目次


もっとわがままになれ!


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに——今の時代、「あいつはわがままな人間だ」は最高のほめ言葉


第1章 わがままが言えるような人間になれ


一人のわがままが、世の中を変えていく
わがままとは、自分の信念を貫くこと
一日一回、わがままを言おう
わがままには「基本方針」が必要
「そういえばなんでやろ?」から、わがままは始まる
わがままとは、相手へのほめ言葉である
いいわがままは人を育てる
社是「おもしろおかしく」の裏を返せば


第2章 思いどおりになることと、わがままは違う


大人のわがままと子どものわがままの違い
自分で自分のわがままを引っ張り出す
知性と教養はわがままを言わない
「それはあきまへん」と言い切る
わがままの「質」は年齢ごとに違う
我のない人は、存在価値がない
わがままはオープンマインドになることだ
セクハラもわがままも「相手次第」
まずはデッサン力を磨く


第3章 社員はもっとわがままになれ


食わず嫌いは人生をダメにする
二十代は何でも食い散らかそう
メニューをつくる前に、片っ端から食べてみよう
早い時期に、自分を知ることを考える
二十代は迷いの時代
明日のことを考えるようになったら、初老の始まり
二十代ですべきことが、十年遅れでも構わない
仕事とは、どれだけわがままが言えるかということ
なるべく若いうちに、谷(底)を経験しておく
やりたいことをやらせてもらえるのは最高の贅沢


第4章 モノづくりも経営も、良質なわがままから生まれる


そんなにやりたかったら、やらせてみろ
優先順位を決めることがトップの仕事
わがままを聞くのは管理職の仕事
自分の評価を自己申告する
オープンでフェアな経営が一番楽である
だからモノづくりのわがままは、やめられない
創業者の二種類のわがまま
「一代限り」というわがまま
引き渡すわがままと受けるわがまま
「粉飾即悪」は間違っている
経営トップはインサイダーのために存在する
社会のためにならない会社はつぶれる
企業は同業に対して格差をつくる努力をしている
働くわがままと休むわがまま
高級動物ほど伝承が下手
あっちで使い古したものも、こっちでは最先端になる
「いつでも、いくらかかってもいい」と言えば、永久にできない


第5章 わがままこそ社会の活力


文明はCO2を増やす方向に進んでいる
わがままには共振が重要
一回限りの人生の意味を考える
わがままは発明だ
本当の時間は自分の時間
わがままの最後に行き着くところは宗教
若いうちから自分の哲学を持とう


第6章 わがままに生きることが最高の幸せ


おやじさんたちは人畜無害ではない
勲章を断った前代未聞のわがまま
わがままをさせないのも、わがまま
サラリーマンはもっと怒ろう
ウィン‐ウィンは皆のわがまま
わがままをメジャー化しよう


おわりに——わがままに生きるとは、この瞬間において全力を尽くすこと



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著者

堀場雅夫(ほりば・まさお)
株式会社堀場製作所 最高顧問。医学博士。1924年京都市生まれ。
1945年、京都帝国大学(現京都大学)理学部在学中に、堀場無線研究所を京都に創業。高精度のpHメーターの開発に成功し、1953年、堀場製作所を設立する。社員にも博士号取得を推奨し、自らも1961年に医学博士号を取得。全社一丸となって研究開発型のベンチャーのモデルともいえる企業を作り上げた。
1971年、大阪証券取引所に株式上場。1982年、東証・大証一部上場を果たす。
1978年、53歳で会長に就任。この時、かねてから提案していた人生哲学である「おもしろおかしく」を社是に制定。
現在、日本新事業支援機関協議会(JANBO)会長、京都ナノテク事業創成クラスター本部 本部長、独立行政法人科学技術振興機構JSTイノベーションプラザ京都 総館長なども務める。
著書には「人の話なんか聞くな!」(ダイヤモンド社)、「イヤならやめろ!」(日本経済新聞社)、「仕事ができる人 できない人」(三笠書房)、「問題は経営者だ!」(日経BP社)など多数ある。


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