目次


だから、男と女はすれ違う

〜最新科学が解き明かす「性」の謎〜


[目次] [著者紹介]


表紙




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◎はじめに


[第1章] 男と女は何が違う? なぜ違う?


医療の世界の性差 女性の心臓病はなぜ無視されたのか?

かかる病気は同じなのに薬の効き目には男女差がある

生まれか育ちか 男女の違いはどこで決まる?

女性として育てられた男の子の悲劇

女性は感情移入が男性は仕組みを理解するのが得意

重さ、細胞の数、ネットワーク… 見えてきた脳の違い

成績が同じ男女でもテストの解き方はまったく違う

「女は地図が読めない」は誤解

男女の違いは数百万年前のアフリカの大地でつくられた

教育現場での挑戦 男女別クラスが成績を上げる?

深刻な失業の危機は男性に訪れる


[第2章] 惹かれ合う2人——恋する脳と身体のメカニズム


脳を画像化する「fMRI」が恋愛のメカニズムを解明する

「恋する脳」をスキャンせよ

恋の炎を燃え上がらせる燃料 快楽をもたらすドーパミン

欠点すらも気にならない やはり“恋は盲目”だった

「誰でもいい」は、恋愛ではない

理想のひとりを絞り込むラブマップ(=恋の地図)

女は男を「匂い」で選ぶ

自分と“ちょっとだけ違う人”に惹かれる理由

ヒトにもフェロモンが存在した!? 汗や母乳の匂いが月経周期を変える

マウスが証明した遺伝子嗅ぎ分け能力

恋人選びに使われる感覚 女性は「嗅覚」、男性は「視覚」

いったい男性は女性のどこを見ている?

子孫を残すため「記憶」も働かせる女性

二足歩行がすべてを変えた 恋愛のメカニズムはいつ誕生したのか

子どもを「未熟」なまま産まなければならないジレンマ

男女の絆を深めた子育ての負担

パートナーをつなぎとめるのは「恋愛」ではなく「愛着」

私たち人類は「子どものサル」? ネオテニー(幼形成熟)という進化

人類の繁栄の原動力はゆっくり時間をかけて育てること


[第3章] すれ違う2人——恋の賞味期限と男女の未来


燃えるような恋は体力を消耗させる!?

なぜ離婚のピークは全世界共通で結婚4年目なのか

子育てが終わってしまうともはやつなぎとめるシステムは存在しない

15分の会話でわかる離婚診断

離婚を招く会話のパターンは「批判」「防戦」「見下し」の悪循環

男が冷静さを失い「無視」を始める心拍数100という壁

「気持ちを聞いてもらいたいだけ」の女 「問題を解決」しようとする男

女性の気持ちがわからないのは表情を読み取るのが苦手だから?

男たちの訓練が始まった カギは「質問を続ける」こと

すれ違いの克服をビジネスに生かすデロイト社の社内研修

NASAが研究する宇宙開発のドリームチームは男女混成

生存競争から「生きがい」「自己実現」へ 男が変わらなければならない時代に


[第4章] 男が消える? そして人類も消える?


忍び寄る「精子の劣化」という危機

自然に任せるべきか否か 精子の劣化に隠された人間の本質

30歳になった“試験官ベイビー” 人間がつくり上げた生殖医療の今

科学と欲望のはざまで好みの男性の子が産める精子バンク

Y染色体のミステリー 突きつけられた究極の選択

人類最強のチンギス・ハーンの染色体 それらがなぜ滅びるのか?

もうオスはいらない!? メスだけで子孫をつくるトカゲ

ほ乳類の性戦略「胎盤」は恐竜時代につくられた

「処女懐胎」との決別 そのとき運命づけられたY染色体の滅亡

Y染色体を持たないトゲネズミ方式は可能なのか?

“男なしの未来”を救う!? 万能細胞を使った生殖システム

そして3割の男が余る時代がやってくる


◎おわりに



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著者略歴
[NHKスペシャル取材班]

奥村康一(おくむら・こういち)
NHK制作局科学・環境番組部 専任ディレクター。1991年日本放送協会(NHK)入局、名古屋放送局、金沢放送局などを経て現職。主な担当番組に、「ためしてガッテン」「サイエンスZERO」「クローズアップ現代」「地球に乾杯」などがある。

水野重理(みずの・しげのり)
NHK報道局社会番組部 専任ディレクター。1992年日本放送協会(NHK)入局。ニュースや報道ドキュメンタリーの制作を担当。主な担当番組に、NHKスペシャル「変革の世紀」「地球大進化 46億年・人類への旅」などがある。

高間大介(たかま・だいすけ)
NHK放送総局スペシャル番組センター チーフ・プロデューサー。1984年日本放送協会(NHK)入局、岡山放送局、科学・環境番組部等を経て現職。主な担当番組に、NHKスペシャル「私のなかの他人」「海・知られざる世界」「地球大進化 46億年・人類への旅」「恐竜vsほ乳類 1億5千万年の戦い」などがある。


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