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勃発! エネルギー資源争奪戦

熾烈化する「新興国vs先進国」資源外交の行方


[目次] [著者紹介]


表紙




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まえがき


第1章 エネルギー資源争奪の現場は「戦争前夜」


原油価格の高止まりはこれからも続く!
新規の油田開発は高コストで進まない
産油国の足並みも増産ではそろわない
資源国内の利権争いは安定供給に脅威
天然ガスを巡って独立運動が激化
テロの標的になる石油関連施設
備蓄した石油の放出で価格を抑えられるか
生産と消費の「ミスマッチ」が問題を深刻化
80〜90年代の空白期間が原油高の遠因
「ピークオイル説」の賛否も価格に影響
資源を武器に強硬外交続ける大国ロシア
ウクライナへの天然ガス供給停止という衝撃
ロシア系・非ロシア系が競う天然ガス供給ライン
パイプラインでEUの分断を図るロシア
「天然ガス版OPEC」構想は欧米の反発必至
中国は世界のエネルギーをがぶ飲みする
武器と交換で石油利権を手に入れる中国
シーレーンの安全確保に走る中国外交
「上海協力機構」を通じて中ロが共同戦線
資源ナショナリズム高まる中央アジア
日本の資源外交に神経を尖らせる中国
中東ばかりに頼れない中国の事情
これから存在感を増していくインド
エネルギー安全保障を国家の重要課題としたブッシュ
「脱中東原油」を図るアメリカ
外交武器としてのエネルギー資源


第2章 環境問題を巡る地球規模の駆け引きがはじまった


前途多難な「ポスト京都議定書」の行方
地球温暖化が生活に及ぼす影響は深刻
国内経済への影響が問われる環境対策
日米が途上国にも温暖化ガス削減求める
排出権取引など3つの手法がある「京都メカニズム」
EUでの排出権取引は失敗だった!?
EUは環境対策よりエネルギー確保を重視
資源非消費型への産業構造シフト狙うEU
抜け目がないEUの外交戦略・戦術
拡大する一方の中国、インドのCO2排出量
COP15での両者対立は決定的
環境対策より経済重視のCO2大国
アメリカが注目するCO2回収・貯留技術
国際信義と競争力低下の間で悩む日本
「世界を読めない大統領」には期待できない
決定打となるか「排出削減プロジェクト」
技術の提供もなく取得できる排出枠
環境問題の解決にはスピードが要求される
途上国にも温暖化防止の警鐘を鳴らせ
根本的な解決策は「革新的技術開発」


第3章 地球温暖化を追い風に進む「原子力ルネサンス」


環境負荷の少ない原子力発電に期待集中
欧州での原子力再評価高まる
原子力復活路線をとる大国のシナリオ
ブッシュ以後も原子力推進は不変
日本のテーマは地震対策と稼動率向上
世界各地に広がるウラン資源
ウラン価格も需要増見込みで高騰傾向
日本はカザフスタンでのウラン獲得に成功
大型鉱山開発プロジェクトで活気づく商社
世界市場に広がる日本の原子炉
原子力発電に乗り出す旧東欧諸国
中国は原発建設と燃料確保をセットで推進
大型化・出力増の改良型原子炉
原子力の技術移転に核不拡散の枠組み浮上
プルサーマルは燃料利用効率を向上
GNEP構想で高速炉開発進む
次世代原子炉は環境配慮型と小型化
原子力発電で果たす日本の役割


第4章 日本のエネルギー安全保障の理想と現実


半国営企業ガスプロムの基本戦略とは
ロシアとの交渉では何が必要か
液化天然ガスの争奪戦が始まる
エネルギー市場のライバル中国の事情
日本にも石油メジャーが求められる
原子力発電に日本はどう取り組むべきか
バイオ燃料の落とし穴とは何か
オイルサンドとメタンハイドレードの可能性
日本の弱みが強みに変わる省エネ技術
資源ナショナリズムの実態
技術覇権の時代が到来する
付き合う相手国は吟味が必要
機能しない日本のエネルギー外交
エネルギー資源争奪戦本格化へ
エネルギー資源はこのままでは危ない



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編者

ダイヤモンド社


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