目次


サブプライムを売った男の告白

米国住宅金融市場の崩壊


[目次] [著者紹介]


表紙




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前書き

監訳者前書き


第1章 転換点


良好な貸付が悪夢となる
崩壊
我々はなぜ、ローンを通したのだろう?
手を引く潮時
本書で私が伝えたいこと


第2章 サブプライムローンというビジネス


融資そのものが間違っていたのか?
サブプライムローンの借り手とクレジットスコア
サブプライムローンの借り手のタイプ
サブプライムローンの起こり
広がる融資対象
最初の危機──1998年
プレーヤーたちとプロセスを理解する
レンダーとブローカーの関係
レンダーと投資家の関係
矛盾したシステム
まったく独自の文化
頭金なしで、サブプライムローン会社を始める方法


第3章 ブローカー:モーゲージ・ファイナンスの弱点


ブローカーに頼ってしまう借り手たち
モーゲージブローカーの業務
ブローカーの活動方法
住宅ローンの不正行為
ブローカーの駆け引き
正直なブローカー
機能不全なブローカー
腐敗したブローカー
私はどんな世界に入り込んでしまったのか?
人間性への信頼を失う


第4章 ローン借り入れのための芸術的な手口


リスクの理解
クリエイティブな融資を効果的にする方法
事例その1──信用度を操作する
事例その2──収入をレバレッジする
事例その3──借り手が貸付側に伝えない事実
事例その4──今それがあったはずなのに……
事例その5──自動引受システム
査定の誤差
事例その6──ほんの少しごまかす方法
大いにごまかす方法
評価額の異常な高騰
責任は誰にあるのか


第5章 ウォール街と格付け機関‥最悪の強欲者たち


証券化のインパクト
モーゲージ担保証券の理解
混乱の中にウォール街が参入する
格付け機関
実入りのいいビジネスモデル
プロセスにおける手口
矛盾した関係
格付け機関の力
仕切っているのは誰か?
新製品を格付けする
遅い反応
証券化が借り手に与える悪影響
将来はどうなるのか


第6章 断片をひとつにまとめる


間接的な加担者たち──連邦準備理事会
借り手
収入の報告と、頭金の支払いは任意
住宅ローンのリテール・レンダーたち
住宅建築業者と不動産業者
サブプライムローン業界の消滅
成長への鍵
判断力の欠如
マージン
新しい商品──壮大なスケールでの崩壊
壁の倒壊


第7章 再び軌道に乗る


変化のための計画
投資銀行──責任の創造
格付け機関──徹底的な調査
モーゲージブローカー──システムの修正
譲受人責任──まずは報酬から
ライセンス制度と認定
不正行為に立ち向かう──独創的に考える
鑑定士
貸付のガイドライン──意味のある変化
繰上返済違約金
ARM──手順の変化
エスクロー口座
強制的カウンセリング
嘘つきから不正行為を抜き出す
現在の危機


終わりに

監訳者あとがき



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著者

リチャード・ビトナー(Richard Bitner)
コーネル大学とノーザン・アリゾナ大学で学位を取得後、GEキャピタルやGMAC(ゼネラルモーターズの金融子会社)で住宅金融の仕事に9年間携わった後、2000年9月にサブプライムローン会社、ケルナー・モーゲージ・インヴェスツメント社をテキサス州ダラスに設立、取締役を務める。2005年末に事業の悪化からサブプライム業界を離れ、住宅ローン業界に関する執筆・講演活動を始める。現在は出版とコミュニケーション関連事業の会社、LTVメディアの代表取締役。

監訳者

金森重樹(かなもり・しげき)
東京大学法学部卒。不動産投資顧問業の株式会社金森実業社長。億単位の資産形成のサポートをしている会員組織「通販大家さん」を運営し、年間200億円以上の一棟物収益マンションを会員に仲介している。現在はホテル再生投資も行う。発行するメルマガ「回天の力学」は読者30万人以上でマーケティング業界でも著名。『ハイパワー・マーケティング』(インデックスコミュニケーションズ)、『自分の小さな「箱」から脱出する方法』(大和書房)、『インターネットを使って自宅で1億円稼いだ! 超・マーケティング』『1年で10億つくる! 不動産投資の破壊的成功法』(ともにダイヤモンド社)など、著書・監訳書多数。 通販大家さん:http://www.28083.jp

訳者

金井真弓(かない・まゆみ)
税理士事務所、損害保険会社などで勤務後、フリーの訳者として独立。おもな訳書にC・クラーク・エプスタイン『戦略的質問78』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、ビル・マクファーラン『自分をうまく伝える15の方法』(オープン・ナレッジ)、デヴィッド・ボーム『ダイアローグ——対立から共生へ、議論から対話へ』(英治出版)などがある。


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