目次


学習優位の経営

日本企業はなぜ内部から変われるのか


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに


序章 今、なぜ成長か


「二兎追い」戦略の限界?
非デジタル思考による限界突破
なぜユニクロが強いのか
トヨタは蘇るか
答えは自らが握っている
足腰を鍛え、跳躍せよ
本書の構成


第1章 スマート・リーンが拓く次世代成長


ポーターモデルの限界
イノベーションのジレンマ
スマート・リーンによる限界突破
任天堂の成功パターン
セブン-イレブンの業態革命
トヨタの原点
ノキアのインド攻略
独走するiPod
アップル復活の真相
日本企業復権の切り札


第2章 資産構造を組み替える


日本企業の三重苦
非日常(ハレ)から日常(ケ)へ
分解から再編集へ
非デジタルな資産の組み替え
資産の三層構造
三つの顔を持つ任天堂
ユニクロのバーチャルカンパニー
答えは足元にある


第3章 スマート・リーン経営のダイナミズム


「鏡の国」の競争原理
「新化」と「深化」
進化の二重構造
「深化」するコンビニ
隣へのずらしによる「伸化」
リクルートの拡業パターン
進化のメビウス
ユニクロの飽くなき挑戦


第4章 成長を駆動する組織要件


組織運動のトポロジー
四つの「見えざる資産」
DNAの二つの螺旋構造
DNAの読み解きと読み替え
DNAを基軸とした「マーケット・アウト」
成長エンジン
〈4+1〉ボックスがもたらす持続成長
ユニクロの〈4+1〉ボックス
四つの未成功パターン
「見えざる資産」を「見える化」する


第5章 組織のメビウス運動


逆上がりするメビウス
「見えざる資産」のつなぎ方
アップルの「つなぎ」
リクルートの「ずらし」
学習と脱学習の良循環
学習優位の確立
どこから手をつけるか
原体験としてのメビウス


第6章 組織の慣性を突破する


空間軸上のねじれ
ミドル機能による「つなぎ」
ユニクロを駆動するミドル機能
ミドル機能の埋め込み
時間軸上のねじれ
リクルートの「ずらし」の仕掛け
異質性の取り込み
「新化」と「伸化」を仕掛ける
ミドル機能を呼び覚ます


第7章 企業進化の実践


経営変革のグローバル・スタンダード
日本型変革モデル
パナソニックの破壊と創造
V商品と垂直立ち上げ
デジカメにみるメビウス運動
スマート・リーン×メビウス
自己組織化の方程式
「正の危機感」による「ゆらぎ」の創発
「つなぎ」をもたらす「本質的な質問」
実践を通じた体質化


第8章 日本企業復活に向けて


アジア域内スマート・リーン構想
「こちら側」と「あちら側」をつなぐ
目指せ 「融知経営」
グローバル経営の三段階
フラクタルな進化
イノベーションの経営から経営のイノベーションへ
明日から何をすべきか


おわりに



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著者

名和高司(なわ・たかし)
マッキンゼー・アンド・カンパニーのディレクター。東京大学法学部卒業、ハーバード経営大学院修了。三菱商事を経て、マッキンゼー入社。日本、アジア、アメリカなどを舞台に、情報・通信、自動車・家電、エネルギー・インフラなど、幅広いハイテク・サービス分野で、成長戦略や異業種アライアンス、経営変革に取り組んでいる。2010年春、一橋大学国際企業戦略研究科教授に就任予定。著書に『戦略の進化』(ダイヤモンド社、共著)、『高業績メーカーは「サービス」を売る』(ダイヤモンド社、共著)、『ハーバードの挑戦』(プレジデント社)など。


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