目次


利益力の源泉

いかに付加価値を創出するか


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに


序章 利益の源泉

利益の源泉としての付加価値
利益の源泉としてのリソース
クリティカル・リソースとイノベーション・スパイラル


第一章 日本企業には「付加価値創出力」が求められている

日本企業のROEは向上するも株式市場は低迷
付加価値とは何か
日本における企業の付加価値創出力の低下
「労働生産性」と「資本生産性」のトレード・オフ
全要素生産性(TFP)とイノベーション

【コラム一】 経営指標としてのTFP


第二章 クリティカル・リソースとは何か

クリティカル・リソースに着目する
過去の日本企業においては「社員」がクリティカルであった
「資本」はクリティカルか
「労働」はクリティカルか
事業機会の創造が求められている

【コラム二】 人材レベルの生産性向上が必要


第三章 クリティカル・リソース経営モデルを構想する

「経営権」をめぐる戦い
株主の理解と支持が必要
付加価値の分配問題
超過付加価値の創出と分配
「経営権」と「分配請求権」の設計
非公開という選択
グーグルの株式公開からの示唆
非株式会社の選択
イノベーションの支持者に「経営権」を、「事業を創造する人々」に「超過付加価値」の分配を
エスタブリッシュメント企業への導入

【コラム三】 経営の透明性は当然必要


第四章 「つなぐ、試す、学ぶ」イノベーション・スパイラル

イノベーションに挑戦する
経営者が「試行」を促す
「試行」への経営資源の配分
失敗からも「学習」する
顧客からも「学習」する
IBMにおける「試行学習」の仕組み化
ベンチマーキングによって他社からも学ぶ
セレンディピティ

【コラム四】 アナロジーの力

「つなぎ」によるアイデア創造
組織を変えて「つなぐ」
オープン・イノベーション:研究開発における他社との「つなぎ」
「つなぎ」を仕組み化する
P&Gの「コネクト・アンド・ディベロップ」
IBMの「イノベーション・ジャム」
イノベーション・スパイラル

【コラム五】 ネットでの価値創造
【コラム六】 「つなぎ」によるオプション価値の創造


第五章 希少性をめぐる地球規模の戦いが始まっている

グローバル経済から逃げない
グローバル化と生産性
過剰な世界での希少性をめぐる戦い
現在の強みを活用する
グローバル・ニッチをとらえる
世界の重要課題に照準を定める
不利な立場を優位に転ずる
高所トレーニングの場をつくる
脅威に直面する経験は希少である


おわりに



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著者

池田和明(いけだ・かずあき)
戦略策定および企業価値評価の分野において、長年のコンサルティング経験を持つ。大手の製造業、流通業、医薬産業、エネルギー産業のお客様が多く、近年は新市場・新事業戦略の策定に注力している。また、新規事業戦略やシナリオ・プランニングなどに関する経営者向け講演を多数実施している。
1965年12月生まれ。1987年9月公認会計士第2次試験合格。1988年3月早稲田大学社会科学部卒業。同年4月大手監査法人入所。1991年2月公認会計士第3次試験合格。1996年1月プライスウォーターハウスのコンサルティング事業ユニットであるプライスウオーターハウスコンサルタント(PWC)入社。2001年パートナーに登用。2002年10月のIBMによるPWC買収を経て、現在、IBMビジネスコンサルティングサービス、パートナー、事業戦略コンサルティングリーダー。
2002年4月より現在まで、早稲田大学理工学部大学院で非常勤講師として『企業戦略論』を担当。
著書としては、『実践シナリオ・プランニング』(共著、東洋経済新報社)、『キャッシュフロー経営入門』(共著、日本経済新聞社)などがある


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