目次


俺様社員をどうマネジメントするか

“自分はできる”と思い込んでいる若手を育てる3つの方法


[目次] [著者紹介]


表紙




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まえがき


第1章 「自分はできる!」と思っている若手ほど、有害なものはない


今のままでは若手社員を育てられない
ほとんどの若手社員が使いものにならない
オンリーワン信仰と根拠のない自信
勝つことのメリットも知らず、ますます軟弱になる若者たち
努力することを知らないから、あきらめが早くなる
経験がないからではなく、知識が多すぎて行動できない
お金と時間は欲しいが、出世は望まない若者たち
リスペクトなき世代
そして誰も怒らなくなった
モンスターペアレントがモンスターチルドレンを生む
耐えがたい単調さを乗り越えなければ、成功はありえない
「WIN—WINの関係」を勘違いするな
若手が同期会をやりたがるのにはわけがある——ホテル・カリフォルニア症候群
「いじめ」という自己改善の機会も失った
悪いことは、きちんと怒らなければならない


第2章 入社2年目までは、厳しく育てる


今こそ教育の原点に戻るとき
ただの怒りん坊では逆効果
小学生のときに出会った理想のコーチ
怒ることができる上司になれ!
ビジネスでも大切なゴールデンエイジ
入社2年目までをどう過ごすかで、その後の成長が決まる
教育に効率を求めてはいけない
基本を徹底させる、社外講師はその後でいい
まずは挨拶から
「真実の瞬間」が大切
最初に出会う人が、その企業の最前線の従業員
挨拶ができない企業は、業績が悪化していく
優良企業が倒産したのは、基本ができていなかったから
社員全員を敵にまわした研修の始まり
優秀な社員のはずが、最低限のマナーも身につけていない集団だった
甘やかす研修担当者からのクレーム
研修担当者からの思わぬ電話
「できない社員」は正当化の根拠を探す
やる気のないように見える社員の中に、意識の高い社員が隠れている
厳しく育てると、本当に萎縮して自発性を失うのか
周りに流される自発性のない社員が一番問題


第3章 俺様社員を変える方法(1) 基本をティーチングで叩き込む


中堅社員でも7〜8割は「できない社員」
「できない社員」には、まず「教えること」から始める
ゴールデンエイジに何を教えるか

1 物事を2つの視点から見る
  マトリクスの使い方を間違えると、弊害ばかりが生まれストレスも増加する
  「やり方」よりも「あり方」のほうが大切

2 入社後数年は試されている時期であることを自覚させる
  意地悪を乗り越えれば、親密な関係が築ける
  入社早々の怒りの洗礼で、俺様社員が変わった

3 怒られキャラ(いじられキャラ)は得
  問題社員の末路
  愛情がなければ怒れない時代になった

4 コミュニケーションは直接
  手軽さの裏に潜む落とし穴
  「俺様流拡大解釈」とリスク回避のための「仲間づくり」

5 報連相を徹底させる


ティーチング(teaching)のポイント


辞められてしまうことを恐れてはいけない

教える側(読者の皆さん)に知っておいてほしいこと(1)
インプットなければ、アウトプットなし

教える側(読者の皆さん)に知っておいてほしいこと(2)
「果樹園の法則」で部下を育てる
  単調に耐えてこそ、人は成長できる

教える側(読者の皆さん)に知っておいてほしいこと(3)
チームワークのためにも、プロパーを育成する


第4章 俺様社員を変える方法(2) コーチングで最大のアウトプットを引き出す


部下の育成に対して2つの視点を持つ
  (1)入社してからの年数を基準にした場合
  (2)本人の価値観を基準にした場合
  (3)時間軸(緊急度)を基準にした場合
こうすれば失敗しないコーチングの流れ
コーチングの基本モデル(GROWモデル)
タイプ別のコーチング方法
 (1)問題は自分以外にあると考える、基本が他責の社員
  自分自身を客観視させる機会をつくる
 (2)指示待ち体質がしみついた無関心の社員
  SMARTERモデルを活用し、フォローを多めに設定する
 (3)頭でっかちで行動が伴わない評論家タイプの社員
  区別をつける
  「失敗しない」と「成功」は異なる
  「知っている」と「できる」は異なる
  「批判の対象」と「力が及ぶ範囲」は異なる
  ダイナミック・コーチングサイクル
ティーチングとコーチングのバランスは「6:4」
アイデアを生み出す「五上」の活用


第5章 俺様社員を変える方法(3) 問題社員を動かす上司の「あり方」


リーダーの「あり方」が周りを変えていく
たった1年で全国トップの支社に
フィードバックはシンプルにわかりやすく
自分なりの「伝説」を残す
最後まで当たり前のことを続ける
リーダーの「あり方」=リーダーの言動
前向き・肯定的・建設的な言葉に、よい人材や情報が集まる
よいことであれば、当然のことでも、言葉で伝える
意外と使われていない「がんばってるね」という声かけ
言葉には気づかせる力がある
ベストの選択肢は何か
禁止事項はどう伝えたらいいのか
「言」より雄弁な「動」
地道な行動を日々続けることが大事
人は理屈じゃ動かない——誰も聞いていないかもしれないが、みんなが見ている
部下に変化がなくても、あきらめてはいけない
「やり方」や「考え方」の引き出しを増やそう


あとがき



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著者

内田和俊(うちだ・かずとし)
1968年生まれ。早稲田大学法学部卒。SYPシステム専属専任講師、PHP認定 ビジネスコーチ上級。人材育成を専門とし、多くのクライアントと関わる。2002年、東京国際フォーラムで開催された日本コーチ協会全国大会では、日本で成功した4人のパイオニア的コーチの1人に選ばれ、講師・パネラーをつとめる。現在、主に一部上場企業の幹部社員を対象にした社員研修やコンサルティングを実施。1年間で約1万人に集合研修、500人に個人セッションを行っている。研修実績は、三菱重工業、明治安田生命、新日本石油、NTT東日本、ライオン、あすか製薬、新キャタピラー三菱、大鵬薬品、ソフトバンクテレコム、三菱マーケティング研究会、東京消防庁など100社以上。著書に『「依存する人」を「変化を起こす人」にどう育てるか』(日本実業出版社)がある。


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