目次


費用対効果が23%アップする 刺さる広告

コミュニケーション最適化のマーケティング戦略


[目次] [著者紹介]


表紙




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推薦文 シカゴ大学経済学教授、『ヤバい経済学』著者 スティーヴン・D・レヴィット

監訳者まえがき

はじめに

◎マーケティング、広告を成功させたい企業の皆様へ
◎著者について
◎本書で実施したリサーチの背景説明
◎本書の有益性について


第1部 マーケティングはすでに死んでいる──だが、再生は可能だ

第1章 消費者の心に刺さる新しいマーケティング

◎マーケティングが直面する問題とビジネスに与える壊滅的な影響
◎三〇社を超す一流企業をリサーチ
◎マーケティングの非論理的な世界
◎チャンス到来:新しいメディア
◎今日の焦点:マーケティング・アカウンタビリティ
◎今こそ新しいアプローチを
◎ロケット・サイエンティストの教訓
◎本書の展開

第2章 広告に関する「知識基盤」の欠如を克服する

◎問題(1):広告を機能させるものを知るための知識基盤がない
◎問題(2):データやリサーチに対する不信感と誤解

第3章 変化に抵抗する「マーケティング文化」を克服する

◎問題(1):認識と行動のギャップ
◎問題(2):マーケターの歪んだレンズ
◎問題(3):失敗への恐怖
◎問題(4):「マーケティングは魔法」「ブランディングは測定不能」という神話

第4章 「マーケティング組織」の課題を克服する

◎問題(1):マーケターと広告代理店のインセンティブ構造の違い
◎問題(2):協力への抵抗
◎問題(3):評価と行動のためのシステムの欠如

第5章 マーケティングにおける「広告の価値」を再評価する

◎率直に言ってマーケティングはむずかしい
◎それでも広告が大事な理由


第2部 広告を再生する──今すぐ始めるマーケティングと広告のカイゼン

第6章 COPを使ってマーケティング・キャンペーンを導く

◎COPはマーケティング・アカウンタビリティを保証する
◎COPを機能させる方法
◎COPにより広告の4Mをカイゼンする
◎COPを応用したシナリオ・プランニング
◎登山家の教訓

第7章 COPの三つのステップ

◎ステップ(1):キャンペーンの目標に関するコンセンサスを得る
◎ステップ(2):意思決定ツリーを作って行動プランのコンセンサスを得る
◎ステップ(3):マーケティング効果の評価と行動プランを結びつける


第3部 広告の費用対効果を向上させる──広告費一〇億ドル分の事例に学ぶ実践戦略

第8章 モチベーションと消費者のニーズ

◎ブランドの感情的、社会的特性が消費者のモチベーションを刺激する
◎消費者モチベーションに関する知識のギャップを埋める
◎消費者モチベーションの目録を作成する

第9章 モチベーション、セグメンテーション、ポジショニング

◎セグメンテーションとポジショニングを的確に把握する
◎消費者セグメントの規模はその価値ほど重要ではない
◎対象とするセグメントを支えるメディアの選択
◎進化する消費者モチベーションに遅れをとらない

第10章 心に刺さるメッセージと広告

◎消費者はマーケターの意図通りには広告メッセージを聞いていない
◎マーケターは歪んだレンズ越しにマーケティングを見ている
◎マーケティングの流砂を防ぐ方法
◎締め切りの重圧が成果を損なう
◎古くさいリサーチ方法に意味はない
◎広告想起を重視することの危険性
◎消費者に広告の影響について尋ねるという落とし穴

第11章 直感的メッセージから科学的メッセージへ

◎レーシングカー・ドライバーの教訓
◎A/Bスプリット・テストを使ってメッセージ効果を上げる
◎実験によって証明されたメッセージ効果
◎「イメージャリー・トランスファー」効果の活用
◎ブランドにメッセージを明確に結びつける

第12章 タッチポイントへのメッセージ

◎タッチポイントが大事な理由
◎すべてのタッチポイントをブランド構築に活かす
◎COPをタッチポイントの統合に役立てる方法

第13章 メディア配分の「物理的法則」

◎メディア・プランニングは「経験」に頼らず測定評価を行なうこと
◎メディア力学、ワイン・テイスティング、収穫逓減の法則、五分位分析
◎メディア力学の原則(1):「見えない、聞こえない=効果ゼロ」
◎メディア力学の原則(2):二つの収穫逓減に気をつけろ
◎メディア力学の原則(3):一部の消費者は他の人より多くの取り分にあずかる
◎メディア力学の原則(4):リーチは真のリーチではない
◎メディア力学の原則(5):重要なのはプロセス内指標ではなく成果

第14章 メディアの最適化でマーケティングROIを向上する

◎メディア最適化のケーススタディ:ダヴのニュートリウム・バー
◎メディア最適化のケーススタディ:フォードF150
◎フォードのメディア・ミックスの意味


原注

監訳者あとがき 慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授 井上哲浩

解説 CMOワールドワイド株式会社 代表取締役社長 加茂 純



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著者
レックス・ブリッグス(Rex Briggs)
20カ国を超える国々にクライアントを持つ、マーケティング効果リサーチおよびコンサルティング会社「マーケティング・エボリューション社」の創設者。マーケティング・リサーチ会社、ヤンケロヴィッチ・パートナーズを皮切りに、WPPグループをはじめアメリカ有数の企業でシニア・エグゼクティブなどを歴任。『アドウィーク』誌が選ぶ、メディアとテクノロジー分野における「ベスト・アンド・ブライテスト」のひとりに挙げられ、CRM、ブランディング、ダイレクト・マーケティング、インターネット・マーケティング、広告評価リサーチなどの分野で数々の賞を受賞している。

グレッグ・スチュアート(Greg Stuart)
ニューヨークを拠点とし、Google、MSN、NYTimes.com、Yahoo!など、300社を超えるインターネット関連のリーディング企業が加入する「インタラクティブ広告協議会(IAB)」のCEO。過去4年間のCEO就任期間中に、アメリカのインタラクティブ広告業界は60億ドルから160億ドルに成長した。20年にわたって広告畑を歩み、数々の大手企業や広告代理店、世界中の新しいメディア企業で活躍してきた。

監訳者

井上哲浩(いのうえ・あきひろ)
慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授。1987年関西学院大学商学部卒業。1996年カリフォルニア大学ロサンゼルス校経営学博士(Ph.D.)。関西学院大学商学部専任講師、助教授、教授を経て、2006年より現職。主な著書に『戦略的データマイニング』(共著、日経BP社、2008年)、『Webマーケティングの科学』(編著、千倉書房、2007年)、『消費者・コミュニケーション戦略』(共著、有斐閣、2006年)などがある。

加茂 純(かも・じゅん)
CMOワールドワイド(株)代表取締役社長。東京大学理学部卒業後、電通に入社。日米にて、大手自動車・食品飲料・IT企業のマーケティング・ブランド戦略、顧客戦略などに担当責任者として従事。1994年イリノイ大学大学院コンピュータ・サイエンス学科修士課程入学。修士獲得。1999年電通退社後、サンフランシスコにてITベンチャーである米ハーモニック・コミュニケーションズ社の設立に参加。アジア・パシフィック担当VPおよび日本支社長。2004年コロムビア・ミュージック・エンタテインメント入社。企業再生・戦略事業に従事。2005年戦略コンサルティング会社であるベリングポイント(元アンダーセン)に戦略部門ディレクターとして入社。マーケティング・エクセレンス・グループ代表。2007年CMOワールドワイド(株)を設立し現職。主な著書に『CMOマーケティング最高責任者』(共著、ダイヤモンド社、2006年)がある。
[CMOワールドワイド(株)について]
2007年にべリングポイントの戦略部門のマーケティング・グループが独立して設立された。主な業務として、企業のマーケティングにおけるカイゼンを目指し、マーケティング投資最適化のアドバイス、ファシリテーション、コンサルテーションを行なっている。また、企業ブランドに貢献するための戦略CSRに関するソリューションも提供している。本書の原書である“What Sticks”を執筆したレックス・ブリッグス率いるマーケティング・エボリューション社が展開するROMO(Return on Marketing Objectives)に関して、日本における唯一のサービス提供企業である。
URL:http://www.cmoworldwide.com/

訳者

高橋 至(たかはし・いたる)
CMOワールドワイド(株)コンサルティング部門マネージャー。1999年東京大学経済学部卒業後、三菱自動車工業に入社。インド、中国、ASEAN諸国における販売・マーケティング戦略構築に従事。2004年ベリングポイントの戦略プロセス部門に入社。大手飲料会社、テレビ局などに対する、中長期戦略策定、プロセス構築担当といったコンサルティングに従事。マーケティング・エクセレンス・グループ所属。2008年より現職。主な著書に『CMOマーケティング最高責任者』(共著、ダイヤモンド社、2006年)がある。


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