目次


【増補版】 製品開発力

自動車産業の「組織能力」と「競争力」の研究


[目次] [著者紹介]


表紙




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日本語版への序文──2009年の時点で

日本語版への序文──1993年の時点で

序文および謝辞


序章 21世紀の自動車産業と製品開発力


『製品開発力』後の20年
自動車はなぜインテグラル・アーキテクチャか
デジタルIT技術とフロントローディング
制約条件がもたらす自動車の複雑化
統合型製品開発力の構築は続く


第1章 製品開発と新たな企業間競争


新しい企業間競争の原動力
製品開発の難しさ
自動車産業に学ぶ──比較の座標系
本書の概要


第2章 研究の基本的枠組み── 情報の観点から


パフォーマンス、組織、競争環境
効果的な製品開発に関する3つのテーマ


第3章 世界の自動車産業における競争


地域における競争および基本的市場構造の違い
量産車メーカーと高級車専門メーカーの戦略の違い
グローバルな競争
本章のまとめ


第4章 パフォーマンスの尺度── リードタイム・品質・生産性


製品開発のパフォーマンスの評価要素
パフォーマンスに関するデータの比較
パフォーマンスと競争環境との関係
製品開発のパフォーマンスと市場でのパフォーマンス
本章のまとめ


第5章 製品開発のプロセス── 製品コンセプトの創出から市場導入まで


組織のパターン
競争上の強力な武器──自動車全体のコンセプト
製品プランニング
製品エンジニアリング
工程エンジニアリング
本章のまとめ


第6章 プロジェクト戦略── 複雑さへの対応


製品のバラエティ
製品と工程の技術革新
部品メーカーの開発への関与
共通部品と流用部品──既製部品の活用
プロジェクト戦略がパフォーマンスに与えるインパクト
本章のまとめ


第7章 製造能力── 隠れた優位性の源


R&Dと製造の2分法を超えて
試作車の製作
金型の開発
パイロット・ランとランプアップ
製造能力のインパクト
本章のまとめ


第8章 問題解決サイクルの連携調整


基本的枠組み
開発段階の重複化と緊密なコミュニケーション
連携調整の実例──日本とアメリカにおける金型開発
調整された問題解決の条件


第9章 リーダーシップと組織──重量級のプロダクト・マネジャー


組織のパターン
統合のための4つのタイプ
プロダクト・マネジャーの技能と行動
組織とリーダーシップのパターン──データによる実証
組織とパフォーマンス
高いパフォーマンスを得るための組織改革
本章のまとめ


第10章 効果的な製品開発のパターン── 部分と全体


高パフォーマンスの量産車メーカーのパターン
高パフォーマンスの高級車専門メーカーのパターン
本章のまとめ──類似点と相違点


第11章 製品開発の将来── 競争・ツール・優位性の要因


製品間の競合関係と競争の同質化
変化する競争の焦点
組織および管理手法の新たな展開


第12章 自動車産業を超えて── 結論と展望


各テーマの実践
実践──基礎の構築


付 録

参考文献

索 引



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著者

藤本隆宏(Takahiro Fujimoto)
1979年東京大学経済学部卒業後、三菱総合研究所に入社。
1989年ハーバード大学ビジネススクールより博士号を取得。
東京大学経済学部助教授、リヨン大学客員教授、ハーバード・ビジネススクール客員教授などを経て、1998年東京大学経済学部教授。2004年ものづくり経営研究センター長。
主な著書にThe Evolution of a Manufacturing System of Toyota, Oxford University Press(1999年、恩賜賞・日本学士院賞受賞)、『成功する製品開発』(共著、有斐閣、2000年)、『マネジメント・テキスト 生産マネジメント入門』全2巻(日本経済新聞社、2001年)、『能力構築競争』(中公新書、2003年)、『日本のもの造り哲学』(日本経済新聞社、2004年)、『中国製造業のアーキテクチャ分析』(共著、東洋経済新報社、2005年)など多数。

キム B.クラーク(Kim B. Clark)
1974年ハーバード大学卒業。1978年経済学で博士号取得。
長くハーバード・ビジネススクール教授を務め、前ハーバード・ビジネススクール学長。現在ブリガム・ヤング大学アイダホ校学長。
著書に『インダストリアル ルネサンス』(共著・TBSブリタニカ、1984年)『デザイン・ルール』(共著・東洋経済新報社、2004年)など多数。

訳者

田村明比古(Akihiko Tamura)
1980年東京大学法学部卒業。運輸省入省。
米国コーネル大学経営学大学院にてMBA取得。
在アメリカ合衆国日本国大使館参事官、総合政策局観光部旅行振興課長、港湾局 港湾経済課長、航空局監理部総務課長などを経て、2008年7月より国土交通省大臣官房審議官。


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