目次


情報メディア白書 2009

電通総研 編


[目次] [著者紹介]


表紙




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●10代・20代の「ニュータイプ視聴者」が、日本のメディアビジネスを揺り動かす!!

●本白書の使い方


特集 コンテンツ消費の「今」を探る


1 コンテンツ市場の動向
2 調査結果にみる生活者のコンテンツ消費意識
3 コモディティ化したコンテンツと生活者


1部 情報メディア産業の動向

1 新聞

●販売・広告以外の第3の収益模索続く
●新聞産業構造図
(1)市場 販売収入は微減に留まる
(2)紙数/発行ページ 大きなイベント少なくページ減、用紙代アップの影響も
(3)経営/広告 広告費増加は食品、減少は金融・保険
(4)雇用/用紙 製作・印刷・発送部門の縮小が顕著
(5)全国紙・地方紙 全国紙、地方紙ともに減収が目立つ
(6)新聞販売店概況 新聞販売店数、2万店を割り込む
(7)読者 読者は戸別配達の利便性を支持している
(8)スポーツ新聞
  (1)市場 部数減のスピードは一般紙を上回る
  (2)紙面/読者 「野球」「中高年向け」からの構造転換が課題
(9)地域紙 地域紙も連携が進み、共同サイトの運営が盛んに
(10)通信社 新聞社や出版社との連携の動きが活発
(11)電子化 QRコードの活用やデータベース事業への参入が目立つ

2 出版

●新たな収益源を求めて業界再編が進行中
●出版産業構造図
(1)市場 書籍は金額が伸び悩み、雑誌市場は縮小続く
(2)出版社 出版社数の減少続き、2007年度末は4055社に
(3)経営
  (1)売上規模 上位50社までの売上減が目立つ
  (2)大手出版社 金額は小さいものの、その他収入の伸び堅調
(4)取次・書店 二大取次は減収続く、書店数は2万店を割る
(5)書籍 教養新書、古典名作、血液型本が売れ筋
(6)雑誌
  (1)市場 市場は低迷、休刊誌が創刊誌を上回る
  (2)販売部数 ビジネス誌は引き続き安定部数
  (3)女性誌 40代、50代向けの創刊続くが、部数は伸び悩む
  (4)メディア関連誌/分冊百科 分冊百科の販売金額は335億円で過去最高額
(7)マンガ
  (1)市場 マンガ市場の低迷が続く
  (2)単行本 新刊点数増で部数を伸ばす
  (3)雑誌 マンガ雑誌各誌とも新規読者の取込みが課題に
(8)読書 雑誌の購入機会は減っているが、接触率は高い
(9)電子出版
  (1)市場/発行タイトル数 市場は携帯電話向けが2倍以上の伸び
  (2)発行タイトル/利用状況 携帯・PHS経由のヘビーユーザーは10代女性

3 フリーペーパー

●ブームは一段落、本紙発行以外の取組みも
●フリーペーパー産業構造図
(1)市場 フリーペーパー広告費は3684億円
(2)発行 競争激化と用紙代値上げで発行規模縮小も
(3)読者 フリーペーパーは女性の閲読率が高い
(4)読者/海外データ 日本のフリーペーパーは独自の様相

4 音楽

●配信やライブに活路を見出す
●音楽産業構造図
(1)市場 音楽配信とコンサート市場の拡大に注目
(2)レコード
  (1)生産 レコード生産金額は10年で約半分に
  (2)ヒット作品 2007年はシングルのミリオン出荷なし
(3)配信
  (1)市場 有料音楽配信市場は2000億円の規模に達する
  (2)ヒット作品/利用動向 着うた系のヒット作品が続々登場
(4)映像 音楽ビデオソフト市場が拡大
(5)流通 レコード市場の縮小が流通企業を直撃
(6)カラオケ
  (1)市場 カラオケ市場は下げ止まらず
  (2)カラオケボックス/上位曲 カラオケ上位曲は半数が演歌
(7)ユーザー 配信利用は若者、レコードは熟年ユーザーが多数

5 映画

●シネコン競争激化が今後の焦点
●映画・ビデオソフト産業構造図
(1)劇映画
  (1)市場 洋高邦低から邦画・洋画拮抗へ
  (2)興行 ヒット作が続き東宝が堅調
  (3)映画館 スクリーン数は10年で1.5倍に
  (4)経営 シネコン事業者は軒並み苦戦
  (5)作品 シリーズものが手堅くヒット
  (6)観客 中高年の参加率が上昇
(2)ビデオソフト
  (1)市場 ビデオソフト市場は3年ぶりに回復
  (2)DVD レンタルDVDが低廉化
  (3)経営 ネットでのビデオソフト流通が急伸
  (4)レンタル店 レンタル店は5年で3割減少
  (5)作品 劇場公開から半年でDVD化
  (6)ユーザー 参加意向率は高水準

6  アニメーション

●バブル期から市場構造の転換期へ
●アニメーション産業構造図
(1)市場 アニメ市場は4年ぶりに縮小
(2)劇場用 テレビアニメの映画化作品が堅調
(3)放送 “アニメバブル”は一段落
(4)ビデオソフト ビデオソフトがアニメ会社の収入を支える
(5)配信/キャラクター 配信市場の急成長は止まる
(6)ユーザー アニメユーザーは幅広い世代に拡大

7 ゲーム

●好調続く任天堂。売上2兆円突破か?
●ゲーム産業構造図
(1)市場 再成長続くビデオゲーム、曲がり角にあるアーケード
(2)ビデオゲーム
  (1)市場 10年ぶりに国内市場7000億円台を回復
  (2)経営 WiiとDSで好調の任天堂
  (3)ハードウェア 新ハード普及でハードウェア市場は好調
  (4)ソフトウェア ソフト市場は任天堂タイトルが席巻
  (5)ユーザー ゲーマーの7割がニンテンドーDSを保有
(3)オンラインゲーム
  (1)市場 着実に市場は拡大
  (2)ユーザー 無料ゲームしか利用しないユーザーが約7割
(4)アーケードゲーム
  (1)市場 参加人口、売上ともに減少
  (2)経営 ゲームセンター数の減少傾向は続く
  (3)ヒット作 大型筐体でのネットワーク、カードゲームが人気
  (4)ユーザー 500円以上の利用者が増加、1回当たりの金額伸びる

8 ラジオ

●市場縮小の中、新たな放送サービスの動き
●ラジオ産業構造図
(1)市場 営業収入、放送事業収入とも減少傾向続く
(2)経営 在京キー局も減収が続く
(3)コミュニティFM/有線放送/デジタルラジオ 衛星放送、有線放送とも売上減
(4)広告 広告費、出稿量とも減少が続く
(5)聴取状況 ラジオ聴取率、聴取分数とも回復基調
(6)リスナー 10代は自宅、20代以上は車内で聴取

9 テレビ

●地上アナログ放送停波まであと2年半
●テレビ産業構造図
(1)地上波
  (1)市場 テレビ放送市場は3兆414億円
  (2)経営 民放は2年連続して減収減益
  (3)広告 テレビ広告費は4年ぶりに2兆円を割り込む
  (4)在京キー局 テレビ営業収入は増加も、利益は減少傾向に
  (5)ローカル局 民放キー局は増収、ローカル局は減収と両者に差
  (6)放送時間 1日当たり放送量は一般実用がトップ
  (7)視聴率 フジテレビが世帯視聴率で4年連続首位
  (8)番組プロダクション 番組プロダクションの経常利益率は改善傾向へ
(2)衛星放送
  (1)概況 モバイル放送、2009年3月でサービス終了
  (2)市場 衛星放送市場は5000億円を突破
  (3)経営 在京キー局系BS5社は全社単年度黒字を達成
  (4)CS放送事業者 直接受信視聴料が全収入の76%を占める
  (5)広告 衛星メディア関連広告費600億円を超える
  (6)番組 直接受信の上位は映画、アニメ、音楽が中心
(3)ケーブルテレビ
  (1)加入数 加入世帯数は3000万世帯に迫る
  (2)市場 ケーブルテレビ事業収益は拡大続く
  (3)多チャンネル化 多チャンネル契約世帯数は675万世帯
  (4)経営 ケーブルテレビ事業者の78.5%が単年度黒字に
  (5)サービス 220局でデジタル放送サービスを実施
(4)有線役務利用放送 IPTV加入世帯数は23.3万世帯
(5)視聴者
  (1)視聴時間 テレビ視聴時間は1日平均4時間1分
  (2)視聴時間帯 総世帯視聴率のピークは日曜20時台
(6)録画率・再生率 最も録画率の高い時間帯は土曜21時台
(7)地上デジタル放送 地上デジタル放送対応受信機の世帯普及率は43.7%

10 通信

●次世代に向けた「過渡期」に突入
●通信産業構造図
(1)市場 固定サービスが売上シェア回復へ
(2)事業者 事業者数の伸び緩やかに
(3)経営
  (1)三大キャリア 移動通信セグメントがビジネスを牽引
  (2)その他 設備投資額は2兆円台前半で推移
(4)インフラ/ネットワーク FTTH、加入者回線全体の13%まで普及進む
(5)固定電話 IP電話へのシフトで加入電話契約数落ち込む
(6)IP電話 FTTH普及を背景に急伸する0AB〜J型
(7)国際通信 発信時間では対中国がアメリカを抜いてトップに
(8)公衆電話/専用線 携帯やIPに押され減少一方の公衆電話と専用線
(9)トラヒック IP電話でNTT系トラヒック大幅にシェア拡大

11 携帯電話

●市場成熟化が進む中、キャリアの戦略転換はじまる
●携帯電話産業構造図
(1)市場 市場規模は微増も、今後に懸念
(2)経営 守るドコモ、追い上げるauとソフトバンク
(3)契約数 1億契約突破の背景にキャリア間の競争
(4)トラヒック 携帯発信の通信量は年々増加の一途
(5)モバイルコンテンツ関連市場 1兆2000億円規模、前年比125%の成長市場に
(6)ユーザー ユーザーの1/3がキャリア変更経験あり

12 インターネット

●FTTHによるブロードバンドが本格化
●インターネット産業構造図
(1)市場 人口普及率は69.0%に
(2)DSL 減少続くDSL、ついに主役の座を明け渡す
(3)FTTH 堅実に契約数を伸ばし、ブロードバンドの主役に
(4)CATV経由/FWA 増加続くCATVインターネット
(5)無線LAN/IP-VPN 公衆無線LANによる新たな試みが活発化
(6)インターネット関連ビジネス インターネットを取り巻く市場は拡大中
(7)インターネット関連企業 違法・有害情報規制の強化はネット企業に影響するか?
(8)ウェブサイトアクセス
  (1)ランキング 独走続くYahoo! JAPAN
  (2)カテゴリー別 全ジャンルでアクセス数の伸び続く
(9)ブログ/SNS アクティブなブログは2割程度
(10)ITコマース ECは企業間の情報プラットフォームの側面も
(11)トラヒック 東京のブロードバンド普及率が70%超える
(12)ユーザー
  (1)利用状況 インターネット利用は、自宅が中心
  (2)ネット販売 39%がネットでの購入経験あり

13 デジタルコンテンツ

●共有サイトとIPTVで映像配信普及か?
●デジタルコンテンツ産業構造図
(1)市場 配信市場の7割以上はモバイルコンテンツ
(2)音楽 着メロ激減でフルダウンロード配信進む
(3)映像
  (1)有料配信/IPTV 映像配信市場は134.4%の成長
  (2)動画共有サイト/携帯配信 携帯電話ユーザーの1/4が携帯動画を視聴
(4)モバイルコンテンツ 携帯ゲームは約半数が経験
(5)ユーザー 有料購入の中心は音楽系

14 広告

●転換期を迎えた広告市場
●広告産業構造図
(1)市場 拡大する広告領域
(2)経営 主要広告代理業各社も前年割れが目立つ
(3)マス4媒体
  (1)広告費 マス4媒体では官公庁の広告費増加
  (2)出稿量 テレビでの出稿量が増加
(4)テレビCM 出稿量の70.5%がスポットCM
(5)インターネット広告 インターネット広告費6003億円
(6)モバイル広告 本格化し始めた検索連動広告市場
(7)OOH(アウト・オブ・ホーム・メディア)
  (1)交通広告 順調に推移する交通広告
  (2)屋外広告 屋外広告市場4041億円
(8)折込広告 減少傾向に入った折込広告
(9)POP広告 商品陳列機能付POP広告が人気
(10)広告評価 最も信頼できる媒体はテレビ

15 通信販売

●インターネット普及で商品が拡大
●通信販売産業構造図
(1)市場 売上高は3兆8800億円と引き続き伸長
(2)経営 千趣会、フェリシモ、ムトウが好調
(3)利用媒体・受注 健康食品、食料品の売上比率が急伸
(4)インターネット通販・テレビ通販
  (1)市場 ネット通販順調に拡大
  (2)経営・利用状況 モール運営企業が好調
(5)ユーザー 変化をみせる購入利用媒体

16 イベント

●底堅い成長続く各イベント市場
●イベント産業構造図
(1)参加人口 イベント参加人口は延べ1億480万人
(2)市場規模 国内イベント市場規模は2兆5266億円
(3)ジャンル別市場規模 「見本市・展示会」市場の拡大続く
(4)音楽イベント コンサート市場は再び1000億円規模に
(5)スポーツイベント 野球市場規模は3年連続で拡大
(6)テーマパーク・遊園地 テーマパーク・遊園地市場は5522億円

17 情報メディア関連産業

(1)印刷 市場の縮小傾向が続く
(1)印刷 事業所の過半数が従業者9人以下
(2)郵便 郵政民営化で宅配市場に変化
(3)写真 デジカメの伸長でハード市場拡大
(4)車載メディア カーナビゲーションの出荷が伸長
(4)車載メディア ハードディスクタイプが主流に
(5)情報サービス業 情報サービス業は18兆8000億円台を維持
(5)情報サービス業 データベース利用は財務・情報・特許
(6)クレジットカード クレジットカード・少額決済ともに伸長


2部 海外の情報メディア産業

1 アジア

●経済減速により、メディア市場は緩やかな発展へ
(1)中国
  (1)通信 携帯電話の契約数は順調に上昇
  (2)インターネット インターネット利用者数は2億人を突破
  (2)インターネット リアルタイムチャットが人気
  (3)新聞/映画 都市圏を中心にフリーペーパーが普及
  (4)放送/広告 広告収入への依存が強まる
(2)香港/台湾 ブロードバンド化が徐々に進む
(3)韓国
  (1)通信/放送 モバイル、インターネットともに利用者は微増
  (2)コンテンツ オンラインバンキング利用者が急速に拡大
(4)インド
  (1)通信 勢いをもって拡大する携帯電話市場
  (2)インターネット 順調な伸びをみせるインターネット市場
  (3)テレビ/広告 各メディアで広告市場が拡大

2 アメリカ

●金融危機で先行きは不透明
(1)新聞/雑誌 延べ6500万人がオンライン新聞と接触
(2)劇映画 過去最高の劇場興収 246
(3)ビデオソフト/音楽 DVD市場は横ばい推移
(4)ケーブルテレビ/デジタル衛星 デジタル衛星3000万契約突破
(5)電話 国民の84%が携帯電話を保有
(6)インターネット 5割のユーザーが高速接続
(7)広告/メディア消費 活発化するプロダクトプレイスメント

3 ヨーロッパ

(1)基礎データ デジタル化、オンライン化対応に攻守こもごも
(2)新聞 存在感増したフリーペーパー
(3)放送/映画 映画ではフランスがリード
(4)通信/インターネット 携帯普及率では100%超える国も多い
(5)音楽/広告 音楽市場は規模縮小傾向に


3部 情報メディア関連データ


(1)情報利用時間
(2)情報支出
(3)生活者情報利用
(4)ハード普及率
(5)情報ソフトランキング
(6)情報価格の推移
(7)主要情報メディア産業の市場規模
(8)マクロ統計



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編著者紹介

(株)電通 電通総研
1987年に「人間研究」をテーマに(株)電通総研として設立。現在は(株)電通の社内組織として、生活者や社会、企業、メディアなどを取り巻く環境を対象領域に、調査研究、情報発信等の活動を行なっている。

【連絡先】
〒105-7001 東京都港区東新橋1-8-1 電通本社ビル
電話:03-6216-8802 FAX:03-6217-5883 e-mail:infomedia@dentsu.co.jp
ホームページ:http://www.dentsu.co.jp/di/index.html


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