目次


年に一度は、退職届を書きなさい

いまの仕事を快適にする36の法則


[目次] [著者紹介]


表紙




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まえがき


第1章 快適なポジションをつくる9つの法則

法則1 看板とお金はタダでもらう

看板とお金をタダでくれるのが会社
看板と給料と予算がよくなるなら転職しなさい
少しぐらいの給料の差なら、辞めないほうが有利!

法則2 壁は無理に乗り越えない

つらいと思ったら、それは壁を乗り越える直前だ
クールな「やせ我慢」ができれば、ビジネスで成功する
謝るくらいなら、嘘の言い訳のほうがいい

法則3 合わない人とは仕事をしない

会社の中に自分の好きな人を見つけよう
まわりが自分と合わなければ、早く逃げ出せ
価値観の合わない上司に自分を合わせることはない

法則4 イヤな上司には、仲間をつくって対抗

かつて上司と戦ったことがある
自分が弱いと思ったら、仲間をつくればいい

法則5 業績のいい部署からは早く抜け出す

会社にいるのはお風呂に入っているようなもの
業績が下がってもいいから、情報や金は囲い込むな
風呂桶をかき回す人間からはすぐに離れろ

法則6 異動願は“逃げ”の姿勢でいい

人気のない部署でも、自由に泳がせてくれるところへ移ろう
最優先事項に取り組み、あとは逃げ出せ
最低限のことしかしないのが効率的

法則7 飲みに誘われたら、断らない

上司の懐に入らなければ、やりたいことなんてできない
上司の前ではベロンベロンに酔っ払え
「ノー」と言わない習慣をつけろ

法則8 プロ意識は捨て、素人意識を持つ

素人の積み重ねこそがプロフェッショナルの条件
楽をして長く続けるのが成功のコツ

法則9 忙しい人はどこかに問題がある

3年たってもつらければ、逃げ出したほうがいい
時代を感じるバロメーターは「楽」か「つらい」か


第2章 ルールに縛られない7つの法則

法則10 マニュアルの2番目を変える

営業に行くな、掃除をしに行け!
10年間、掃除ができる人になれ
マニュアルの2番目を変えなさい
他人と同じことができる人にしか、自分の好きなことはできない

法則11 定例の会議には出ない

定例会議は上司の暇つぶしだ
思い切って会議をサボってみよう
ルールがあるのは、上の者が楽をしたいから

法則12 出社時間を守らない人間になる

二日酔いしたら、午前中は休みなさい
どんなことでもヌケヌケとできれば一人前
仕事ができる男はみんな愛嬌がいい

法則13 若いうちは成果をあげない

業績や評価を気にしては、大きなことはできない
成果をあげることよりも、人付き合いにお金を使え
成果主義の会社でも“反”成果主義でいけばいい
上から見れば、上司も部下も変わらない

法則14 20代は課長に、30代は役員に反対されることをする

会社では反対されることにこそ意味がある
自分の意見を通すには、勘・経験・度胸が必要
みんなから反対された企画は成功する!
ひとりずつ説得すれば、反対はいなくなる──強者は弱者

法則15 社内の評価よりも家族の評価が大事

いまの評価が将来を決めるわけではない
上司の評価よりも、家族や友人の声を聞け

法則16 通勤の定期券は使わない

定期券を捨てて、街に繰り出そう
定期券どおりの通勤は「同じことのくり返し」の「悪循環」になる


第3章 自分を成長させる9つの法則

法則17 年に一度は、退職届を書く

嘘でもいいから退職届を書いてみろ
これがヤル気の出る退職届の書き方
会社は看板とお金を勝手に使ってもらいたがっている

法則18 小さな実績で、誰でも「できる社員」になれる

人間は4つのタイプに分けられる
成果をあげることが「できる社員」の第一歩

法則19 一生懸命に動かない

一生懸命働くのは、じつは無駄なこと
できる人はまわりの顔色をうかがっている

法則20 A評価はめざさない

「仕事」と「作業」を一緒にするな!
A評価よりもB評価をめざせ
毎日のトイレ掃除でも変化できる

法則21 自己投資するなら、飲み食いに使う

セミナーや本にお金を使うより、飲み会に行け
まず自分の利益になる人と飲み食いをしろ

法則22 去年の手帳は捨てない

「特に問題がない」人にこそ問題がある
過去を振り返って不安になるのが一番いい

法則23 10年以上のベテランにはならない

20年以上のベテランに話を聞いてはいけない
10年たったら違う仕事をしよう

法則24 一生に一度くらいはお神輿を担ぐ

まずはお神輿を担ぐ人になれ
みんなと一体となって泣けるビジネスをしよう

法則25 レストランに入ったらケチをつける

レストランやデパートはアイデアの宝庫
お客さんの声はお金を払ってでも買え


第4章 楽して稼ぐ11の法則

法則26 事業を始めるのは、異性と付き合うのと一緒

最初にお金をかけなければ、成果は出ない
投資して欲しければ、まず自分が投資する

法則27 社内の人脈は使わない

年収1000万円稼ぎたければ、社外人脈をつくりなさい
人脈をつくるための2つの基準
アポイントを取るときは、先にこちらの都合を言え

法則28 他人を頼れる人間になる

謙虚にならなければ頼れる人脈はできない
無理だと思っても、助けてくれる人はきっといる

法則29 プレゼンでは大風呂敷を広げない

赤字計画でも「明日の姿」が見えるプレゼンをしろ
夢を高めていけば事業のコンセプトができる
プレゼンなんてしなくても資金は集まってくる

法則30 一人で完結できる仕事にする

効率的な組織は「一人一仕事」の原則が働いている
組織が大きくなったり複雑になっても原則は変わらない

法則31 咄嗟のときは、シャツをメモにする

「忙しい、忙しい」といつも言っている人はダメな人
シャツでもふすまでも咄嗟のときはメモ帳になる

法則32 決定事項はどんどん変えていい

「決断」は絶対に守る、「決定」はどんどん変える
たとえ社長に反対されても、合理的な決断は変えてはいけない
理にかなわない「決定」なら、守ることはない

法則33 意思決定は「とりあえず」する

実力のない上司は、なにも決定できない
ものごとを決定するのは曖昧なレベルでいい

法則34 不安になるのは、まだまだ余裕がある証拠

考えても仕方がないときは、もう考えない
心の揺らぎを抑える制御装置を用意せよ

法則35 会社のお金と自分の人脈で、好きな仕事をつくる

看板、信用、金を社内調達できる人間になれ
会社から給料をもらって、自分の好きな仕事で稼げ

法則36 年収1000万円にならなければ、本当に辞めていい

年収1000万円をくれないような会社は辞めてしまえ
もはや地道に清く貧しく美しくという生き方はできない



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著者

木下 道太(きのした・みちた)
コンビ(株)グループ特別顧問、コンビネクスト社長。1950年生まれ。20歳で住宅設備会社を立ち上げる。事業は成功するが、「このままいっても従業員20、30人程度の会社にしかならない、どうせやるなら大きな企業をやりたい」との思いから、事業を譲渡。組織に入って学び直そうと、ベビー用品大手メーカーのコンビに入社。少子化等でライバル会社が淘汰される中、新規事業をゼロから立ち上げ、3年間で30億円の主力事業に育てるなどして、同社の成長に貢献。2005年度、コンビ創業以来初めての赤字に陥るが、同社の大改革を行い、わずか1年でV字回復させる。人材育成の一貫として退職届を書かせる手法を確立。若手社員の定着や社員の自立化などで大きな成果をあげている。オーナーではないが、企業内創業者と呼ばれている(オーナー家は創業者家と呼ぶ)。2009年4月からコンビ分社化に伴い、現職就任。


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