目次


顧客はサービスを買っている

顧客満足向上の鍵を握る事前期待のマネジメント


[目次] [著者紹介]


表紙




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監修者序文

はじめに


第1章 いまや、企業はすべてサービス業である


サービス業の悩み
相変わらず「伝承」「直感」、そして「気合」
よくならないサービス品質、合理的でない価格設定
産業の競争は「モノからサービスへ」
情報化とよく似ている産業のサービス化
アフターサービスを重視しだした製造業
サービスだけを販売するビジネス
サービスサイエンスは、こうして生まれた


第2章 分類すると、サービスの特性が見えてくる


全体像が明確になっていないサービスサイエンス
分類、分解、モデル化の手順でサービスの論理に迫る
約450種のサービス業は、大きく3つのサービスに分類できる
サービスは分類すると、その特性が見えてくる
ホスピタリティサービスは、マニュアルサービスの土台の上に築かれる
「マズローの5段階欲求説」で、サービスを分類する


第3章 分解すると、サービスの要素が見えてくる


プロセスに分解すると、サービスの改善点が見えてくる
分解したプロセスを「見える化」する
サービスを「コアサービス」と「付帯サービス」と「臨機応変サービス」に分解する
サービスの評価を「成果」と「プロセス」に分解する
サービス品質を6つの評価に分解する
共感性と柔軟性がホスピタリティサービスを実現する
製造業は「秒」単位なのに、サービス業は「時間」や「日」単位でマネジメントされている


第4章 モデル化すると、サービスの骨格が見える


勝つための「サービスプロセス」をモデル化する
サービスの材料は「お客様の課題」である
「情報転写モデル」で、サービス業の課題を見つける
モデル化して、ハイレベルサービスの努力ポイントを理解する
サービス事業のフレームワークで自社をチェックする
利益を生み出すプロフィットチェーンモデル


第5章 サービスの論理をマスターすれば勝てる


サービスには、カタチがない
サービスは、生産と消費が同時に行なわれる
サービスは、お客様の個別要求に応えなければならない
サービスは、お客様と共同生産、勝手には作れない
サービスの論理が理解できれば、競争に勝てる
成功しているサービス業の4つのプロセス
オムロンフィールドエンジニアリングのサービス改革の論理


第6章 サービスと顧客満足の鍵を握る「事前期待」


「これだ!」という定義がないサービス
複雑なサービスを対象にする新しいサービスの定義
サービスか、余計なお世話かは、「事前期待」次第
顧客満足の絶対値は存在しない
顧客満足は、事前期待の達成度を評価尺度としたサービスの総合品質
事前期待による顧客セグメンテーション


第7章 誰も気づかなかった事前期待のマネジメント


「事前期待」を意識していない日本の顧客満足向上運動
どこまでも膨らんでいく「事前期待」
顧客満足の本質を理解できれば、その向上は簡単に実現できる
誰も気づかなかった事前期待のマネジメント
広げすぎた風呂敷をたたむ
「感動するサービス」を論理で実現する
高い顧客満足の土台にあるもの


第8章 いかにサービスバリューを高めるか


特徴あるサービスで、その価値を高める
サービスバリューを高める要素
サービスバリューを高めて、利益をアップする
サービスバリューを高め続けないと、低価格競争に巻き込まれる
サービスバリューは、お客様の「心の中」にある


第9章 サービスサイエンスでイノベーション


直感によるサービスマネジメントでは、改善の成果は積み上げられない
サービスサイエンスは納得性を高め、改善のべクトルを一つにできる
論理さえあれば、誰でも一流のサービス企業を実現できる
「サービスの見える化」から始まる企業のイノベーション
オムロンフィールドエンジニアリングのイノベーション事例


あとがき

参考文献



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監修者略歴

北城恪太郎(きたしろ・かくたろう)
日本アイ・ビー・エム(株)最高顧問。1944年東京都生まれ。67年慶應義塾大学工学部卒業、72年米国カリフォルニア大学大学院(バークレー校)修士課程修了。1967年日本アイ・ビー・エム(株)入社。86年同社取締役に就任、常務取締役、専務取締役、取締役副社長を経て、93年代表取締役社長に就任。99年アジア地域19か国を統括するIBMアジア・パシフィックプレジデントを兼務。代表取締役会長に就任。2003年社団法人経済同友会代表幹事に就任。07年から現職。主な兼職は、国家公務員倫理審査会委員、ngi group(株)取締役など。著書に『経営者、15歳に仕事を教える』(文春文庫)など。

著者略歴

諏訪良武(すわ・よしたけ)
ワクコンサルティング(株)常務執行役員エグゼクティブコンサルタント、国際大学グローバルコミュニケーションセンター上席客員研究員。1947年京都市生まれ。71年京都工芸繊維大学修士課程修了。同年オムロン株式会社(当時立石電機)入社。95年オムロングループ全体の情報化戦略を立案する情報化推進センター長就任。オムロングループ全社のコミュニケーションインフラを構築。97年オムロンフィールドエンジニアリングの常務取締役として、ITインフラ保守サービス事業を構築。04年日本オフィスオートメーション協会から03年度IT総合賞を受賞。04年リックテレコム社主催の第1回コンタクトセンタアワードのマネジメント部門金賞を受賞。カタチとして見えないサービスや顧客満足を科学的に分析し、競争力アップための方法論を提唱している。


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