目次


だから若手が辞めていく

ミドルがカギを握る人材「リテンション」の可能性


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに

第1章 すれ違う会社と若手


新卒採用は夏が過ぎても終わらない

メガバンク、狂気の採用

進む人材の大掛かりな「取り替えっこ」


第2章 仕事は好きだが、会社は嫌い


三年で辞める二〇代のホンネ
▽会社が嫌になる三つの理由
▽会社に合わせるのではなく、自分に合う会社を探す

だから、会社を辞めました
▽大手証券会社を三年で辞めた三木君の場合
▽大手電機メーカーを四年半で辞めた柿本君の場合
▽地方銀行を一年で辞めた長谷川君の場合

それでも会社を辞めない理由
▽コンサルティング・ファームに入社して四年目の永井君の場合
▽OA機器の販売会社に勤務する宮田君の場合
▽ITベンチャーに勤務する新井さんの場合

氷河期世代と超売り手市場世代との違い

どこでも行けるスーパー・ハイ・パフォーマー

column 二〇代座談会 格差は開く一方! 若手の階層化が進んでいる

column 世代間ギャップ 今年の新入社員は、バブル崩壊の年に小学校一年生だった


第3章 消極的残留組のホンネを見抜く


ネット・アンケートでも浮き彫りになる帰属意識の希薄さ
Q1 あなたは会社を辞めたこと、辞めようと思ったことはありますか?
▽三五%が転職経験あり。予備軍も含めると八五%が「辞めた」「辞めたい」

Q2 会社や職場に対する不満はありますか?
▽給料、仕事のきつさ、成長実感なし、が三大不満

Q3 仕事上の悩みを誰に相談しますか?
▽相談相手はまず同期。上司は親・兄弟よりも相談しにくい

Q4 自分の会社のよい点は何ですか?
▽尊敬できる先輩・上司がいることがよい会社の条件

Q5 現在、仕事のうえで成長しているという実感はありますか?
▽会社から評価されていることが成長実感につながる

Q6 仕事において、どんな経験が自分を成長させたと思いますか?
▽評価された経験、成果が出た経験が成長を実感させる

Q7 会社には、あなたを育ててくれる制度や工夫はありますか?
▽成長を支える制度は多様。ただしデメリットも少なくない

離職の根源的要因

組織力向上のスパイラルアップ・モデル

column 神戸大学大学院・金井壽宏教授に聞く 「最低必要努力量」はクリアせよ

column 小樽商科大学ビジネススクール・松尾睦准教授に聞く 熟達には、一〇年かかる


第4章 そうは言っても、ミドルは大変


若者はわかってくれない! ミドルはつらいよ
▽販促プロモーション会社を二年で辞めた高木君の場合
▽ソフトウェア会社を三年目に辞めた柴田君の場合

「いいからやれ!」は通用しない

九〇年バブル入社組、為す術なし

成長実感は数値データではなく言葉でしか評価できない

教えるべきは「下っ端力」の使い方

column ミドル座談会 なによりわれわれ自身が元気にならねば


第5章 人を育てる土壌づくり


リテンションに働く真逆なモメント

能力を最大限に伸ばす環境を与える

人を育てる姿勢がリテンションにつながる

伝統のОJTが人を育てる

内部昇進制による長期キャリア・プランがパフォーマンスを上げる

column 欧米企業の新しい動き シグニチャー・エクスペリエンス


あとがき 一年や二年で辞めさせるな!



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編著者

ダイヤモンド社
1913年設立。『週刊ダイヤモンド』『ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー』『ダイヤモンド・ザイ』『「株」データブック』『ダイヤモンド・マネー』『テレビステーション』などの雑誌、および書籍の出版を通じて、ビジネス出版の分野を中心に独自の地位を築く。なお、本書の取材にあたっては、人材開発事業部が中心となって取材班を組んだ。

人材開発事業部
「若手社員の成長を支援する」をコンセプトとして、適性検査や教育研修ツールの作成・販売、研修の企画・運営などを展開する。主な商品に、40年の歴史を誇る適性検査「DPI(職場適応力テスト)」、「DIST(ストレス耐性テスト)」、創刊から33年の内定者フォロー・ツール「フレッシャーズ・コース」など。2007年度は「ビジネス文章力トレーニング・コース」(9月発売)、「ベーシックスキル・セルフラーニング・コース」(10月発売予定)、「E−PDCAトレーニング・コース」(10月発売)、「リテンション・プログラム」(仮称。09年1月発売予定)と新商品が相次ぐ。


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