はじめに

絵で見る「計略」
計略の使われ方


第一部　計略の基礎知識

計略に対する無知
計略と計略「学」
計略と戦略
計略と欺瞞
計略と嘘
計略と智慧
計略と経済学
計略と「商戦」
計略とマネジャー
三十六計と孫子
西欧人の無関心事、中国人の関心事
クラウゼヴィッツの計略観
三十六計と欧米での適用法
計略の六つのカテゴリー
計略の四つの倫理的カテゴリー


第二部 三十六の計略

目隠しの計

第一計　瞞天過海（まんてんかかい）　「天を瞞いて海を過る」
第三計　借刀殺人（しょくとうさつじん）　「刀を借りて人を殺す」
第六計　声東撃西（せいとうげきせい）　「東に声して西を撃つ」
第八計　暗渡陳倉（あんとちんそう）　「暗かに陳倉に渡る」
第十計　笑裏蔵刀（しょうりぞうとう）　「笑いの裏に刀を蔵す」
第二十四計　仮道伐〓（かどうばっかく）　「道を仮りて〓（かく）を伐つ」
第二十五計　偸梁換柱（とうりょうかんちゅう）　「梁を偸み柱に換う」

でっちあげの計

第七計　無中生有（むちゅうしょうゆう）　「無の中に有を生ず」
第二十七計　仮痴不癲（かちふてん）　「痴を仮るも癲せず」
第二十九計　樹上開花（じゅじょうかいか）　「樹上に花を開す」
第三十二計　空城計（くうじょうけい）　「空城の計」
第三十四計　苦肉計（くにくけい）　「苦肉の計」

露呈の計

第十三計　打草驚蛇（だそうきょうだ）　「草を打って蛇を驚かす」
第二十六計　指桑罵槐（しそうばかい）　「桑を指して槐を罵る」

機に乗ずる計

第二計　囲魏救趙（いぎきゅうちょう）　「魏を囲んで趙を救う」
第四計　以逸待労（いいつたいろう）　「逸を以って労を待つ」
第五計　趁火打劫（ちんかだごう）　「火に趁んで劫を打く」
第十二計　順手牽羊（じゅんしゅけんよう）　「手に順いて羊を牽く」
第十四計　借屍還魂（しゃくしかんこん）　「屍を借りて魂を還す」
第十五計　調虎離山（ちょうこりざん）　「虎を調って山を離れしむ」
第十六計　欲擒姑縦（よくきんこしょう）　「擒えんと欲すれば姑く縦て」
第十七計　抛磚引玉（ほうせいいんぎょく）　「磚を抛げて玉を引く」
第十八計　擒賊擒王（きんぞくきんおう）　「賊を擒えんには王を擒えよ」
第十九計　釜底抽薪（ふていちゅうしん）　「釜の底より薪を抽く」
第二十計　混水摸魚（こんすいぼぎょ）　「水を混ぜて魚を摸る」
第二十二計　関門捉賊（かんもんそくぞく）　「門を関ざして賊を捉う」
第二十三計　遠交近攻（えんこうきんこう）　「遠く交わり近く攻む」
第二十八計　上屋抽梯（じょうおくちゅうてい）　「屋に上げて梯を抽す」
第三十計　反客為主（はんかくいしゅ）　「客を反して主と為す」
第三十一計　美人計（びじんけい）　「美人の計」
第三十三計　反間計（はんかんけい）　「反間の計」

併用の計

第三十五計　連環計（れんかんけい）　「連環の計」

逃げの計

第九計　隔岸観火（かくがんかんか）　「岸を隔てて火を観る」
第十一計　李代桃僵（りだいとうきょう）　「李、桃に代わって僵る」
第二十一計　金蝉脱殻（きんせんだっかく）　「金蝉、殻を脱ぐ」
第三十六計　走為上（そういじょう）　「走ぐるを上と為す」

結び

訳者あとがき

原注