目次


宰相不在

崩壊する政治とメディアを読み解く


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに


第1章 危機管理なき国家


1-1 “首相不在”一二日間で露呈した危機管理意識の欠如
1-2 “国防”と“政治”と“ゴルフ”の不適切な関係
1-3 東京地検特捜部が狙う国防利権摘発の“最終目標”
1-4 辞任騒動に見る小沢一郎氏の拙劣なメディア戦略
1-5 「鳩山・アルカイダ」情報を黙殺したマスコミの欺瞞
1-6 外国人指紋採取は安全のための必要悪か
1-7 保守第三極を目論む「政策研究会」旗揚げの期待外れ
1-8 実在する「霞が関埋蔵金」は国民の財産!
1-9 薬害肝炎訴訟での福田首相の“政治決断”と厚労省の闇
1-10 自ら旗を掲げない福田首相の長期政権の可能性
1-11 白熱する米国大統領選挙の“真の勝利者”
1-12 誰が米大統領になってももはや重視されない日米関係


第2章 冷めた首相


2-1 永田町の欺瞞を象徴するガソリン暫定税率と道路公団民営化
2-2 イージス艦の衝突事故に見るお粗末なダメージ・コントロール
2-3 ヒラリーのオバマ中傷がマケインを利する皮肉
2-4 他人事で無責任な福田首相が“日本売り”を加速させる
2-5 新銀行東京への四〇〇億円公金投入に加担した共犯者たち
2-6 政治力も情熱もない福田首相に道路改革などできるはずがない
2-7 福田首相vs小沢代表によるあまりに無惨な「党首討論」
2-8 チベットの声に耳を塞ぐ“親中”福田政権の過剰な配慮
2-9 パンダ二頭でチベット問題を不問に付す福田首相の外交センス
2-10 「ポスト福田」候補を決定的に変えた二つの記事
2-11 アフリカ開発会議の低調さが示す「援助だけで能がない」日本外交
2-12 「食糧サミット」で大合唱される“バイオ燃料悪玉論”の欺瞞
2-13 クラスター爆弾禁止に合意した日本政府の真っ当な判断
2-14 宮崎勤の死刑執行で鳩山法相を批判した反対派議員の筋違い
2-15 通常国会を乗り切った福田首相、内閣改造・解散総選挙の可能性


第3章 政権放棄再び


3-1 北朝鮮に足元を見られ、核開発を黙認するブッシュ政権の大愚
3-2 洞爺湖サミットで福田首相が自画自賛する「成果」の実態
3-3 諫早湾訴訟の控訴でサミットの「成果」を逃した福田首相
3-4 「コイズミ的なるもの」に決別を宣言した福田改造内閣
3-5 公明党が臨時国会の会期を縮めた真の理由を報じないメディア
3-6 福田首相の辞任で問われるべきは自民党の「製造者責任」
3-7 「麻生総理」で固まった自民総裁選のシラけきった茶番劇


第4章 末期症状


4-1 義理人情優先の麻生新内閣に漂う「官邸崩壊」再びの予感
4-2 首相の意向を無視して解散日程を捏造したマスコミ
4-3 「日米同盟基軸」の麻生外交か「国連中心主義」の小沢外交か
4-4 『文藝春秋』手記で露呈した麻生首相の危機管理の甘さ
4-5 憶測が風評を呼んだ解散総選挙“空騒ぎ”の正体
4-6 オバマの勝利がもたらした歴史が変わる瞬間
4-7 一〇兆円拠出してもコケにされる“日本・夢想外交”の敗北
4-8 景気対策を先送りする日本が世界から見捨てられる日
4-9 早くも麻生政権の崩壊を示す三つの不吉な予兆
4-10 靴を投げられたブッシュより余裕のない麻生首相の偏狭
4-11 「道路特定財源の一般財源化」が自民党の生死を決する



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著者

上杉 隆(うえすぎ・たかし)
1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。富士屋ホテル勤務、NHK報道局勤務、衆議院議員・鳩山邦夫の公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者を経て、2002年よりフリーのジャーナリスト。
2007年に刊行した『官邸崩壊』(新潮社)は安倍政権崩壊をいち早く予言した書として、また、08年の『ジャーナリズム崩壊』(幻冬舎)は日本マスコミの真相を描いた書として、いずれもベストセラーになった。他の著書に『田中眞紀子の恩讐』(小学館)、『石原慎太郎「5人の参謀」』(小学館)、『小泉の勝利 メディアの敗北』(草思社)等がある。
ブログ「東京脱力新聞2.0」を運営(http://www.uesugitakashi.com/)。また、「ダイヤモンド・オンライン」にて「週刊・上杉隆」(http://diamond.jp/series/uesugi/)を連載中。


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