」
「期限」と「条件」
「停止条件」と「解除条件」
時効の「援用」と「放棄」
「不動産」と「動産」
「典型契約」と「無名契約」
「種類債権」と「特定債権」
「血族」と「姻族」
「積極財産」と「消極財産」

民法09
漢字から意味を推測できる用語

法律用語が難解な理由
「無権代理」と「表見代理」
「物権変動」
「先取特権」
「相殺」
「代襲相続」


第4章 これで合格! 行政法PART1 「行政法の考え方を学ぶ」

行政法01
行政法の一般理論との接し方(1)

行政法一般理論からの出題の増加
「執行機関」の意味の違いは?
一般理論では「許可」、個別行政法では「免許」

行政法02
行政法の一般理論との接し方(2)

「行政法の一般理論」=柔道の「受け身」!?
なぜ「行政法の一般理論」が必要なのか?
一般理論で学ぶこととは?
一般理論の「型」を覚えれば応用が利く
一般理論は、過去問の学習だけで得点源にできる

行政法03
行政法の一般理論の学習順序

一般理論と個々の行政法の学習順序は?
最初は未消化なままでもいい
「不可争力」の意味がすぐわかりますか?
一般理論は「戻り学習」をするのがおすすめ

行政法04
一般理論の用語の正体を暴く(1)

——民法用語の行政法バージョンに注意
一般理論にはどのような用語があるの?
“民法に似た用語”に落とし穴が
民法の「無効」と「取消し」を復習しよう
行政法の一般理論の「撤回」と「取消し」
最初から効力を生じない「無効な行政行為」
なぜ行政法には「撤回」という概念があるの?
行政行為の取消しと撤回は頻出テーマです

行政法05
一般理論の用語の正体を暴く(2)

——民法用語の行政法バージョンに注意
民法の「代理と委任」と行政法の「行政庁の権限の代理と委任」
権限の代理とは?
権限の委任とは?
民法と行政法での、用語の違いの奥にあるもの

行政法06
対になる用語でイメージする(1)

——「参与機関」と「諮問機関」
行政法の用語学習のポイントは?
「参与機関」と「諮問機関」の違いとは
行政庁とは大臣や市町村長のこと
行政機関の種類

行政法07
対になる用語でイメージする(2)

——「公共用物」と「公用物」
「公物」っていったい何?
「公物」にはたくさんの種類がある
出題頻度の高い「公共用物」と「公用物」
公物になる時期にも違いがある
公物の廃止には例外的なケースも

行政法08
対になる用語でイメージする(3)

——「不可争力」と「不可変更力」
行政行為の効力には5つの種類がある
一定の期間が経過すると争えなくなる「不可争力」
意見を聴いて決めた行政処分は簡単に変更できない
不可争力と不可変更力を区別するには?


第5章 これで合格! 行政法PART2 「行政法の流れをイメージする」

行政法09
行政法の頻出分野と学習法

試験の主戦場は個々の行政法
個々の行政法を分類する
まずは「行政救済法」からスタートしよう

行政法10
行政法独自の学習方法を身につけよう

行政法の効果的な学習法とは?
手続きの大枠をつかもう
効果的な学習を実現する2つの方法

行政法11
目的規定から始めよう

行政法の目的規定を読んでみよう
目的規定を学ぶメリットは?
行政法の目的規定は頻出分野です
行政不服審査法の目的規定からポイントを学ぶ
「行政手続法」「情報公開法」のキーワードは?

行政法12
目的規定の構成から理解する

目的規定は「手段→目的」の順に書かれている
目的がダブルにある行政不服審査法

行政法13
行政手続法の目的規定

行政手続法の目的規定を分析しよう
なぜ4つの手続きだけを規定しているのか
事前の紛争回避的役割も果たす行政手続法

行政法14

手続きの流れをイメージする
取消訴訟の流れをイメージする
行政代執行法で練習してみよう!

行政法15
行政法の相互の関係を頭に入れておこう

行政救済法の関係を押さえておこう
「不服申立て」と「取消訴訟」の違いに着目
「不服申立て」と「取消訴訟」はどちらが優先される?
不服申立てには「異議申立て」「審査請求」がある
「不服申立て・取消訴訟」と「行政手続法」の関係



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著者

吉田 利宏(よしだ・としひろ)
1963年神戸市生まれ。元衆議院法制局参事。早稲田大学法学部卒業後、衆議院法制局に入局。15年にわたり法律案や修正案の作成に携わる。特殊法人等改革基本法案、祝日法、公職選挙法などの改正案、情報公開法の修正案などの作成に参画。2002年3月退職。現在、早稲田大学エクステンションセンターで教鞭をとるかたわら、資格試験や最新行政法に関する図書の執筆、講演活動を展開。行政書士試験関係の著書・監修書に『スキマ時間で受かる行政書士』『スキマ時間行政書士 記述式に強くなる問題集』(ダイヤモンド社)『行政書士試験直前対策ブック』『過去問と判例付き行政書士試験六法』(成美堂出版)、『マンガ はじめて行政書士憲法』、『楽学行政書士法令編』(住宅新報社)、『行政書士ワードバンク「カン・タン・ゴ」』(東京法経学院出版)などがある。

吉田研究所L班
行政書士試験の分析・書籍の執筆のために集った元法制局職員や弁護士などからなる最強の法令有識者集団。

*本書は2007年4月末現在の法律等をもとに執筆されています。法律等に改正・変更があった場合、本書の内容との間にズレが生じることがあります。あらかじめご了承ください。


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