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スティグリッツ教授の経済教室

グローバル経済のトピックスを読み解く


[目次] [著者紹介]


表紙




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日本の読者への序文


第1章 [書き下ろし論文]21世紀初めの日本と世界


東アジア危機の教訓
中国の台頭
日本経済の回復とその再編
グローバリゼーションの課題に応える
透明性の欠如と世界銀行の危機
グローバリゼーションと地球温暖化
結論


第2章 グローバル経済の通説を疑え


紙幣発行によるデフレ克服策
ロシア経済、混乱と回復の真実
財政安定化協定がもたらす不安定
中央銀行の役割についての大嘘
人気取り政治家が真実を見抜くこともある
ユーロは導入後の一次試験に不合格
貿易赤字を膨張させるブッシュの愚行
中国はルールを逸脱しているのか
人権を守るための企業責任とは何か
ロシア新興財閥に今こそ課税せよ


第3章 ブッシュ大統領の深刻な誤り


二〇〇四年はグローバル経済が好転する年になる
イラクを苦しめる復興プログラム
グローバリゼーションの社会的側面に目を向けよ
ドイツを落胆させるIMF流の保守主義
アウトソーシングの大波と「雇用の赤字」
チェック・アンド・バランスが崩れたアメリカ
途上国に利益をもたらす真の貿易自由化を
天然資源国の経済が低迷する理由
大統領はどこまで責任を問われるべきか
ブッシュ再選で単独行動主義は続くのか
ブッシュの経済失政を示すこれだけの根拠


第4章 地球を守るための処方箋


二〇〇五年は過去のツケを払い始める年になる
津波の教訓を温暖化対策につなげる
民営化で年金危機は救えるのか
ブッシュは民主主義を理解していない
世銀を途上国本位に変えたウォルフェンソン
森林保護国への援助を実質的に増やす法
債務救済は貧困撲滅への出発点にすぎない
開発を促す知的財産制度を創設せよ
ハリケーン被害はブッシュの身から出たサビ
国連の強みと限界を露呈したイラク戦争
グリーンスパンFRB議長の「負の遺産」
途上国は不公正な貿易協定を結ぶな


第5章 経済格差をいかに解消するか


二〇〇六年は格差拡大の年になる
イラク戦争にかかった真のコスト
愚かさに満ちたブッシュのエネルギー政策
持続可能な成長を目指す中国のロードマップ
IMFは世界的不均衡に対処できるのか
ボリビアにみる天然資源の公正な対価
アメリカ新貿易政策の偽善を追及する
打ち砕かれた「開発ラウンド」への期待
グローバリゼーションは修正できる
腐敗との戦いが世銀の援助を有効にする
綿花輸出大国アメリカの暴政を許すな
インフレを誘発せずに失業率を下げる政策


第6章 いま直面する課題に立ち向かう


二〇〇七年も世界的不均衡が不安定の種になる
地球温暖化を抑える「有志連合」を結成せよ
医薬品開発を促すための褒賞制度
EUに課せられたグローバル・ミッション
「新しい経済モデル」を模索し始めた中国
ゼーリック世銀総裁候補への質問状
アジア金融危機後も生かされない教訓
サブプライム問題の原因はFRBにある



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著者

ジョセフ・E・スティグリッツ(Joseph E. Stiglitz)
1943年米国インディアナ州生まれ。イェール大学教授、スタンフォード大学教授等を経て、93年よりクリントン政権の大統領経済諮問委員会に参加、95年委員長に就任。97年より2000年まで世界銀行の上級副総裁兼チーフエコノミストを務める。2001年「情報の経済学」を築き上げた貢献によりノーベル経済学賞を受賞。現在はコロンビア大学教授。主な著書に『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』『世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す』(共に徳間書店)、『スティグリッツ ミクロ経済学』『スティグリッツ マクロ経済学』(共に東洋経済新報社)などがある。


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