目次


コーチング・リーダーシップ

神戸大学ビジネススクールで教える


[目次] [著者紹介]


表紙




 ↑ページトップへ


はじめに


第1章 組織行動論とコーチングから新しい日本のMBAが生まれる——金井壽宏


MBAでコーチングを学ぶ意味と意義
EOBの必要性
OB科目の発展と応用
2つの面からの応用・実践
タスク軸かピープル軸か
2つの軸をバランスさせる
コミュニケーションの問題を考えるアプローチ
ティーチングとコーチングの違い
コンテント・エキスパートとプロセス・コンサルタント
人を対象とする学問にまつわる怪しさ
怪しさの中にある機微
相手の力を引き出す方法
組織力を高めるコーチング
良いコーチにはコーチがいる


第2章 コーチングとは何か——伊藤守


世界的にリーダー層が不足している
コーチングの定義
コーチングの目的
変化への適応力
コーチングの特徴——アドバイスはしない
コーチングの歴史
企業におけるコーチングの活用状況
コーチングの定義とスタンダード(職業的基準)の確立


第3章 コーチングの基本——伊藤守

  
コーチングの全体像
リーダーに求められるコーチング・マインド
コーチングの3原則
タイプごとに違う効果的なコミュニケーション
信頼関係の構築


第4章 コーチングの技術的側面——鈴木義幸


コーチングのプロセスとスキル
「質問」のスキル
「聞く」スキル
承認のスキル


第5章 企業におけるコーチング導入の成果とエビデンスベースのコーチング——伊藤守


日本企業におけるコーチング導入の歴史と現状
なぜ企業にコーチングが必要なのか
コーチングがどのように使われているか
企業におけるコーチング導入の成果 〜日本コーチ協会による定量調査
コーチングによるビジネス・インパクト
エビデンスベースのコーチングの確立 〜組織に具体的な成果をもたらすコーチング
現実に直面する事前リサーチ、成果を確認する事後リサーチ
1on1コーチングにおけるリサーチ
組織コーチングにおけるリサーチ
組織リサーチから見えるもの
リサーチ事例
日本におけるコーチングはどこに向かっているのか 〜リサーチとアカデミックとの融合


第6章 企業の導入事例


事例1 キリンビール「社内コーチを活用した組織風土改革」
事例2 中部電力「職場まるごとコーチング」


第7章 支援学——金井壽宏


プロセス・コンサルテーション
支援実践の3モード
支援学への発展
コーチングと支援学


第8章 エグゼクティブ・コーチング——鈴木義幸


エグゼクティブ・コーチが求められる理由
エグゼクティブ・コーチングの目的
エグゼクティブ・コーチングのフロー
エグゼクティブ・コーチングで扱うテーマ
エグゼクティブ・コーチングにおける留意点
エグゼクティブ・コーチングの効果


あとがき



 ↑ページトップへ



著者

伊藤守(いとう・まもる)
株式会社コーチ・トゥエンティワン、株式会社コーチ・エィ、株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン代表取締役会長。国際コーチ連盟マスター認定コーチ。1997年、株式会社コーチ・トゥエンティワンを設立。米国コーチ・ユニヴァーシティと提携し、コーチ・トレーニング・プログラムを開始する。企業向けコーチングにおいても多数の実績を持ち、2001年、株式会社コーチ・エィを設立。地方公共団体、教育機関、経営者団体などを対象とする講演多数。著書に、『3分間コーチ』、『自由な人生のつくり方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『会話から始めるコーチング』(大和書房)、『手ばなす技術』(講談社)、『コーチングの教科書』(アスペクト)ほか多数。

鈴木義幸(すずき・よしゆき)
株式会社コーチ・エィ取締役社長。チーフエグゼクティブコーチ。国際コーチ連盟マスター認定コーチ。株式会社マッキャンエリクソン博報堂(現・株式会社マッキャンエリクソン)に勤務後、渡米。ミドルテネシー州立大学大学院臨床心理学専攻修士課程を修了。帰国後、コーチ・トゥエンティワンの設立に参画。企業向けに管理職を対象とするコーチングのトレーニングを行うほか、経営トップ、経営層へのエグゼクティブ・コーチングを多数実施、組織変革の支援を手がける。著書に『コーチングが人を活かす』『リーダーが身につけたい25のこと』(以上ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『職場スイッチ』(ダイヤモンド社)、『エグゼクティブ・コーチング入門』(日本実業出版社)ほか多数。

金井壽宏(かない・としひろ)
1954年生まれ。78年京都大学教育学部卒業。80年神戸大学大学院経営学研究科博士前期課程を修了。89年MIT(マサチューセッツ工科大学)でPh. D.(マネジメント)を取得。92年神戸大学で博士(経営学)を取得。現在、神戸大学大学院経営学研究科教授。変革型のリーダーシップ、創造性となじむマネジメント、働く人のキャリア発達、次期経営幹部の育成、これからの人事部の役割、組織エスノグラフィーなど組織の研究方法、研究とつながる教育・研修のあり方(リサーチ・ベースト・エデュケーション)を主たるテーマとしている。著書に『変革型ミドルの探求』(白桃書房)、『リーダーシップ入門』(日経文庫)、『型破りのコーチング』(PHP研究所、共著)ほか多数。


お問い合わせは、webmaster までお願いいたします。
1996 - 2003 DIAMOND, INC. All Rights Reserved.