↑ページトップへ
はじめに──ニューリッチとは何か
統計数字が示す驚くべき事実
富裕層が形成する独立国家
まったく新しい富の文化
富裕層を構成する三つの階級
第1章 ニューリッチの「ハウスホールド・マネジメント」── いまどきの「執事」養成法
何が求められるか
何を学ぶのか
お金持ちを甘やかす達人
「あれこそサービスだ」
引く手あまたの職業
ニューリッチが求める「執事」
執事の「事業計画」
執事とハウスホールド・マネジャー
バトラー・ブートキャンプ
執事を雇うことになった理由
ハウスホールド・マネジャーの仕事
第2章 ニューリッチを生み出す原動力── 即席起業家の時代
富が急増した原因
第三の波は史上最大規模
資金の奔流が大量の富裕層を生む
富の源泉
即席起業家とは何か
政府の後押しも要因
「富裕層」の定義
第3章 ニューリッチへの道── ミニチュアハウスで大富豪になったエド・バジネットの場合
アイデアが生み出す莫大な富
ミニチュアハウスという発想
製品を海外調達する
新しい産業の誕生
事業の売却を決意
目を覚ます
第4章 ニューリッチの暮らし── 「働く有閑階級」ティム・ブリクセスの場合
「毎日、目覚めると違う場所にいる」生活
働く有閑階級の出現
「生まれながらの貧乏人さ」
見向きもされない土地に着目
富裕層の人々が求めるもの
デスティネーション・クラブの魅力
ニューリッチの矛盾
二重人格者を生きる
生活規模の拡大
風変わりな慈善行為
第5章 ニューリッチからの転落── 億万長者から劇的に転落したピート・マッサーの場合
資産が一〇億ドルを越えた瞬間
転落の恐怖
「なせばなる」
激変する生活水準
「彼は耳を貸しませんでした」
暴落
第6章 ニューリッチの社交界進出── 新旧富裕層の対立
国際赤十字ダンスパーティ
パームビーチ社交界最大のイベント
社交界の頂点を目指す野望
栄光からの転落
新旧富裕層の歴史的な確執
上流階級の門戸を破るニューリッチ
確執の原因
パームビーチを変えるニューリッチ住民
ライフスタイルの違い
没落名家の子孫
新住民への複雑な思い
新住民のライフスタイル
第7章 ニューリッチの消費競争── 財力の証し
まったく新しいレベルの消費
ヴェブレンの顕示的消費
世界最大の自家用クルーザー
「慣れとは恐ろしいものだ」
一億三五〇〇万ドルの住宅物件
急増する自家用ジェット機の売上げ
ロールスロイスの復活
美術品相場が急騰した理由
駄作に法外な値
相場を吊り上げた張本人
六〇万ドルの価値がある腕時計とは
本物の旅行体験、夢の旅行体験
トリクルダウン効果
高級小売店が支配する価格決定力
ラグジュアリー・ブームの闇
第8章 ニューリッチの慈善活動── 寄付に成果主義を求める
現状への挑戦
社会起業家
慈善も競争の時代
頭を使ってよりよい世界を築く
社会起業家は何をしているか
理由ある反抗
ベンチャー起業家としての人生
五つの原則
第9章 ニューリッチが政治を変える── リベラル派の新しい「黒幕」
「四人組」は変化の前ぶれか
ジェット族のリベラル
なぜ政治に興味をもったのか
ライフスタイルを頑なに守る
同志の集まり
共和党打破に投じた金額
第10章 ニューリッチのお金の悩み── 富が不安を生む構造
資産が悩みを増やしている
全米最大の富裕層サポートグループ
富裕層の胸のうち
富裕層がお金について語るとき
第11章 ニューリッチの子供たち── 富がもたらす子育ての憂鬱
結婚協定
ニューリッチ子女の消費生活
お金がもたらす深刻な副作用
オールドリッチの過ち
遺産を背負う若者たち
離婚時の財産分与
財産をめぐる複雑な思い
負の遺産
第12章 富の格差とニューリッチの未来── カーネギーの夢は実現するか
厳しい現実に直面して
不都合な真実
格差は容認できるのか
富はどこへ動いていくのか
一縷の望み
訳者あとがき
|