目次


三国志で学ぶ「勝つ営業」の法則


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに——営業は勝たなければならない


第1章 営業のチャンスを発見する

1事前調査で商談に勝つ

大型案件のチャンス
[赤壁の戦い]周瑜の事前調査
業界を調査する
周瑜の火攻めの策
情報が勝利をもたらす

2競合を分析して商談に勝つ

ソリューションの横展開
[赤壁の戦い]周瑜、緒戦で大勝する
営業会議での話し合い
周瑜、曹操の作戦を分析する
競合他社の戦略を分析する

3変化を察知し商談に勝つ

長期的かつ安定的な取引
[荊州争奪戦]魏呉蜀の動き
顧客の変化
曹操の荊州攻略法
変化はチャンスである

4強みを検証して商談に勝つ

追加の注文
[界橋の戦い]公孫軍の優位
自社の強みを検証する
公孫軍騎馬隊の敗北
自社の強みにおごることなかれ

5不利な立場から商談に勝つ

勝つ見込みのない商談
[濡須の戦い]窮地に立たされた朱桓
顧客と競合の出来レース
朱桓、不利な立場をはね返す
有利な要素を見つけ出す

6ピンチをチャンスに変えて商談に勝つ

巨大な壁が立ちはだかる
[官渡の戦い]曹操の大ピンチ
組織力で圧倒する大手企業
曹操、袁紹の兵力を分散させる
必ず道は開ける


第2章 営業のロジックに従う

7戦略を行動に落とし込み商談に勝つ

ベテランの部下
曹操の現状認識
豹変した顧客
曹操の戦略思考
セオリーに忠実であれ

8リソース戦略で商談に勝つ

大型プロジェクトのリソース配分
曹操と劉備の兵站戦略
実行段階で問題が表面化する
孔明の南方征伐
顧客をリソースと考える

9選択と集中で商談に勝つ

一社独占をねらう
三顧の礼
二者択一
孔明の「天下三分の計」
地盤を固める

10スピードで商談に勝つ

イベントの企画・運営
[略陽の戦い]夏侯淵、援軍要請を受ける
緊急事態の対策
夏侯淵、電撃戦に挑む
スピードは営業の命

11敵と手を組んで商談に勝つ

他社との協業の可能性
[官渡の戦い]第三の勢力を取り込む
大手企業と手を組む
曹操の戦術と袁紹の戦術
競合の力量を見極める

12リスク・マネジメントで商談に勝つ

起死回生の秘策
[街亭の戦い]知者も千慮に必ず一失あり
顧客の不安
孔明のリスク・マネジメント
失敗を想定する


第3章 営業の原理原則に立ち返る

13戦わずして商談に勝つ

顧客の相談相手
[荊州争奪戦]劉備と周瑜の会談
勝ち目のない商談
孔明、戦わずして荊州を手に入れる
敵同士を戦わせる

14価値ある提案で商談に勝つ

新規顧客からの相談
曹操、関羽の歓心を買う
顧客が認める価値
関羽、赤兎馬に心を動かす
顧客の関心事

15決断力で商談に勝つ

取引実績がない商談相手
[官渡の戦い]曹操、緒戦で敗退する
迷走状態に陥る
曹操、烏巣襲撃を決断する
決断のしどころ

16ゴールを共有して商談に勝つ

トラブルの発生
曹操と青州黄巾軍の対立
顧客への多大な迷惑
曹操、青州黄巾軍を迎え入れる
成功する交渉の構造

17情と理と利で商談に勝つ

理屈で攻める
孔明、単身呉に乗り込む
投資で失敗した苦い経験
孔明、孫権を説得する
説得の三要素

18顧客の心を動かして商談に勝つ

熱心に売り込む
[第一次北伐]孔明、姜維を発掘する
ライバルのアプローチ
孔明、姜維を変心させる
顧客の課題解決に情熱をかける

19顧客を味方にして商談に勝つ

顧客社内の政治力学
張飛と老将厳顔との戦い
反対者を説得する
張飛、敵将厳顔の協力を得る
顧客社内の協力者を見つける

20急がば回れで商談に勝つ

事業立ち上げのスピード
劉備、劉璋暗殺を進言される
見切り発車
劉備、機が熟するのを待つ
急いては事を仕損じる

21負け戦の商談で勝つ

出来レースの商談
[長坂坡の戦い]八方ふさがりの劉備軍
予想の的中
劉備が負け戦で得たもの
正しい負け方をする


第4章 「営業のプロ」としての自覚をもつ

22プロ意識で商談に勝つ

プロならできないはずはない
[長坂坡の戦い]趙雲、敵軍百万を突破する
悪戦苦闘の日々
趙雲、劉備に阿斗を届ける
結果を出す

23ねばり強さで商談に勝つ

新天地での苦悩
[官渡の戦い]弱気の曹操
商談の芽
荀からの手紙
可能性はゼロではない

24油断大敵の心構えで商談に勝つ

予想通りの展開
張飛、劉備に断酒を誓う
意外な落とし穴
張飛の慢心
心の中に棲んでいる油断

25不遇を乗り越え商談に勝つ

左遷人事
劉備の「髀肉の嘆」
逆境を嘆く
劉備、将来を展望する
逆境を糧にする

26人の意見に耳を傾け商談に勝つ

得意先からの相談
[官渡の戦い]許攸、袁紹に献策する
顧客に嫌われる上司
袁紹、許攸の進言に耳を傾けず
人の話を聞かないことの代償


第5章 チーム営業を展開する

27総合力で商談に勝つ

自分が納得できる仕事
[五丈原の戦い]孔明の欠点
仕事の優先順位
楊、孔明を諭す
仲間への感謝

28規律をただして商談に勝つ

自由奔放な営業
馬謖の「机上の空論」
不正取引の発覚
孔明、泣いて馬謖を斬る
自由と規律

29人材を活用して商談に勝つ

プロジェクト・チームの発足
孫権、甘寧を登用する
人を信頼できるか
孫権、忠の大義を説く
人材を登用し融和を図る

30信念を貫いて商談に勝つ

大型プロジェクト
[夷陵の戦い]陸遜、大都督に抜擢される
つぎはぎの提案書で失注する
陸遜、動く
プロジェクト・マネジャーの役割


あとがき

参考文献



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著者

八幡紕芦史(やはた・ひろし)
経営コンサルタント、アクセス・ビジネス・コンサルティング株式会社代表取締役
NPO法人国際プレゼンテーション協会理事長
三国志学会会員
1971年、社会人教育のための教育機関を設立し、企業・団体の人材育成に携わる。さまざまな企業・団体・大学などで、ビジネス・プロフェッショナルとして必要なリテラシーの支援、開発、養成、助言、指導などを行う。また、コミュニケーションに関しての造詣が深く、日本におけるプレゼンテーション分野での先駆者として、その能力向上や啓蒙活動に寄与。主な専門分野は、変革のリーダーシップ、戦略的思考技術、構造化思考技術、多様性のマネジメント、プレゼンテーション技術、会議の技術、異文化間マネジメント、交渉/折衝技術、など。主な著書に、『「売り込まない」営業の技術』『戦略的プレゼンテーション技術』(以上、ダイヤモンド社)、『人はなぜオバマに魅せられるのか?』『ひと言で決める仕事術』『[図解]会議の技術』(以上、PHP研究所)、『[新版]パーフェクト・プレゼンテーション』『マネジメント・リーダー』(以上、生産性出版)。

ビジネス理論研究会(通称BIZ研)
2002年、企業内研修で八幡紕芦史の指導を受けたメンバーが自主活動として発足。
これまで、さまざまなビジネス理論やツールの研究および実ビジネスでの活用を通した評価・検証、ニュービジネス創出、地域活性化、経営者研究と教訓の抽出などの活動を行ってきた。
今回執筆に取り組んだメンバー(五十音順):浅見光昭、伊原彰人、川上卓三、肥沼憲、須賀重之、鈴木浩、中川洋、平賀剛、村松昇、(故)佐藤浩志

[BIZ研ミッション]
メンバーに、ビジネス理論やデリバリ技術を習得する場を提供し、ビジネスマンとしての総合力向上に貢献する。さらに人間的な成長を促進する活動を提供し、メンバーの人間形成に貢献する。また、実践活動を通して社会に貢献する。

[BIZ研ビジョン]
向上心のある有志が集まり、ビジネスにおける成功者を目指して、ビジネス理論の習得と実践に真剣に取り組む研究会。そして、その実践的な活動により社会の人々に貢献し、自他ともに認める誇り高き研究会になる。その結果、会員自身が価値の高い人間となっている。

〈連絡先〉
アクセス・ビジネス・コンサルティング株式会社
TEL:03-3479-3531 FAX:03-3479-6670
E-mail:info@access-biz-consulting.com
E-mail:biz-ken@access-biz-consulting.com
URL:http://www.access-biz-consulting.com/


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